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家に着く直前、スマホが振動した
木崎 陽菜
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風見 悠真
風見 悠真
木崎 陽菜
風見 悠真
木崎 陽菜
風見 悠真
木崎 陽菜
木崎 陽菜
風見 悠真
木崎 陽菜
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
木崎 陽菜
風見 悠真
スマホをポケットにしまい、家に入った
母がリビングで洗濯物を畳んでいた
風見 悠真
風見 悠真
母
母
レシートを母に渡し、牛乳の金額分を 貰った
母
風見 悠真
風見 悠真
母
母
風見 悠真
母
母
風見 悠真
母
母
風見 悠真
昼12時、〇▲タワーの入り口前で 待ち合わせ
悠真は少し早めに家を出て、バスで 市街地へ向かった
バスの中では窓の外を眺めながら、 先程の通知のことを考えていた
ウーーッ!ウーーッ!
バスが停留所に着き、悠真は降りて タワーへ向かった
遠くから見ても、〇▲タワーは その高さで目を引く
ガラス張りの近代的なビルで、展望台 からは市街地や海まで一望できる
入口の広場には、人で溢れていた
風見 悠真
噴水の周りで写真を撮る人達を横目にして、待っていると・・
陽菜が手を振って駆け寄ってきた
木崎 陽菜
風見 悠真
木崎 陽菜
風見 悠真
木崎 陽菜
木崎 陽菜
陽菜が指差す方向に、蓮が自転車で やってくるのが見えた
神崎 蓮
風見 悠真
風見 悠真
神崎 蓮
そこへ、蒼が歩いてくる
木下 蒼
風見 悠真
木崎 陽菜
まずは、エレベーターで■階の 展望台へ向かった
エレベーターのガラス窓から、 だんだん高くなる景色が見える
風見 悠真
あー高ぇー
神崎 蓮
木下 蒼
風見 悠真
木崎 陽菜
木崎 陽菜
神崎 蓮
木下 蒼
風見 悠真
風見 悠真
木下 蒼
木下 蒼
風見 悠真
木崎 陽菜
木崎 陽菜
木下 蒼
エレベーターが■階に到着し、 扉が開く
展望台は広々として、360度 パノラマビューが広がっていた
ガラス張りの壁の向こうに、街並みや海、富士山まで見える
蓮はコイン式望遠鏡を使用していた
木崎 陽菜
神崎 蓮
風見 悠真
悠真は一歩引いて、2人の楽しそうな 姿を眺めていた
こんな平和な時間が ずっと続けばいいのに
ふと、今朝の能力者2名が死んだ通知が胸に重くのしかかった
風見 悠真
木下 蒼
風見 悠真
風見 悠真
木下 蒼
木下 蒼
風見 悠真
風見 悠真
下の階にあるゲームコーナーで 一通り遊んだ後・・
ファストフード店で昼食を 摂ることにした
テーブルに座って待っていると、 注文した品が運ばれてきた
いつもとは違って、ドリンクに コーヒーを注文してみた
意外にもコーヒーの苦味が、緊張した 心を少し和らげてくれた
〇▲タワーの△階、 ショッピングフロア
お店の中にはテラス式で外を眺めることが出来る店がある
木崎 陽菜
木下 蒼
木崎 陽菜
神崎 蓮
悠真は3人から離れて周辺を 見回っていた
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
そんな風に軽口を思い浮かべながら、 雑貨店の前に立ち止まった
モクモク モクモク
次の瞬間フロアにサイレンが鳴り響き、館内放送がガンガン流れた
館内放送
館内放送
館内放送
ザワザワザワザワ ザワザワザワザワ
ざわつく人々、誘導する警備員と スタッフ、子供を抱きかかえる親・・
一気に空気が変わる
風見 悠真
周囲を見渡すと、非常階段へ 向かう人の列が出来ていた
木崎 陽菜
風見 悠真
神崎 蓮
木下 蒼
4人は足早に動き始める
館内スタッフ
館内スタッフ
館内スタッフ
煙はまだ来てないように思われるが、 空気にほんのり焦げ臭さが混ざり 始めているような気がする
大学生っぽい男
スーツの男
店員
母親A
フロアは既にパニック状態だ
館内スタッフ
拡声器を使った必死の誘導をするも、人々が殺到して進みが遅い
列と反対方向のエレベーターの隙間 から、薄い煙がモクモクと漂ってきた
木下 蒼
煙が流れ込み、視界がぼやけてきた
木崎 陽菜
風見 悠真
ゲホッ!!ゲホッ!!
人々は何かしらの物で鼻や口を覆い、 姿勢を低くした
後ろがどんな感じなのだろうと 気になり、悠真は振り向いた
そんな時だった…
遠くに小さな影があるのを発見
風見 悠真
膝をかかえているように見える
だが、すぐに煙が邪魔をしてきた
周りがスローモーションに見えた
音も動きも何もかも…
皆、前だけをみてる
俺だけが
気付いてる
駄目だ
置いていけねえ!
風見 悠真
神崎 蓮
木下 蒼
木崎 陽菜
列を抜け出し、走った
風見 悠真
タッタッタッ!
ゲホッ
風見 悠真
子供
年齢は5歳くらい、青いTシャツに ショートパンツを着ており・・
涙目で震えており、煙で咳き込んで 顔が真っ赤だ
風見 悠真
風見 悠真
悠真は子供を抱きかかえ、腕で ガッチリと固定する
悠真は子供の鼻と口に何も覆っている ものがなかったので、自分のハンカチ を渡した
風見 悠真
あ"ぁ目が痛い
煙が濃くなってきて、目が チカチカしてくる
クソックソッ!!
死ぬ…
どっちか分かんねえよ!!
どうする?
風見 悠真
足を止めたその時、左側が少し明るい ことに気づいた
風見 悠真
風見 悠真
ぷはぁ!
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
咳、嗚咽が止め処なく出てくるが、 呼吸を整えていくうちに徐々に 収まってきた
周りを見ると、黒い煙が上へと上がっているのが複数見える
塀から下を見下ろすと、赤い光に 消防車とたくさんの人が見えた
風見 悠真
子供
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
りょう
風見 悠真
風見 悠真
再び悠真は"りょう"を胸に抱きかかえた
風見 悠真
りょう
風見 悠真
風見 悠真
りょう
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
風見 悠真
りょう
目を閉じ、一呼吸
アクロバットだから、いける
2人の体が宙に飛び出した
りょう
怖いのは
俺も一緒だからな!
あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ" あ" ! !
絶対に離さないよう"りょう"を 強く抱きしめる
風が耳元で唸る
風見 悠真
足を空気を蹴るように動かすと、 体がふっと浮き、落下が緩んだ
風見 悠真
フワァリ
風見 悠真
風見 悠真
りょう
風見 悠真
りょう
風見 悠真