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コツ…コツ…
リリエル
リリエル
外を見ると満月
満月の日はアイボリー家の兄弟は魔力が高い
それはこの2人だけじゃない
魔女だって満月の時は魔力が上がるし魔女集会はきっと賑わってる
リリエル
リリエル
リリエル
そう言って私は廊下の先にある壁穴を見る
そこからゆっくりと体を出す男がいた
ロバート
ロバート
リリエル
リリエル
リリエル
ロバート
ロバート
リリエル
リリエル
そう言って笑うけど彼は少しだけ警戒してる
それはそうだ
このラットマン達はアイボリー家にとっては邪魔な存在
そして彼らにとっても家から出られないから私達が邪魔な存在になってるんだ
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
ロバート
ロバート
ロバート
ロバート
このままじゃ死んでしまう
また壁から生まれるのはもう嫌だ
痛みだってあるんだ
そう思って何とか血を止めないと思っていると
リリエル
リリエル
ロバート
ロバート
ロバート
いつの間にかいた身長の小さい女
大きなとんがり帽子と、深緑のドレス
暗闇に隠れている俺を射抜いている瞳はまるで化け物と変わらなかった
ロバート
俺は恐怖もあり針で女に向かって刺そうと前に突き出す
ザシュ!!
ロバート
ロバート
ロバート
避けず、胸に針が刺さっているのに彼女は表情ひとつ変えずに俺を見ていた
まるでされる事を分かっていたかのように動かなかった
リリエル
リリエル
彼女は淡々と俺に言った
自分は魔女だと
そして俺の傷を治すと
リリエル
リリエル
リリエル
ロバート
ロバート
ロバート
リリエル
リリエル
リリエル
そう笑うとロバートは眉間に皺を寄せながらも
ロバート
そう言って壁へと消えていった
リリエル
ギシッ…ギシッ
リリエル
リリエル
リリエル
ルーサー
ルーサー
どうしてお前の体から知らない男の香りがするんだ
ズチュ…
リリエル
彼の四つ目が私を捉えているのが見える
きっとラットマンの香りがついているのが気に入らなかったんだろう
激しく身体を求め、動かされるので思考が少し鈍るが私は冷静に彼の質問に答える
リリエル
リリエル
ルーサー
リリエル
リリエル
ルーサー
ルーサー
リリエル
リリエル
そう言って私はルーサーの機嫌をあやすように
優しく唇を交わす
リリエル