美優
放課後。 中学1年生の川上美優は、 ひとり図書館へ向かっていた。
美優は小学生の頃からよく図書館に通っていた。
中学生になってからは、休日だけではなく、平日も通うようになった。
物語の中で、行ったことのない国を旅したり、いじわるな先生をやっつけるクラスのヒーローになったり。
美優にとって、本を読むのはいちばんの楽しみだった。
図書館にやってきた美優は、借りていた恋愛小説を返却すると、小説コーナーを見た。
美優
ざっと目を通すが、読んでみたいと思うのは、だいたい借りたことのある物ばかりだ。
美優
美優は、普段は足を踏み入れない歴史や文化の本が置かれた棚へとむかった。
美優
アニメの影響で日本刀がブームで、クラスの女子の間でも話題になっている。
話を聞くうちに、美優も興味を持つようになった。
美優
美優は棚を確認しながら、本を探す。
美優
1冊の本が目に留まった。 その本は、背表紙にタイトルも作者の名前も書かれておらず、ただ青かった。
美優はなにげなく、手に取ってみた。 表紙にも、タイトルや作者の名前が書かれていない。
背表紙と同じように、ただ青かった。 美優は本のページをめくってみる。
途端に、顔をしかめた。
美優
中には、青い扉の写真が載っているだけだったのだ。
今日はここまでです! どうでしたか? 続きも出すのでお楽しみに✨
♥100で2話書きます! ♥いっぱい押してね!! では(∩´∀`∩)バィバィ!
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