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凛蘭🎲🍣🥂
⚠ATTENTION⚠
・印巴(インド×パキスタン) ・BL ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
夜は静かすぎて、余計なことばかり考えてしまう。
机に広げた書類に目を落としながら、インドは小さく息をついた。
本当は、とっくに終わっている。 けれど、部屋に戻る気になれない。
――戻れば、きっと思い出す。
昼間の、あの一瞬を。
インド
ぽつりと零した声は、自分でも驚くほど柔らかかった。
パキスタンは、何も知らない顔で笑う。
距離も、過去も、全部なかったことにするみたいに。
それが、腹立たしい。
……いや、違う。
インド
否定しながら、インドは目を閉じた。
あの時、ほんの一瞬。 すぐそばにいた距離。触れられそうなほど近くて――
何もできなかった。
伸ばしかけた手を、止めたのは自分だ。
インド
言い訳みたいに呟く。
それが正しいことだと、分かっているから。 間違えるわけにはいかないと、理解しているから。
けれど。
インド
無防備に笑うな。 何も知らないまま、近づいてくるな。
知らないくせに。
こっちが、どれだけ――
インド
思考を断ち切るように、インドはペンを置いた。
馬鹿らしい。 こんなことを考えても、何も変わらない。
変えられない。
インド
その言葉だけが、やけに重く口の中に残る。
言えるわけがない。
言った瞬間、全部が壊れる。
今の関係すら、なくなるかもしれない。
だから――
インド
そう言い聞かせるように、もう一度呟いた。
その時だった。
コン、コン。 控えめなノックの音。
インド
分かっているくせに、そう尋ねる。
パキスタン
扉の向こうから聞こえた声に、心臓が一瞬だけ跳ねた。
――来るなよ、と思うのに。
同時に、来てほしいとも思ってしまう。
インド
できるだけ平静を装って返す。
扉が少しだけ開いて、パキスタンが顔を覗かせた。
パキスタン
インド
冷たく言い放つ。 けれど、完全には閉めさせないように、無意識に視線で引き止めている。
パキスタンは気づかないまま、少しだけ笑った。
パキスタン
インド
即答する。 だが、次の言葉は続かなかった。
パキスタン
あまりにも自然に言われて、反応が遅れる。
インド
パキスタン
あっさり引くその態度に、なぜか胸がざわついた。
引き止めたい。
けれど、その理由が言えない。
インド
気づけば、呼び止めていた。
パキスタンが振り返る。
パキスタン
その無防備な顔に、言葉が詰まる。
何を言うつもりだったのか、自分でも分からない。
ただ――
インド
結局、それしか言えなかった。
一瞬だけ、間が空く。 それでもパキスタンは、特に気にした様子もなく頷いた。
パキスタン
インド
扉が閉まる。 静寂が戻る。
インド
さっきよりもずっと小さな声で、インドは呟いた。
好きだなんて。
そんな言葉――
言えるわけがないのに。
…THE END
⚠リクエストは締め切りました
印巴でした!🇮🇳🇵🇰
休日なのでいっぱい小説書いて、いっぱい投稿しようと思います。 (通知がうるさくならない程度に…)
では、リクエストありがとうございました!✨
コメント
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