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輝星は、ゆっくり立ち上がった。

ーガッッー

敦也は、立ち上がった輝星の胸を、両手で強く押して壁に叩き付けた。

輝星(らいと)

あっ…てっ

四 敦也(あずま あつや)

てめェ…体の傷は、手当をすりゃ治るが

四 敦也(あずま あつや)

心に受けた傷ってのは治らねェ…

四 敦也(あずま あつや)

傷を受けた本人は、忘れられねェ…

四 敦也(あずま あつや)

それ分かってんのか??

輝星(らいと)

じ、冗談の…つもり…だっ…た

輝星が、苦しそうに話す。

四 敦也(あずま あつや)

冗談???

四 敦也(あずま あつや)

マジで言ってんの?

四 敦也(あずま あつや)

てめェ…いい加減にしとけよ!?

輝星(らいと)

は…ぁッ…ご…めん…

四 敦也(あずま あつや)

謝るんだったら、竜也に謝れよ!!

輝星(らいと)

ご…ごめっ…ハァ…胸の…手ぇ…離し…て

四 敦也(あずま あつや)

嫌だ!!ったら、どうすんよ!

輝星(らいと)

離して…くだ…さぃ…

だんだんと、輝星の顔色が悪くなっていく。

四 敦也(あずま あつや)

仕方ねェな…

敦也は、押し付けていた手を離した。

輝星(らいと)

ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…

輝星はその場に座り込んでしまった。

四 敦也(あずま あつや)

あんまり人を虐めんなよ…

四 敦也(あずま あつや)

だから宙から使われんだよ…

輝星(らいと)

僕が宙に使われる?

輝星(らいと)

なんでそんなこと言うんだぁ!

四 敦也(あずま あつや)

まんまじゃん!

四 敦也(あずま あつや)

お前に、宙の言うことなら逆らわねェよな?

輝星(らいと)

まぁ…そうだけど…

四 敦也(あずま あつや)

俺が竜也を追い出すつぅ~話も

四 敦也(あずま あつや)

宙から竜也に言うように

四 敦也(あずま あつや)

脅迫されたんじゃねェの?

輝星(らいと)

脅迫はされてねぇ!

輝星(らいと)

宙から、聞いたまんまを伝えただけだ!

四 敦也(あずま あつや)

お前バカか?

四 敦也(あずま あつや)

俺が竜也を追い出すわけねェだろ?

四 敦也(あずま あつや)

見てて気付かねェの?

輝星(らいと)

そ、そんなの知らないよ!

四 敦也(あずま あつや)

宙のパシリ…金魚のフン…

四 敦也(あずま あつや)

お前、そのうち宙にボロボロにされるぞ?

輝星(らいと)

いいんだ…それでもいいんだ僕は…

輝星(らいと)

宙のことが好きだから…

四 敦也(あずま あつや)

どうなっても知らねェからな?

輝星(らいと)

・・・

四 敦也(あずま あつや)

宙の良い話って聞くか?

輝星(らいと)

悪い話ばっかりだよ…

四 敦也(あずま あつや)

だろ?

四 敦也(あずま あつや)

宙はそんな奴だ…

四 敦也(あずま あつや)

悪いことは言わねェ…

四 敦也(あずま あつや)

早くアイツから切れろ…

四 敦也(あずま あつや)

じゃあな…

敦也は、そのまま校庭の方へ歩いて行った。

一人残された輝星。

輝星は考えた。

何故、宙と仲が良いのか。

何故、宙とつるんでるのか。

寮長でもある輝星の親父が、亡くなった宙の母親の知り合いの関係で、輝星の家に宙が転がり込んだ。

その頃から、輝星中心で動いていた家庭が、宙中心に動くようになった。

亡くなった宙の母親と、自分の父親がどのような関係かは知らされないまま・・・。

宙との生活が続き、最終的に宙の子分のような扱いを回りから受けた輝星。

そして宙は、学年一の悪ガキになった。

父親も次第に傲慢になり、その生活に疲れ果てた母親は家を出ていき、生活は荒れていった。

輝星(らいと)

宙が来てから、生活が荒れたんだ…

輝星(らいと)

宙が来なきゃ、ママは出て行かなかった!

それから輝星は、学校を休んだ。

父親が学校に引っ張って連れて行くが、途中で帰って来てしまう。

そして、最後には自室から出てこなくなった。

四 竜也(あずま たつや)

輝星君、学校に来なくなったんだってね?

隣の席の敦也に、耳打ちした。

四 敦也(あずま あつや)

ん~?そうみてェだな…

四 敦也(あずま あつや)

でも、俺には関係ねェし…

四 竜也(あずま たつや)

敦って、意外と冷たいんだね?

四 敦也(あずま あつや)

マジ、関係ねェもんよ…

四 敦也(あずま あつや)

竜が休んだら、心配すっけどな!

四 敦也(あずま あつや)

(ニヤリ)

四 竜也(あずま たつや)

もうっ!

四 竜也(あずま たつや)

そんな恥ずかしいこと言わないでよ!

四 敦也(あずま あつや)

照れんなって!

四 敦也(あずま あつや)

こっちまで、照れんだろ?

四 竜也(あずま たつや)

敦が、変なこと言うからだよ~

四 敦也(あずま あつや)

竜はさ?なんつーか…

四 敦也(あずま あつや)

友達ってより、弟のような感じなんだよな~

四 竜也(あずま たつや)

僕が敦の弟?

四 敦也(あずま あつや)

そんな気がするだけだ…

四 敦也(あずま あつや)

暗ェ顔してっと心配だし…

四 敦也(あずま あつや)

んん~上手く説明できねェ…

四 竜也(あずま たつや)

敦がお兄さんだったら嬉しい…

四 竜也(あずま たつや)

(ニコッ)

ー敦也の自宅ー

敦也の母親の冬桜子が、写真の整理をしていた。

四 敦也(あずま あつや)

母さん、あのさァ~

冬桜子(とおこ)

えっ・・・?

冬桜子(とおこ)

な、何?

冬桜子は、敦也に突然声を掛けられて、持ってた写真を箱に入れた。

四 敦也(あずま あつや)

それ何?

冬桜子(とおこ)

何って?

四 敦也(あずま あつや)

その箱だよ!

冬桜子(とおこ)

冬桜子(とおこ)

あ~…写真が入ってるの…

四 敦也(あずま あつや)

なんの写真?

冬桜子(とおこ)

なんのって…

冬桜子(とおこ)

お父さんとお付き合いしてた頃の写真よ~

四 敦也(あずま あつや)

なァんだ~

四 敦也(あずま あつや)

親父とのラブラブ写真かよ…

冬桜子(とおこ)

そうよ~

冬桜子(とおこ)

ラブラブな写真~

冬桜子(とおこ)

敦也は、見ないでしょ?

四 敦也(あずま あつや)

見る気も起きねェよ…

敦也はそう言うと、2階へ戻っていった。

冬桜子(とおこ)

ふぅ~…

冬桜子は胸を撫で下ろし、再び箱の中から古い写真を取り出した。

冬桜子(とおこ)

ーその古い写真にはー

ー赤ちゃんが2人ー

ー写っていたー

ーさてこの後の展開はー

ーこの写真の赤ちゃんは!?ー

ー誰なのかー

~4話へ続く~

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