由那
圭太くん!
由那
ずっと前から好きでした!!
由那
付き合ってください!!
圭太
いいよ
圭太
俺も好き
凛
おはよー、今日も早いね
友香
おはよう
凛
はあ…今日も圭太くんかっこいい…
友香
今日も言ってるのね
凛が眼差しを向ける相手は、 学年1、いや、学校1と言っても 過言ではないくらいのイケメンだ。
海斗
はよー
凛
おお海斗!おはよう!
友香
あ、海斗くん!!
友香
おはよう…
私はこの海斗くんのことがすきだ。
困っている私を助けてくれたことがある。
その瞬間、私はすきになってしまった。
今日もいい気分だ。
この世は所詮、顔が重視される。
今まで簡単に生きてきた顔がいい俺だから、つくづく思う。
街を歩けば噂され、学校内ではモテる。
なんていい世の中だ。
由那
圭太くんおはよう
圭太
おはよう
俺には今まで、人を本気で好きになった経験が少ない。
いや、無いと言ってもいいくらいだ。
しかし、由那は違う。
たった1人の、愛しい人だ。
海斗
えっ、お前、大場さんと付き合ってんの!?!?
圭太
あ、まあ…
クラス中がざわめく。
言うつもりはなかったのにな、こうなるから。
もう嫌。
なんなのおかしい。
どうせ顔なんだ。みんな。
凛
あーもうやだーー!!!
聞いてない。圭太くんと由那ちゃんが?
あの由那ちゃんには、勝てっこない。
あんなに可愛いのに、性格もいいなんて、まるで天使。いや女神か?
凛
もう無理だよーー、…
海斗
いやがち、聞いてねえわ…
圭太
ごめんごめん。
圭太
何も言ってなかった
圭太
まさか由那が俺のこと好きだとは思ってなくて
圭太
俺、確信するまで周りに言えないタイプなんだよ
海斗
知らねえよそんなの…😭
圭太
何お前、その不貞腐れてるみたいな声
圭太
俺が離れるのが嫌なのかー?
海斗
ばかじゃね、
海斗
そんなんじゃねえよ
俺は大場さんが好きなの!なんて言えるはずもないからね、
嬉しくて死んじゃいそう。
私、ついに圭太くんの彼女なんだ…
やばい、どうしよう。 嬉しすぎる。
由那
♬~♪~