次の日。
今日もいつもと変わらない朝がやってくる、
黄瀬川 流羽斗
という訳でもない。
今日は、流羽斗くん自らが挨拶をしてくれた。
ただ、あんな話を聞いた後だと、少し気まずくて、、
青星 心音
不格好な挨拶を返す。
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
彼にはすっかり見抜かれていたみたいで。
2人の間にドギマギした空気が流れた。
桃原 理美
赤村 凛犬
そんな空気を打ち消すかのように、2人が元気よくはいってきた。
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
なんか、
何かがおかしい。
君の笑顔が
まるでどこかから取って貼り付けたような笑顔だ。
僕の好きだった笑顔じゃ、、、
は?
好き?
すき?
僕が?流羽斗くんの笑顔が?
スキ?
青星 心音
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
黄瀬川 流羽斗
赤村 凛犬
青星 心音
桃原 理美
キーンコーンカーンコーン
青星 心音
桃原 理美
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
チャイムが鳴り、みんな個人の席に座る。
凛犬くんは僕の前の席だし、理美くんも斜め後ろだ。
そんなに寂しくはない。
流羽斗くんと隣だったらなぁ。
ん、、、?
何考えてんだろ…
青星 心音
赤村 凛犬
青星 心音
赤村 凛犬
ふ、深く考えない!
忘れよ忘れよ。
放課後。
やっと帰れるー!
今日は帰ったら何しよっかなー
そんな事を考えていると、向こうのほうから誰かの声が聞こえてきた。
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
声のする方に、流羽斗くんは飛び出していった。
バシャッ
黄瀬川 流羽斗
紫橙 七森
紫橙 実笑琉
紫橙 七森
あの2人は、 紫橙七森(しとうななもり)と 紫橙実笑琉(しとうじえる(ジェル))だ。
七森くんが水をかけられそうになったところを、流羽斗くんが入って庇った。
七森くんの代わりに流羽斗くんが水をかけられた。
一体どこまで優しいのだろうか。
自分には心に余裕がないくせに。
流羽斗くんだってたくさん傷ついているのに。
黄瀬川 流羽斗
彼はただ、ずっと黙っていた。
そう言って、いじめっ子たちがどこかに逃げていった。
流羽斗くんは、すごく心が暖かいんだろうな。
黄瀬川 流羽斗
紫橙 七森
紫橙 実笑琉
黄瀬川 流羽斗
こんな時でも恥ずかしがってる、、
可愛いなぁ…
紫橙 実笑琉
黄瀬川 流羽斗
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
紫橙 七森
なんか、
凛犬くんが流羽斗くんにハグしてるのやだ。
そういう事するのやめてほしいなぁ
……なんで?
桃原 理美
桃原 理美
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
可愛い……
は?僕なんかおかしいよ!
なんで⁉︎
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
黄瀬川 流羽斗
紫橙 実笑琉
黄瀬川 流羽斗
紫橙 七森
青星 心音
紫橙 実笑琉
紫橙 七森
黄瀬川 流羽斗
紫橙 実笑琉
紫橙 七森
紫橙 実笑琉
黄瀬川 流羽斗
桃原 理美
赤村 凛犬
桃原 理美
赤村 凛犬
桃原 理美
赤村 凛犬
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
青星 心音
黄瀬川 流羽斗
言い争いが収まったのはいいけど、
、、ん?
僕と?
流羽斗くんが?
2人で一緒に帰るの?
え
なんでだろう。
急に緊張してきた……
どうしてこんなに
2人きりという事がドキドキするのだろう。
黄瀬川 流羽斗
青星 心音
僕たちは、カバンを持って教室を出た。
後ろから誰かに見られているような気がした。
コメント
10件
ブクマ失礼します
フォロー&ブクマ失礼します。