テラーノベル
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注:この物語に出てくる人物、場所、法律等は全てフィクションです。 そして、この物語は危険行為を推奨、肯定する物ではありません。
─1875年 ヴォルド・ホスビン村
村に佇む小さな家… そんな家に、少女と父、そして母が居た。
ロッカ・ジョーンズ
少女はまだ幼いというのにも関わらず、 軽々と逆立ちをしていた。
ミック・ジョーンズ
ミック・ジョーンズ
そう、この少女の名は 『ロッカ・ジョーンズ』。 彼女は幼い頃から朗らかで身体能力が高く、 貧しかったとは言え、村中からの人気者だった。
ロッカ・ジョーンズ
ミック・ジョーンズ
ロッカ・ジョーンズ
しかし、そんな幸せな時間も、 長くは続かなかった。
1年後…
ロッカ・ジョーンズ
ミック・ジョーンズ
イワン・ジョーンズ
保安官
そう、ロッカの親は逮捕されてしまったのである。 しかし、別にこの2人が何かやらかした という訳ではなく… 保安官の不注意による誤認逮捕であった。
ロッカ・ジョーンズ
己がどんなに泣こうが、 保安官は無慈悲に親を連れていく。 ロッカにとって、保安官は絵本で見た死神の様に見えたのだ。
ミック・ジョーンズ
ロッカ・ジョーンズ
ミック・ジョーンズ
……………………
ロッカ・ジョーンズ
ロッカ・ジョーンズ
ロッカはまだ知るよしも無かった。 2人はお菓子の家ではなく、あの世へ逝ってしまうと言う事を…
─1876年
彼女の住み家は、田舎の村であるヴォルド・ホスビンから アメリカの中でも一際賑わっている町にある孤児院 「ラズベリー・ベレー・ハウス」へと変わった。
しかし…その「ラズベリー・ベレー・ハウス」の暮らしは、 ヴォルド・ホスビンと…あまりにも違い過ぎた。
ロッカ・ジョーンズ
孤児院の先輩
孤児院の先輩2
孤児院の先輩
孤児院の先輩
彼女が縄跳びで遊んでいる所を見て、 孤児院の先輩である2人はそんな陰口を言い合っていた。
そう、彼女は…「女なのに運動神経が良い」 「田舎で貧しく暮らしていた」 ─たったそれだけの理由で、 陰湿なイジメの被害に合っていたのだ。
そして、ある日の事…
ロッカ・ジョーンズ
靴を履こうとしたら、中にのたうち回るミミズが入っていたのだ。
ロッカ・ジョーンズ
彼女は直ぐ様に、孤児院の職員に言った。
─しかし、職員はこう答えてきた。
職員
ただ、冷たい言葉を返してきただけだったのだ。
それもその筈、先輩…いや、イジメっ子の方は証拠を一切残していなかった。 それにそのイジメっ子は孤児の中でもトップ3に入る程頭が良かったので、贔屓気味なのも理由であった。
ロッカ・ジョーンズ
まだ幼かった彼女には、 手の施しようも無かった。 ただ…この地獄で長い間過ごしていくしか、道は無いのだろうか…
彼女はただただ、絶望していた。
しかし、9年後… そんなロッカに、手を差し伸べる者が現れる等、今のロッカは知るよしも無かった…
To Be Continued…
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靴の中にミミズ!?絶対うちだったらビナァタハマグタァィャァァァァァァ!ってなるわ……