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主
主
主
主
颯side
新一
颯
俺は武川の襟を掴んだ。
新一
武川は面倒そうに俺の手を 振り払った。
新一
新一
新一
新一
武川はニヤリと笑った。
別れたくない┈。
でも,それはただの俺の エゴだ。
俺の気持ち一つで俺の 周りの誰かが傷つく。 そんな事,耐えられない。
颯
颯
新一
嘲笑し,武川は去って行った。
その日の夕方, 初めて出会った噴水公園に 幸次郎を呼び出した。
幸次郎
颯
幸次郎
颯
ゴクリと唾を飲む。
颯
颯
幸次郎
幸次郎は意味が分からないという ように俺を見る。
颯
幸次郎
颯
幸次郎
颯
幸次郎
颯
幸次郎
幸次郎の傷ついた顔に 胸が痛む。
颯
幸次郎
怒りを抑えているのか 幸次郎の声は震えている。
嘘だよ。俺は幸次郎が 大好きだよ。
別れたくない,別れたいなんて 思ったことは無い。
ずっと一緒に居たいよ。幸次郎 が大切だから。
けど,好きってだけじゃ、 一緒に居たいってだけじゃ、 幸次郎のことを守れないんだよ。
お前を守る為に選択したんだ。 別れるって。
唇をぎゅっと噛み締め、 俺はやっと口を開いた。
涙をボロボロ流しながら 言った。
颯
幸次郎
幸次郎の目に怒りが灯る。
俺に背を向けて, 歩いて立ち止まった。
幸次郎
幸次郎
振り返らずに泣きながら そう言った。
声が震えていたから幸次郎も 恐らく泣いている。
颯
もう二度と会えない 愛しい人の姿を目に焼き付けた。