/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
「続きまして、新入生代表の挨拶になります｣
「新入生代表、江野原聖良さん───。｣
……
神崎瑠衣
…
「江野原さん、至急壇上にお上がりください｣
ザワザワ
先生
ちょっと、神崎先生
先生
江野原さん6組ですよね？
神崎瑠衣
はい
先生
担任なんだからしっかりしてください
先生
彼女は何処にいるの
神崎瑠衣
知らないです
先生
知らないって、あなたねぇ…っ
先生
…はぁホント若い先生ときたらほんと疲れちゃうわ、
神崎瑠衣
分かりました
神崎瑠衣
探してきます
先生
ちょっと…！
先生
…はぁ
神崎瑠衣
…
神崎瑠衣
…
神崎瑠衣
…
「あれ？センセー？｣
神崎瑠衣
！
江野原聖良
やほー
神崎瑠衣
君が江野原さん？
神崎瑠衣
何処行ってたのですか
江野原聖良
トイレ！
江野原聖良
カラコン破れちゃったんだよね〜まじ鬱
江野原聖良
もー新しいのに変えたから行けるよ
神崎瑠衣
みんな待ってます
神崎瑠衣
急いでください
江野原聖良
はいはい〜
江野原聖良
新入生代表挨拶だっけ？
神崎瑠衣
はい
江野原聖良
まかせて〜
神崎瑠衣
(本当に大丈夫…？)
江野原聖良
ご紹介にお預かりいたしました。
江野原聖良
入学生代表、江野原聖良です。
江野原聖良
まず始めに───。
神崎瑠衣
…！
ー入学式終了ー
江野原聖良
あ、センセ〜
江野原聖良
台本家に置いてきちゃったぽくて焦ったよ〜
神崎瑠衣
江野原さん…
神崎瑠衣
すごいですねあなた
江野原聖良
え、？
神崎瑠衣
すごく良かったです
江野原聖良
え、え？//
神崎瑠衣
初めは見た目や言動で不安で仕方なかったんですけど…
神崎瑠衣
やっぱ外見だけじゃ分からないものですね
神崎瑠衣
ステージに上がってからの立ち振る舞い、綺麗でした
神崎瑠衣
ぜひ生徒全員のお手本として…
江野原聖良
ちょ、センセー！
江野原聖良
し、心臓止まんない、やめて…
神崎瑠衣
？
江野原聖良
やば、これ…
江野原聖良
あたし、
江野原聖良
センセーのこと好きかも
神崎瑠衣
………
神崎瑠衣
…！
江野原聖良
だ、だってさぁ〜
江野原聖良
そんな訳分からない所褒めてくれるのセンセーだけだもん
江野原聖良
みんな外見のことしか褒めてくれなかったし〜！
江野原聖良
あとセンセー可愛いし！
神崎瑠衣
…迷惑です
江野原聖良
なんで顔隠すの！
江野原聖良
もしかして照れてる！？
神崎瑠衣
なっ
神崎瑠衣
て、照れてないです！
江野原聖良
センセ〜待ってよ〜！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
