テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
生まれて初めて 本当の悲鳴を聞いた 目の前のガラスは割れていて 周りにはその破片が散らばっている そして割れた窓から外を見ると 関節がおかしな方向に曲がり 真っ赤な血が流れた 風和花の姿があった
風和花が落下する前…
紅葉
風和花
風和花
紅葉
風和花
紅葉
紅葉
紅葉
風和花
風和花
紅葉
風和花
平凡な会話をしている中 男子2人が遊んでいた
男子①
男子②
男子①
男子①
男子②
1人の男子がもう1人の男子を 突き飛ばした
紅葉
風和花
私が叫んだ時にはもう遅かった 風和花は 突き飛ばされた男子とぶつかり ヒビがはいった窓ガラスに 突き飛ばされた そして風和花が 窓ガラスにぶつかった瞬間 窓ガラスは割れて 一瞬…風和花の怯えた顔が見えた 私は急いで風和花の手を掴もうとした でも…また…遅かった… 間に合わなかった…… 風和花の体が 割れたガラスの隙間から 落ちていく 瞬きをして目を開けた時には 風和花の体は 地面にあった
さっきまで楽しそうにしていた男子も 今は声が出なく 周りの子達からも 怯えて泣く声 悲鳴 何があったか分からないのか 困惑している声も聞こえた
紅葉
男子①
男子②
やっと声が出たと思った瞬間 私の視界は途切れた…
途切れる寸前 私の目には 何故か 半透明の風和花が こっちを向いていた気がした