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はじまりは、何も知らない
ただただ純粋な初恋からだった
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篝月 雷火
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「雷火くん、とーじょー!!」
そんな風に颯爽と現れた君は、
頭に舞った花びらを付けて、私に笑いかけた
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朝霧 灯桜
篝月 雷火
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無邪気に笑う雷火くん
私もつられて笑を零してしまう
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そんな私をじーっと見つめる雷火くん
なんだろう、と首を傾げれば
雷火くんは真っ直ぐ私に言う
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篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
朝霧 灯桜
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唐突に放たれた"好き"という言葉に 戸惑ってしまうが、
私はひとつ深呼吸をして、
雷火くんに言葉を投げた
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朝霧 灯桜
篝月 雷火
篝月 雷火
朝霧 灯桜
朝霧 灯桜
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色んな女の子落としてるんだろうなぁ
一人言みたいに呟きながら、 作りかけの花冠に薄いピンクの花を編みかける
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篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
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さぁあ、と暖かい風が私と雷火くんの髪を揺らす
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篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
篝月 雷火
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ううーん、と悩む雷火くん
そんな雷火くんとは裏腹に、
私の中での気持ちは幸せな気持ちで満たされていた。
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朝霧 灯桜
篝月 雷火
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「灯桜のことが好きだ」
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幼い頃に言われたその言葉がどれだけ嬉しくて、
どれだけ私の中を掻き回しただろうか。
今じゃその言葉は、
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"呪い"のように私に絡みついてくる
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