テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私がこの家に居候して数ヶ月
ナナ
リリエル
ナナ
ナナ
リリエル
リリエル
ナナ
リリエル
リリエル
ナナ
ナナ
チュ…
そう優しくナナは私の頬にキスをして瓶を一つ取り、部屋を出て行った
私は魔法瓶の確認をして、転移魔法の準備をした
リリエル
リリエル
シュン!
周りにあった魔法瓶が次々と消えていく
これで仕事は終わりだ
リリエル
つい自分の仕事が上手くいった事に口元がニヤけてしまう
するとーー
うわぁァァァァ!!
リリエル
リリエル
声のした方へ私は向かう
すると走ってくるセバスチャン、ニョンに抱えられたランダルがこっちに向かって来ていた
リリエル
セバスチャン
セバスチャン
リリエル
グイッ!
セバスチャンに手を引っ張られ私はとりあえず走らされる
何があったんだ?と思い後ろを見ると
怪異
ランダル
人の形に似ているが口には牙、身体は触手のように禍々しく
身体も溶け切っている黒いナニカ
リリエル
セバスチャン
ランダル
リリエル
怪異
叫びながら
まるで私達を殺したいと思っている怪異を私は見ながら走る
リリエル
リリエル
パッと私はセバスチャンの手を離して足を止める
セバスチャン
ニョン
怪異
私が足を止めたのかよほど嬉しいのか
怪異は私に向かってジャンプして喰らい付こうと大きく口を開けて襲って来た
グシャ!
廊下に弾ける血飛沫
私が怪我したのではない
怪異
襲い掛かろうとした怪異の左上半身が弾け飛んでいたのだ
セバスチャン
ランダル
リリエル
〈拘束魔法〉
キィン!
怪異
私は帽子を深く被り、血のついた身体で怪異に近づく
リリエル
リリエル
私は杖を出し怪異の額に当てる
怪異
魔女だからこそ分かる
怪異にとって何故自分が殺されなければならないのか
何故こんな身体に産まれてしまったのか
悲痛の叫びと何かを壊したい衝動を叫ぶ怪異に向かい
私は酷く冷たい目をしてしまってるだろう
リリエル
〈殺戮魔法〉
パァン!!
ポタポタ…
廊下に広がるのは先ほどまでいた怪異の血
私が殺してしまった可哀想な怪異の肉体だった何かが砂のように消えていく
リリエル
セバスチャン
リリエル
リリエル
声をかけられたから私は振り返る
血がついて、殺害をした魔女の姿を見て
青ざめてしまってるセバスチャンに笑顔を向ける
ランダル
ランダル
リリエル
ランダル
ランダル
ゴツン
ランダル
リリエル
リリエル
ランダル
リリエル
〈清浄魔法〉
私が杖で床に魔法をすると
みるみるうちに床の血溜まりはキラキラと輝いて消え
私の服も身体についた血も
全て元通りになった
リリエル
ニョン
リリエル
そう笑って私はみんなにリビングに戻ろうと声をかけた
セバスチャンの青ざめ、恐怖を持ってしまった瞳に気付かないふりをして
ー夜ー
コンコン…
リリエル
ドアのノックが鳴り私は扉を開ける
セバスチャン
リリエル
リリエル
セバスチャン
セバスチャンだと分かり少しだけ笑って話すと
彼は少しだけ暗い表情で私の部屋へと入るのだった
・
・
リリエル
セバスチャン
ソファーに座り、セバスチャンはコップを受け取るだけ
私は彼の行動に笑って飲み始めた
リリエル
リリエル
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
リリエル
リリエル
そう言ってセバスチャンと目を合わせると
彼は困ったように
でも嘘をつかないで頷いてくれた
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
セバスチャン
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
杖を見せ、私は机に置く
セバスチャンは私の表情を見ながら
不安そうではあるが私の目をしっかり見て話を聞いてくれる
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
セバスチャン
そうセバスチャンに言い
私は彼の頭を撫でる
リリエル
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
リリエル
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
リリエル
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
ここに来てセバスチャンはきっと私が見てないうちにもっと怖い思いは見て来たんだろう
前にナナが食べようとしてしまった事も聞いたし、ニェンに攻撃されたのも聞いた
きっと孤独と不安でいっぱいだったんだ
リリエル
私はセバスチャンが涙を流しているのに頭を撫でることしかできない
私は弱い
私はだからどこに属さないで今もこの森にいるんだ