放課後
保健室の先生
それじゃあ、気をつけて帰ってね
萌
はい
萌
ありがとうございました
萌が1人で行動するようになってから1週間が経った
萌
(はぁ、)
萌
(いつもならみんなで仲良く帰ってたのに、)
萌
(でも、優月達のために自分が望んだ結果だ)
萌
(、、、、)
萌
(優月、湊、新、)
萌
(みんなと話したいよ、泣)
萌
(湊と別れたくなかった、)
萌
(やっと付き合えたのに、)
萌
(もう生きるのも辛い、)
萌
(◯にたい、)
萌
(あの世で、涼に会いたい、)
お姉ちゃん
萌
え、?
萌
ここ、前にも来たことある気がする
涼
そうだよ
涼
お姉ちゃん
萌
あ、涼!
涼
久しぶり
萌
うん!久しぶり!
涼
お姉ちゃんさ、今こっち来る気だったでしょ?
萌
え、、う、うん、
涼
前にも同じようなことあったよね
萌
うん
涼
その時、私、なんて言ったか覚えてる?
萌
え、っと
萌
「まだこっち来たらダメだよ」?
涼
それもあるけど
涼
私の分まで幸せに生きて、って
萌
!
萌
でも!
涼
でもじゃないの
涼
私、お姉ちゃんには生きてて欲しいの
涼
私みたいに自◯して、後悔して欲しくないの
萌
涼、
涼
だからお願い、
涼
辛いことは誰かに相談して欲しい
涼
今、莉七ちゃんに脅されて
涼
みなさんと距離とってるでしょ?
涼
莉七さんに脅されて距離をとってることも、湊さんに別れを切り出したことも
涼
全部話して
涼
あと、自分が我慢すれば全てが丸く収まるっていう考えは捨てて
涼
時には我慢することも大切だけど
涼
我慢しすぎるのはダメ
萌
うん、そう、だよね
萌
私、頑張ってみる!
涼
うん、それでこそお姉ちゃんだよ
涼
これからもずっと、応援してるよ
萌
うん!ありがとう
萌
よし!帰ったら全部話そう、
萌
よし、優月達の所行こう
萌
ふぅ、落ち着け落ち着け、
萌
よし!
ピーンポーン
優月
はーい
優月
ってあれ!?萌!?
優月
どうしたの急に!?
萌
あ、その
優月
とりあえず上がって!
萌
う、うん、
萌
お邪魔します、
萌
それと、湊達も呼んで欲しくて、、
優月
おっけー任せて!
萌
ありがとう、
数分後
湊
お邪魔します
新
お邪魔します
湊
萌!?
萌
あ、久しぶり、
優月
とりあえず座って
湊
う、うん
優月
で、
優月
急にどうしたの?
萌
実は、その
萌
私、莉七ちゃんに脅されたの
優月
え?
萌
湊と別れろって
萌
別れなかったら優月達がどうなるかわかってるよなって、
萌
今までも散々みんなに迷惑かけてきたのに
萌
これ以上、みんなに迷惑かける訳にもいかなくて
優月
それで、私達に関わらないでって言ったの?
萌
うん、
優月
はぁ、まったく、
優月
そんなの気にしないでいいのに
萌
え、?
湊
そんなこと、俺らは全然気にしないから
萌
でも
湊
俺ら、何年一緒に過ごしてきたと思ってんの?
湊
少なくとも、15年間は一緒なんだよ?
新
だから、もう遠慮なんていらないんだよ
萌
みんな、
萌
やっぱりみんなには敵わないや笑
優月
ふふっ笑
萌
図々しくてごめん、
萌
ちょっとだけ、協力して欲しいことがあるの
優月
なになに?
萌
ーーーーで、ーーー
萌
こんな感じの作戦なの、
湊
了解!
新
任せろ!
萌
集まってくれてありがとうね!じゃあ、また月曜日!
優月
うん!