今回はTwitter企画に参加させて頂きました。
みんなで考えた要素を盛り込んで作品を作る、というもの。
安定の長文ですが…
どうぞ、お楽しみください!
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レクタリス
レクタリス
悪態を吐いたところで状況は変わりそうに無い。
腹部の切り傷からは絶えず血が流れ、
意識も朦朧としてきた。
レクタリス
終わりがくるなどと、思いもしなかった。
レクタリス
レクタリス
リズル
不意に声が聞こえた。
レクタリス
多く血を流し過ぎたのだろう、
寒くなってきた。
リズル
レクタリス
リズル
リズル
霞む視界に入って来たのは、
年端もいかない
”片目の無い少女”。
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
少女が両手をかざすと
暖かな光りが全身を包み込んだ。
震えるような寒さも無くなり、
腹部の痛みも消えた。
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それが、リズルとの出会いだった。
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レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
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レクタリス
リズル
二人は森の中を激走していた。
その後ろから血眼になった
魔物が追いかけて来る。
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
キュッと足を止めて、
リズルは振り返る。
レクタリス
リズル
リズル
彼女はそう静かに言って
両手を前に出した。
リズル
プスッ…
リズル
リズル
レクタリス
レクタリスは素早く剣を抜き取り、
魔物を切り上げた。
ギャァァァアア!!
リズル
レクタリス
リズル
ひょいっと彼女を小脇に抱えると、
彼は一気に森の中を駆け抜けた。
レクタリス
レクタリス
リズル
小脇に抱えられたまま
干し肉をかじり、
リズルは答える。
レクタリス
リズル
リズル
ちらりと彼女の方を見ると、
彼女は無表情でピースサインを彼にして見せた。
レクタリス
レクタリス
彼はため息交じりに呟き、
それでも
この”片目の無い少女”との旅を楽しんでいた。
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レクタリス
慣れない手つきで包帯を取り換えるリズル。
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
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リズル
そういう彼女の表情は硬い。
レクタリス
彼女は村や町に入るのを嫌がった。
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
それでも、
美味いモノがあると聞けば
彼女は首を縦に振った。
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
剣の腕が立つレクタリス、
魔法を得意とするリズル。
二人は実に相性の良いパートナーと言えた。
各地で人々を脅かす魔物を倒し、
その報酬で宿に泊まったり、
食事をしたり、
装備を整えたり、
食事をしたり、
とにかくリズルは小柄なくせによく食べた。
報酬全てが食事に消えることも、
そう珍しいことではなかった。
レクタリス
レクタリスはテーブルに並んだ料理と
それを吸引力の変わらない掃除機の如く食べ進めていく
リズルを見て呆れる。
リズル
喋る時間も惜しいと言わんばかりに、
短い返答をするとパンにかじりつく。
レクタリス
レクタリス
そう言いながら彼も肉を口に運んだ。
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魔物討伐依頼を受けるのも、
魔物討伐後の報酬を受け取るのも、
レクタリスが一人でやっていたので、
いつの間にか
彼が凄腕のハンターのように扱われるようになった。
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
訪れる町や村で
魔物討伐を頼まれることが多くなった。
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
リズルは無表情のまま笑い声を零す。
レクタリス
レクタリス
レクタリス
そこが彼にとっては少々不満だった。
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レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
リズルの右目がキラキラと光る。
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
彼女は首を傾げたが、
彼はそれ以上語らなかった。
レクタリス
フェルエント子爵の命令で自身が借金をしていた男爵も殺した。
不正を行っていたから死に値すると子爵はそのとき言っていたが、
どんな不正をしていたのかまでは知らなかった。
知らないまま殺した。
それで借金がチャラになるなら簡単なもんだと当時は思っていたからだ。
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
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町民
ルドレス
ルドレス
ルドレス
町民
ルドレス
レクタリス
ルドレス
ルドレス
レクタリス
リズル
リズルがレクタリスの服を引っ張って
リズル
小声で尋ねた。
レクタリス
レクタリス
レクタリス
ルドレス
レクタリス
レクタリス
ルドレス
ルドレス
ルドレス
レクタリス
レクタリス
ルドレス
ルドレス
レクタリス
ルドレス
ルドレス
リズル
リズル
レクタリス
ルドレス
ルドレス
ルドレス
レクタリス
レクタリス
ルドレス
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リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズルが足を止めたので、
レクタリスも足を止めて振り返る。
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
あっさり否定する。
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリスは鼻で笑う。
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
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レクタリス
フェルエント
フェルエント
フェルエント
レクタリス
フェルエント
フェルエント子爵はあからさまに嫌悪感を表す。
レクタリス
レクタリス
フェルエント
レクタリス
レクタリス
レクタリス
フェルエント
フェルエント
レクタリス
フェルエント
フェルエント子爵はレクタリスの隣に座っている少女を見る。
裾の長い外套のフードを被っているので、
顔までは見えない。
フェルエント
レクタリス
レクタリス
フェルエント
レクタリス
フェルエント
フェルエント
フェルエント
レクタリス
リズル
フェルエント
フェルエント
レクタリス
フェルエント
フェルエント
レクタリス
レクタリス
レクタリス
フェルエント
フェルエント
フェルエント
レクタリス
フェルエント
レクタリス
フェルエント
フェルエント
レクタリス
フェルエント
レクタリス
フェルエント
レクタリス
二人はメイドに連れられて部屋を出て行く。
フェルエント
フェルエント
フェルエント
フェルエント
フェルエント
フェルエント
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二人は、用意された広い部屋に入る。
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリスはリズルの頭を軽く叩く。
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズルがレクタリスをギュッと抱き締めると、
彼も彼女の背中に手を回した。
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
全く聞いたことが無いわけではなかった。
神話の中で語られる悪い神様で、
この世界の主神ハーティエンの手によって
封印されたとされている。
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
レクタリス
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
リズル
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズル
レクタリス
リズル
リズルは彼から離れる。
レクタリス
彼女は右手を彼の目の前にかざす。
リズル
レクタリス
強烈な睡魔。
抗うことのできない大きな波に
彼はあっさりと飲み込まれる。
レクタリス
リズル
リズル
彼はベッドに倒れ、
寝息を立てる。
リズル
リズルはそう呟いて、
レクタリスの頭を撫でた。
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《翌早朝》
フェルエント
リズル
フェルエント
フェルエント
リズル
リズル
フェルエント
フェルエント
フェルエント
リズル
フェルエント
リズル
フェルエント
リズル
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コメント
2件
年齢はレクタリスが19才、リズルが13才、ルドレスが25才、フェルエントが48才。 これ、書きながら普通に連載してもよかったなぁって思ってました。