ぬこ
わー、夜に散歩ってすぅずしぃー!
ぬこ
深夜にラーメン食べるのとおなじ背徳感があるぅ...
ぬこ
(前から人来てた...恥ず)
知らない人
...
知らない人
ねえ君
ぬこ
え、あ、はい
ぬこ
(いや、怖いわ)
ぬこ
(顔暗くて見えんし...)
ぬこ
(なんか寒気するし!)
知らない人
刀持ってる人、みた?
ぬこ
刀?
知らない人
すっごく長くて
知らない人
僕の...
知らない人
━━を切った...
ぬこ
え?なんて?
知らない人
ねえ?みた?
ぬこ
見てませんけど...
知らない人
じゃあさ...僕の顔...見た?
ぬこ
うーん暗すぎて!見えないです!
ぬこ
多分めっちゃいい顔してますよ!
ぬこ
自分...青いんで...赤いのってなんか憧れてるんすよねー
ぬこ
...は?
ぬこ
え?なんか消えてんだけど
ぬこ
待って鳥肌やばい
ぬこ
...ゾワ
思いっきり走った
後ろから、殺されると思ったから
ただがむしゃらに
がむしゃらに走っていたのに
目の前は、家で
殺されることは無かった...はず
ぬこ
はぁ...はぁ...
ぬこ
怖すぎ
ぬこ
い、いや、いまの、夢?
ぬこ
私ここで寝てた?
ぬこ
ちょ、気持ち落ち着かせるためにLINEしよ
ぬこ
聞いて、殺されそうだった、多分幽霊か何かに会った
ごーるでん
急にすぎWWW
ぬこ
ごめんマジ
ぬこ
実はあんなことがあって...
ごーるでん
え?なんか祟られたとかじゃないん?
ぬこ
怖いこと言うなよ...
ごーるでん
まってやばい
ごーるでん
鳥肌立ってきた
ぬこ
なんだよ
ごーるでん
そっちの方さ
ごーるでん
俺ん家のひいばぁちゃんが昔の話をしてくれたんだよ
ぬこ
あぁ、あの、めっちゃやさしいばぁちゃんか
ごーるでん
ばあちゃんが昔、「人斬り鬼」つっうやつにあって...
ごーるでん
そいつは名の通り、人を切る妖怪なんだが...
ぬこ
はは、...流石に昔の話だろW
ぬこ
さすがにもう冷静になってきたぞ
ごーるでん
その「人斬り鬼」は1人の人を狙って頭を切りつけ...生きたままにし...妖怪にした...
ごーるでん
そいつは「人斬り鬼」を苦しく恨み、今でも顔をなしに探している...とか
ぬこ
は、はぁ...?
ごーるでん
お前には、顔のところがあかくみえていたそうだな
ごーるでん
それ...頭がない...赤く染めた首やぞ...
ぬこ
辻褄が合うじゃねえか!
ごーるでん
多分...知ってるって言ったら...お前...
ぬこ
お、おい、もうやめろ
ごーるでん
あ、そう言えば
ごーるでん
祟られたひとは無性に自分の首を切りたくなってくる...とか
ごーるでん
...あれ?
ごーるでん
おーい...?