この作品はいかがでしたか?
1,706
この作品はいかがでしたか?
1,706
青
桃
黄
赤
翌日
僕は桃くんのとこで頭がいっぱいで寝れなかった
そして昼休み赤くんにほっぺたをつつかれて我に返った
ずっと桃くんを見ていたらしい...
確かに朝から昨日のお詫びとして買ってきたお菓子をあげるタイミング...
伺ってはいたけどさ...
別にずっと見てたってわけじゃ...
まぁ、自然と見ちゃってたのか...
青
青
青
青
赤
赤
青
赤
身を乗り出して聞いてくるから僕は昨日の事件も含めて言った
最初は相槌を打ってくれていたけれど、段々と疑うような表情になっていた
そして、いきなりの爆弾発言を落としてきた
赤
赤
青
僕は思わず飲んでたお茶でむせてしまった
そんなことあるわけが無い、
天と地がひっくり返ってもありえない
赤
赤
赤
青
僕は次の移動教室の荷物を持ち教室を飛び出した
指定の教室に駆け込むと、桃くんがちょうど座ろうとしているところだった
教室には少しずつ人が集まってきていた
僕は桃くんの隣の席を取られまいと先に教科書を机に置いて席を取った
青
桃
桃くんは一瞬目を泳がせたが
僕が座る予定の席の椅子をゆっくり引いて
どうぞ、といつも通りの表情で言った
青
青
青
青
青
僕は恐る恐るポケットから昨日買ったお菓子を取り出した
僕が最近ハマっている、溶けないタイプのチョコレート
桃くんは一瞬驚いた表情を見せてから、ちょっとだけ笑ってくれた
桃
青
なんだか急に照れくさくなってしまい、赤くんが言っていた言葉が蘇る
『青ちゃんのこと好きなんじゃないの?』その言葉のせいで鼓動が早くなる
いや、そんなことはありえない...
だって僕、恋愛とか無縁だし、尊敬してた人が急に身近な人になって
余計に意識してしまう...
そう思っているとチャイムがなり授業が始まった
放課後
赤
赤
青
青
分かれ道で突然赤くんが笑顔で提案してきた誘いを断った
だって、服とかそんな興味無いし
今日雨降りそうだし...
雨の日は古本屋に行くことが好きだし...
赤くんは呆れた目で僕を見てきたけれど
僕は目を逸らして苦笑いをする
青
赤
青
赤
青
青
赤くんの背中に向かって叫ぶと赤くんは満面の笑みで
赤
と言って歩いていった
"幻滅"
かなり心に刺さる言葉だった
でも、興味がないのだから仕方ない...
桃くんは別に僕のことなんか好きでは無いだろう
ちょっと舞い上がってしまったのは事実だけれど...
今日...隣に座った時、桃くんは困ったような顔をした
それが僕は苦しかったなと感じながらいつも足を運んでいる古本屋に向かった
全て縦に整列した本棚にたくさんの小説や漫画が詰まっている
やっぱり雨の日の古本屋が1番
そう思いながら僕は漫画コーナーへと向かう
青
青
青
青
桃
青
青
そう思った途端桃くんはハッと何かに気づいたように顔を上げて
読んでいた本を持ってレジに行ってしまった
青
青
青
そう考えていると桃くんは大事そうに本を抱えて店を出ていってしまった
青
青
僕は不思議に思い良くないと思いながらも桃くんがいた本棚まで行く
桃くんが取ったと思われる抜かれた本の場所を確認した
青
青
青
青
青
僕は結局その後も漫画コーナーに戻って立ち読みをしようとしたが
桃くんのことが頭から離れなくなり、漫画に集中することが出来なかった
だから僕は家に帰ることにした
青
青
青
青
青
青
青
コメント
1件
ヽ(*ᐛ*)ノサイコウ!!