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バーで会った彼は......      さところ

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バーで会った彼は...... さところ

1 - バーで会った彼は...... さところ

♥

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2021年08月13日

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僕は今日

バーに来ている。

理由は

早く童○を卒業したいから。

適当な女の子に

ナンパして

ホテルへと行こうと思ったのに

中々女の子を

口説くのは

難しいのだ。

ころん

.......はぁ。

ころん

今日も、ダメだったかぁ。

僕は

甘いカクテルを飲みながら

言う。

今の時刻は

夜の11時。

女の子なんて

1人も居ないのだ。

ころん

せっかく、高いお金払ってるのに.......。

すると

ドアの方から

音がなった。

多分誰か来たのかな。

そう思い

ドアの方を見る。

入ってきたのは

男の人だった。

とてもカッコよくて

モデルでもやってるかと思うくらい

スタイルも良かったのだ。

僕が見惚れていると

その人と目が合った。

目が合った瞬間

その人は

僕の方へ向かってきた。

ころん

えっ.......?

僕が慌てていると

その人は

僕の隣の席に腰掛けたのだ。

さとみ

隣、いい?

ころん

はっ、はいっ.......。

さとみ

ありがとう。

その人も

お酒を注文した。

さとみ

ここへは、よく来るの?

ころん

まぁ、たまに来ますかね。

さとみ

そっか。

さとみ

名前、なんて言うの?

ころん

ぼ、僕はころんって言います。

さとみ

ころんって言うんだ、名前も可愛いね。

ころん

へっ?/////

その人の笑顔は

眩しいくらい

カッコよかった。

さとみ

俺は、さとみって言うんだ。

ころん

さとみさん?

さとみ

違うよ。

さとみ

さとみさんじゃなくて、さとみくんって呼んで欲しいな。

ころん

さっ、さとみくん?

さとみ

うん。

その時

さとみくんが頼んだ

お酒が届いた。

さとみくんは軽く

お酒を飲んだ。

飲む姿までカッコイイって

羨ましすぎるんですけど.......。

さとみ

.......ん?

さとみ

ころん、どうしたの?

さとみ

そんなに、俺の事見つめちゃって。

ころん

えっ、い、いえ、なんでもありませんっ!/////

さとみ

ふふ、可愛い。

さとみくんは

机に置いた僕の手を

握りしめる。

ころん

っ.......!

さとみ

ねぇころん。

さとみ

ころんってさ、彼女いるの?

ころん

い、いないですよ。

さとみ

そっか、良かった。

良かった?

さとみ

ころん、ラインやってる?

ころん

はい。

さとみ

じゃあ、交換しようよ。

僕は考える。

知らない人と連絡先交換するのは

流石に良くないよな。

そう思い

僕は

決心する。

ころん

連絡先は、ちょっと.......。

さとみ

ダメ?

ころん

はい。

さとみ

じゃあ、電話番号は?

ころん

それもちょっと、無理ですかね。

ころん

ごめんなさい。

さとみ

そっか、残念。

僕は1口

カクテルを口にする。

甘くて美味しいカクテルが

口いっぱいに広がる。

さとみ

じゃあさ、ころん。

ころん

はい。

さとみ

今からホテル行かない?

ころん

.......はぁ!?

僕は思わず

大声を出してしまった。

今まで

かなり酔っていたのに

酔いが一気に覚めた気がする。

さとみ

一緒にホテル行こうよ。

耳元でそう言われた瞬間

僕はお金だけ置いて

無我夢中で走りながら

店を出た。

なんだったん、今のは!

ホテル行こうって

男同士で!?

意味分かんないんだけど!?

僕はゲイじゃないっつーの!

男よりも

女の子の方が大好きだもん!

僕は一切

振り返らずに

前に走っていく。

家に帰って

すぐに鍵を閉める。

ころん

ハァ、ハァハァ。

ころん

もう、最悪だよ。

僕はその場に

しゃがみこむ。

ころん

なんで、僕なんだよ。

ころん

ゲイの人なんて、他にいるじゃないか。

ころん

そこら辺にいるおっさんにでも、言えばいいじゃないか。

ころん

なんで、よりによって、僕なんだよぉ。

その時

僕の家の

チャイムがなった。

いつもなら

誰か来たか確認するが

今日は確認するのを

忘れてしまった。

ころん

はい。

さとみ

久しぶり、ころん。

ころん

はっ?

ころん

.......な、なんでここにいるの?

さとみ

だって、ころんのあと付けてきたから。

ころん

.......はぁ?

さとみ

ころんさ、少しは警戒しなよ。

さとみ

じゃなきゃ、変な人に家特定されちゃうよ?

いや

お前が言うことじゃないだろ。

ころん

それで、何のようなんですか.......。

さとみ

だから、連絡先教えるか、ホテル行くかどっちがいいって聞いてんのに

さとみ

ころんが先に帰っちゃうからでしょ。

さとみ

それで、どっちにするの?

ころん

.......どっちも嫌です。

さとみ

ころんが、どっちか選ぶまで俺は帰んないからね。

ころん

最悪。

さとみ

で、ころんどっち?

ころん

.......

どっちも嫌だけど

このままここにいられるのは

もっと困る。

僕は悩みまくって

ようやく

決めた。

ころん

じゃ、じゃあ

ころん

連絡先で.......。

さとみ

OK。

そして僕達は

無事に連絡先を交換してしまった。

さとみ

ころん、もしブロックとかしたらどうなるか分かるよね?

ころん

.......はい。

さとみ

約束だからね。

そして

その人は

帰って行った。

ころん

.......なんだったんだ、あの人。

僕は

しばらく

あの人の

連絡先を見つめたのだった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

14

ユーザー

ブクマ失礼します!

ユーザー

続き楽しみにしてます! ブクマ失礼します!

ユーザー

続きが楽しみです!

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