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ーー夜ーー

ゾムさんが言うてた通りに

パーティーが始まった

皆がわいわいとしている

私はお酒を飲みながら

端で皆を見ていた

gr

エーミール

em

グルッペン…?

ぼやーっとしていたのか

目の前にグルッペンが 来ていることに気づけなかった

em

何か?

gr

ちょっと話を聞きたい

gr

いいか?

em

え、まぁ

gr

…単刀直入で申し訳ないが

gr

エミさんは誰かに暴行を受けているのか?

em

へ?

何で

グルッペンが知ってんの?

一瞬血の気が引いた

頭を巡らせる

段々

数秒もあれば整理がつく

そう

あの時 私は病室で ゾムさんに言ってしまったんだ。

迷惑なんに

gr

…ミさん?

gr

エミさんっ!

em

…は、あ

em

何でそんなこと?

頭がグルグルして グルッペンの言葉に気づかなかった

gr

…お前が倒れて病室に行ったとき

gr

お前は泣きじゃくりながら部下に殴られたと言っていたとゾムに聞いたからだ

私の言葉をゾムさんは 言ってしまったのか

てか

言わなきゃこんなことには

迷惑じゃないん?

泣きわめいて

殴られるなんて自分でどうにかしろ とか 思わないん?

思考回路がどんどんネガティブに なるのを感じる

そんな時

ふわっと温かいものが 私を包んだ

gr

…そう抱え込むなエーミール

gr

悩まなくてもええ

gr

1人じゃないんやぞ

gr

もれなく

gr

こんなにもメンバーがいる

gr

誰に頼っても

gr

迷惑じゃないから

gr

gr

お前が心配なんや

gr

だから

gr

頼む

gr

話してくれないか

gr

エミさん

体と頭を優しく手で抱きしめられて 私はグルッペンの胸に顔を当てていた

…グルッペンも優しいなぁ

本当は嫌なんちゃうか?

私の目からは大粒の涙が いくつも溢れ出ていた

em

…っグスッ

いつの間にこんなに涙腺が弱くなっていたのだろうか?

病室で泣いたあの日から

彼らに身を委ねてもいいって どこか感じちゃっていたのかも しれない

em

…っ

em

私の部隊…ではないんですけど

em

他の部隊の部下たちが

em

私をっ…殴ったり蹴ったりしてきて

em

複数人…っは

em

いたような気がします

gr

…ん、分かった

gr

すぐ

gr

取り調べして始末しよう

em

…そこまでするんですか?

gr

あぁ、勿論だ

gr

幹部を第1に私は愛してるからな

gr

これぐらいは行う

gr

話してくれてありがとな

gr

エミさん

zm

…それ、

zm

俺が始末してもええか?

またもや知らぬ間に現れるゾムさん

gr

あぁ、頼む

zm

りょーかい

それだけ話して またゾムさんは皆の所に走っていった

少し怖い表情をしていたのを 私は覚えている

gr

よし

gr

今日はエミさんの退院記念やぞ?

gr

主役が楽しまずにどうするんや?

グルッペンが立ち上がって こちらを見る

私も涙をごしっと手で拭く

gr

行こーぜ

gr

エミさん!笑

ニコッと笑って手をグルッペンが 差し出した

em

…はいっ!笑

私もニコッと自然に笑みが 溢れ出ていた

殻にこもった青年は

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コメント

13

ユーザー

投稿おつ! emさんには迷惑とかなんにも考えずに話してほしいな…。 zmさんgrさんないすぅ! そのままその兵士達やっちゃお🔪

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