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流星side
桜の花も散って...少し暑さを増してきた頃。
僕ら警察初任たちは
会議室へと集められていた。
謙杜
恭平
道枝
僕と一緒にいるのは、警察学校時代からの同期。 謙杜、恭平、道枝(通称みっちー)
僕たち4人は今年の4月に警察学校を卒業し、 3ヶ月の交番研修が終わったところ。 そして今日から警視庁本部へ配属が決まり... これから部署ごとに任務の研修を行うことになっていた。
僕もその中の1人。 小さい頃から警察官へ憧れて、努力を重ねてきた。 昔から勉強もそこそこ出来て、一切妥協は許さない。
中、高もいつもトップで警察学校も出席で卒業。
そんな僕が目指すのは公安警察。 エリート中のエリート。
だから、悪いけど。 こんなところでずっと仲間と新米扱いなんて... そんなの耐えられない。
早く昇給して、いろんな事件を担当して解決して。
僕は...トップを目指すんだ。
正直みんなと仲良く同じペースで仕事なんてしていられない。
そして今日会議室へと呼ばれ 指導者と対面をする。
僕を指導してくれる人は どんな人だろう。
キャリアも実力もトップの人だといいな。
ガチャ...
指導官
指導官
道枝
謙杜
指導官
恭平
指導官
流星
刑事課か。 という事はいつも誰かと一緒に仕事をしなければならない。 面倒な人間関係は嫌だったのに。
...。 ま、元々公安希望とキャリアプランに書いておいたから、 刑事課なのは妥当なのかな。
指導官
目の前に並ぶ3人の指導者たち。
左の人は...ニコニコして優しそうな雰囲気。 如何にもお巡りさん。でも根は曲げなさそう。
真ん中の人は...規律に厳しそうな感じ。 礼儀を大切にしてそう。
そして僕の前の人...。 えっ、寝起き? ほわほわしてやる気が感じられない。
まさかこの人じゃないよね。
...。
そんな事を思いながらも。
ここから僕のバディとしての日々が始まっていくのだった。