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みわの場合

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みわの場合

1 - 第1話みわの場合

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2025年06月26日

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えりか

無理なんか、してない。

えりかはぷいっと後ろを向いて、走っていってしまった。

みわ

あ!ゆな今日早く帰る日でしょ?一緒に帰らない?

ゆな

いいよ

あおと

うわぁ〜wみわとゆなまた手ぇつないでw

かいと

鳥とフンかぁ?w

みわ

うるさーい!そんなこと言わないで!

男子2人組は笑いながら去っていった。

ゆなはと言うと、泣きそうな顔をしてうつむいている。

みわ

大丈夫!大丈夫!

そう言いながら私は腕を大きく上げた

家に帰ったら

ちふゆとまいはえりかを追っていく。

みわ

あれ?これはシチューの匂い?

みわの母親

あら、おかえり

みわ

お母さんたら、今日は私がご飯作るって言ったじゃん!

私はすぐに手を洗い、制服の上にエプロンをつけた。

みわの母親

今日、この間のテストかえってきてるんじゃない?

みわ

ええ、そうだけど、あんなの見たらまた体調崩しちゃうよ。

お母さんはこの間まで入退院(にゅうたいいん)をくりかえしていた。

テストは英語、社会、算数、理科、国語がある。とくに国語がひどかった。

みわ

ほら見て、ひどいよ

みわの母親

でもすこし上がってるのもあるじゃない

みわの母親

でも、この間お母さん、ずっと熱があったからあまり勉強できなかったものね、お母さんこそごめんね、

みわ

ううん!全然いいよ!家の事するのも好きだし、学校では勉強はだめだけど、友達がいっぱいいて、とっても楽しいよ!

そして私は、きゅうりを切るために鼻歌を歌った。

みわ

大好きな友達♪大好きな人♪とっても幸せな毎日♪

その時までは

みわ

おはよー!

私は大きく声を上げた。

でも、いつもと違う。

みわ

…?おはよー

その時、教室がシン…となった。いつもは昨日のテレビのことでいっぱいになってるのに。

えりかとまいとちふゆはざっしをよんでいる。

私がえりかの肩に手をおいた

でも、えりかはその手をふりはらった。

えりか

ベランダいこ。

そういうと、えりか達はベランダに行った。

みわ

…?え…?私、何かしたの?

その時、また教室ににぎやかな声が聞こえてきた。誰かが笑う声…誰かが歌う声…

そして私が一番理由を聞きたい人を探した。

みわ

ゆな!

でもゆなは私を無視する。

そして1時間目の授業が始まった。

1時間目の授業は移動教室だった。いつもは肩を並べてみんなと歩いていってるのに、今日は私の近くにこない。

こないというか、私をさけている。

そして後ろを見るとえりか達がいた。えりか達が遠くに行くにつれて、私の中でくろいものが思いうかんだ。

みわ

まさか、えりか達が…するわけない…

そして私はえりかに何かしたのか考えた。

みわ

まさか!

みわ

昨日の事、まだ怒ってる?

みわ

でも、あれは心配して言っただけなのに…

みわ

でも、えりかにとってはとても傷つく言葉だったかもしれない…

みわ

だったら悪いのは私だ…

私はえりか達がいる机に行った。

みわ

ねぇ…

えりか達は無視。

そして私はえりかにあやまった。

みわ

ごめんなさい!私、昨日すごく傷つく事言ったんでしょう?気づかなくてごめんなさい…

えりか

許してあげる

ちふゆ

え?ほんとにいいの?

まい

許しちゃっていいのぉ?

えりか

いいじゃん頭さげてきたんだし

私はほっとした

えりか

あー喉かわいた。あ、みわジュース買ってきてくれる?あと、ちふゆとまいの分もね

みわ

え、あ、うん

みわ

あれ…?お金は…?

えりか

あんた、立て替えるお金すらないの?はいこれ

えりか

盗まないでよ、ビンボー人w

私は急いでこぜにを集めた。

後ろでまいとちふゆが笑う声が聞こえた。

みわ

許してくれたんじゃないの…?仲直りしてくれたんじゃ、なかったの…?

私はジュースを買いに行った。そしてえりか達にわたした。

家に帰って宿題を見た。

みわ

作文か…

みわ

テーマは友達…

私はいちぎょうだけ書いて宿題を終わらせた。

翌朝学校に来ると、歌うようにえりか達が来る。

えりか

あんた、今日の宿題見せてよー!

みわ

え、ちょっとやめて!

私の作文をみたえりか達は

えりか

ん?(友達は大切だと思います。宝物だと思います。)だけー?

えりか

可哀想だから私のうつさせてあげる

みわ

え、ちょっと!やめてよ!

私は無理やり作文をうつされた。

そしてしぶしぶそれをていしゅつした。

そしてその次の日。

先生

昨日書いてもらった作文で、まったく同じものが2つありました。

先生が読んでみると、それはやっぱりえりかのものだった。

先生は私をにらみつけていた

でも私が違いますと言ったらきっとえりかはどうして?っていうし、そう思っていたら突然えりかが

えりか

グスンっ😭ひどい…私、みわがどうしてもうつしたいっていうからうつさせたんです😭まさか全部真似するなんて😭

私は耳をうたがった。

先生

どうなんですか?そうなんですか?

そして先生は

先生

えりかさん、泣かなくていいですよ。あと、みわさん、作文は人のものをうつすものではありません

先生

いちぎょうでもいいから書くのが作文です。

みわ

私はやっぱり頭にくろい考えがうかぶ。

えりか

ねぇねぇ、みわの背中に私は作文をとうさつするドロボーですって書こうw

ちふゆ

いいね!

まい

さんせいー!

えりか

ねぇゴミ!ガシッ!

みわ

えっ、ちょっとやめてよ!

えりか

ちふゆとまい、おさえといてー

みわ

いや!やめて!

えりか

んもー!動いたらうまくかけなぁい

みわ

なんでこんな事するの!?

えりか

おもしろいからw

みわ

え…

私は廊下に残された。

みわ

開けて!開けて!

何度も言っても誰一人とも開けてくれない。

そこに、頭に思い浮かんだ。おもしろいから…おもしろいから…と

他の子達が何あれ私は作文をとうさうするドロボーですってー!とか、色々言われている。

私は耐えれなくなって、気づけば家の前にいた。

みわ

だめだ!私、学校に戻らないと…

お母さんが玄関から出てきた。

お母さんが目の前にいて、涙がポロポロと出た

そして私は、えりかを怒らせてからはいじめられた事、色々話した。

みわ

私、友達なんていなかった。こんな私…こんな私…

みわの母親

みわ!

みわの母親

あなたはこんなんじゃない!

みわの母親

あなたはお母さんとお父さんの宝物なのよ!

みわ

え…?

そしてお母さんは赤ちゃんの頃の私が写っている写真を見せた。

みわの母親

お母さんね、体が弱くてもうあきらめたほうがいい、死んでしまうかもしれないってお医者様に言われたの。でも、どうしてもみわに会いたくて命がけでうんだの。だから私の命はみわの命なのよ。

そして私はさっきとか別の意味の涙が出た。

みわ

私、学校行く。

みわの母親

やめなさい。そんな学校なんて、お母さんが電話してあげるから。

みわ

いや、行く。行かなかったら私の負けになる。だから、いく。

私は学校に行った。

するとひきだしにごみが詰め込まれていた

えりか

ブワッ!うわぁ~!ごみかぶってるコイツw

ちふゆ

まぁみわにはぴったりだけどねw

まい

ウケるw

みわ

みわ

あんた、こんな事してうんでくれた親に恥ずかしくないの!?このヒキョウモノ!

えりか

えりか達の顔色が悪くなった。

そしてえりかがゴミ箱を持って殴りかかってくる。私は思わず目を閉じた。

ゴッ!音はしたけど、私には衝撃がない。

前を見てみると、

みわ

ゆ…な…?

ゆな

もうやめて!こんな事するの!

小学生からずっとつないできた手、それが私の手にあたった

すると、まわりの人もゴミを集めだす。

すると、えりか達は教室から出ていった。

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