テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
亡霊@男子化
1,402
コメント
3件
え、ちょっと待って待って待って!!😭✨ 最後まで読んだんだけどマジで泣いた……灯理の選択も想いも全部重すぎて胸が苦しいよ〜…💔 でも小雪が自分の力で立ち上がって医者になる決意をする流れ、本当に尊すぎる…!2人のマーガレットのキーホルダーがずっと光を灯し続けてる描写がもう…。もなさん素敵な作品ありがとうございます!次回作も楽しみにしてるよ🌸💕
もな
もな
もな
もな
夢の中
灯理
小雪
夢の中の私は、不思議なくらいに笑える
現実の私と違って夢の世界では本当の自分でいられる
夢の世界にいる灯理は誰なのか、どうして私の夢の中にいるのかは分からない
でも、眠りにつくと彼はいつもここにいて優しい笑顔を見せてくれた
小雪
灯理
灯理
小雪
灯理
小雪
小雪
小雪
目を開けるとそこはいつも通り私の部屋だった
窓の外からは冷たくて白い雪が降っていた
あのキラキラした世界と灯理はどこにもいない
小雪
小雪
小雪
頭の中に、教室でザワザワした声と笑い声がフラッシュバックする
小雪
小雪
小雪
🌨️の母
小雪
🌨️の母
小雪
🌨️の母
小雪
本当は学校に行くのが怖い
いじめられてる、助けてほしいって言いたい
でも私の喉はぎゅっと縮こまって、言いたい言葉が言えない
🌨️の母
🌨️の母
冷たく言い放ち、机の上に無造作にコンビニの菓子パンが1つ置かれた
🌨️の母
小雪
小雪
小雪
小雪
小雪
私の瞳から涙がポロポロとこぼれる
小雪
目を閉じればいつでも待ってくれるあの温かい灯理のところへ
ずっとあそこで逃げていたい
しばらく経ち、また夜になり夢の世界に入る
そしていつも通り灯理がいた
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
灯理
灯理
全てお見通しだった
小雪
灯理
小雪
灯理
たくさんの涙がこぼれ、落ち着くまで灯理の腕の中で泣き続けた
灯理
小雪
小雪
小雪
小雪
全て話し、また涙をこぼす
灯理
小雪の頭にそっと手を添える仕草をする
灯理
小雪
灯理
灯理
小雪
灯理
灯理
灯理
灯理の言葉に背中を押された次の日
数週間ぶりに学校に来た
小雪
小雪
小雪
靴箱の中は大量の手紙があった
内容は見なくても分かる
小雪
クラスメイト
いじめっ子
いじめっ子達の冷たい視線とクラスメイトがいじめっ子に怯える視線
心臓が割れそうなくらい、バクバクと私の耳に聞こえる
小雪
小雪
私はカバンを握りしめたまま、逃げるように教室を飛び出した
小雪
小雪
小雪
涙で視界がぼやける中、抱きしめていたカバンからポロッと何かが落ちた
古びて少し汚れたマーガレットのキーホルダーだった
小雪
お母さんにゴミになるから捨てるよう言われたが、ずっとカバンの奥に隠しておいたお守りだった
どこで手に入れたのか、誰から貰ったのかも思い出せないマーガレットの形のキーホルダーだ
その時個室の窓から小さな光がキーホルダーを照らした
灯理
灯理
小雪
灯理の言葉を思い出し、不思議と震えが止まった
私の心の中には、灯理の温かい灯火がある
小雪
いじめっ子
いじめっ子はすぐに近づいて私の肩にガシッと手を置いた
いじめっ子
パシッ!!
いじめっ子の手を強く振り払う
いじめっ子
小雪
いじめっ子
小雪
教室が一瞬で静まり返る
いじめっ子は見たことないくらい目を見開いてびっくりしていた
小雪
小雪
小雪
その日から私はいじめっ子にいじめられそうになってもすぐにやめてと言うようにした
びっくりはするもやめてはくれない
小雪
小雪
小雪
先生
小雪
先生
先生
小雪
先生
先生
小雪
小雪
その日を境に教室の空気はガラリと変わった
先生がすぐに動き、いじめっ子達は私に近づくことが無くなった
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
小雪
クラスのみんなから『勇気あるね』と褒められることが増え、少しずつ友達が出来た
いじめっ子達なら嫌な目で見られることもあるが、もう気にしない
全て、あの夢の中で私の背中を押してくれた希望の灯理のおかげだ
小雪
灯理
灯理
小雪
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
灯理
灯理
灯理
灯理
小雪
その日から私は、放課後や休みの日になる度、外を出て灯理を探し続けた
だけど、どこを探しても見つからなかった
小雪
街の人
小雪
街の人
小雪
小雪
灯理
小雪
小雪
灯理
灯理
小雪
気がつけばかくれんぼが始まってから、1ヶ月が経っていた
1ヶ月経っても灯理を見つけることが出来なかった
小雪
そう言うと彼は寂しそうな笑顔になった
灯理
小雪
小雪
頭ではそんな場所に心当たりは無かった
それなのに、私の体は何故か行くべき場所を全て理解していた
小雪
足が勝手に動き出し、街外れにある森の中へ一歩ずつ歩み出す
草木をかき分けた先は、今にも崩れそうな小さめな木造の小屋だった
懐かしいような、苦しいような、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚がする中、ゆっくりとドアを開けた
小雪
開けた瞬間、異臭とともに私の心臓音が耳に聞こえる
小雪
小屋の奥に、壁に寄りかかるような人影があった
近づくとそれは、ボロボロの衣服を着た、冷たくて白い───
白骨死体だった
小雪
あまりの恐怖に頭が真っ白になり、腰を抜かして倒れてしまった
ガタガタと震え呼吸がまともではなくなる
小雪
白骨死体の近くにぽつんと落ちていたものに目が留まった
小雪
カバンの奥にある自分のお守りと全く同じものだった
拾い上げると白骨死体の目の前でうっすらと半透明の彼が現れた
灯理
小雪
小雪
小雪
小雪
小雪
恐る恐る白骨に触れると私の中に彼がずっと胸に秘めていた記憶が流れ込んできた
数年前
灯理がまだ7歳の頃
灯理
灯理
小雪
涙がこぼれそうになった時4歳の女の子が来た
灯理
小雪
灯理
2人はキーホルダーを探し続けた
小雪
灯理
小雪
その時の太陽の光を浴びる笑顔に俺は一瞬で恋に落ちた
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
小雪
灯理
小雪
灯理
その日からこの森で毎日遊んだ
秘密基地も作ったりした
小雪
灯理
小雪
そんな毎日が俺にとって幸せだった
だがそんな幸せは続かなかった
小雪
灯理
小雪
灯理
小雪
灯理
灯理
小雪
灯理
小雪
小学校が離れ、しばらく会えなくなってしまった
数年後俺は高校生になった頃
俺は小雪の近くの高校に入学した
だが噂で小雪は不登校になったと知った
家の場所を知らない俺は唯一繋がったメールを使った
灯理
灯理
俺はメールを送り、小雪の返事を、小雪が来るまでずっと秘密基地で待ち続けた
灯理
灯理
元々俺は体が弱く激しい喘息持ちだった
小屋の中で発作が起き、どんどん息が苦しくなる
灯理
灯理
俺は携帯を握りしめ、小雪が来るのを息を引き取る瞬間まで待ち続けた──
そして現在
小雪
小雪
小雪
白骨した灯理の前で私は泣き崩れた
灯理
灯理
彼はしゃがみこみ、私の顔が見えるように見つめる
灯理
灯理
灯理
灯理
小雪
小雪
小雪
必死に灯理の体を抱きしめようとしたがすり抜けてしまった
小雪
彼の体はだんだんと透明になり、足元から消えていく
灯理
灯理
灯理
灯理
小雪
優しく微笑む彼の瞳から大粒の透明な涙がこぼれそうになる
灯理
小雪
灯理の目から涙がひとすじ頬を伝って落ちていく
小雪
小雪
涙は止まらないが、灯理の最後の願いを叶えるために私は必死に笑った
灯理
灯理
2人同時に涙をこぼしながら───
小雪
灯理
優しく微笑み、お互いの涙が重なり合い灯理は完全に消滅した
小雪
小雪
ポロポロと涙がこぼれ、床にぽつんと残された2つのお揃いのマーガレットのキーホルダーに落ちた
太陽の光に反射し、2つのキーホルダーは温かいオレンジ色に光り出す
小雪
小雪
小雪
小雪
小雪
小雪
小雪
2つのキーホルダーを握りしめ、私は前を向いて家に帰った
あれから猛勉強を重ねて数年
私は立派な白衣を身にまとったお医者さんになった
何度も挫けそうになったが、マーガレットのキーホルダーで私は何度も立ち上がった
小雪
小雪
小雪
カバンで揺れる2つの古びたマーガレットのキーホルダーを見る
傷だらけになってしまった2人だけの宝物
だけど、窓から差し込む暖かい光を浴びて、今でも灯火みたいにキラキラと輝いている
小雪
小雪
終わり
もな
もな
もな
もな
もな