コメント
2件
ありがとう……本当に絵名ありがとう…!!!😭😭緒が切れると急に気持ちが溢れてきちゃうこと、あるよね…😢
最初は、たぶん6歳くらいの時だった。
類の母
幼い頃の類
僕の従姉妹に『寧々』という、1つ歳下の、都会に住んでる女の子がいた。
幼い頃の類
寧々
幼い頃の類
寧々
幼い頃の類
寧々
幼い頃の類
寧々
寧々
幼い頃の類
こんな風に、都会に住んでる寧々には、僕の言葉が伝わらなかった。
当時僕は自分の言葉が方言て思ってないから、伝わらなくて少しショックを受けた。
それから少し、僕は標準語を勉強した。
その次は3年前…僕が中学生の時だ。
この街に、都会から瑞希が引っ越してきた。
類
瑞希
瑞希はいつも少し暗い顔をしていた。
類
瑞希
いつも元気の無い瑞希に、僕は見かけたら声をかけていた。
類
類
瑞希
類
類
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希はハッとしたようにそこで言葉を止めた。
類
瑞希
瑞希
タッタッタッタッ…
類
類
そうやって走り去ってしまった日から、瑞希に会うことは無くなった。
きっと、瑞希は僕に怒っている。
来たくもない不便な田舎に住むことになり、僕の意味のわからない言葉を、聞きたくもないのに聞かされていたから。
僕が…余計なことをしたせいで、瑞希に嫌な思いをさせてしまった。
類
彰人
類
類
類
類
類
彰人
彰人
類
彰人
類
類
類
彰人
類
類
彰人
類
彰人
瑞希の部屋
瑞希
「…久しぶり。元気だったかい?」
瑞希
「瑞希くんおはよう。今日もよか天気やなあ。」
『いつも話しかけて来るけど、ずっと何言ってるのか分かんない。』
瑞希
『……本当はこんな所、来たくなかっ、』
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
ピコンッ
瑞希
瑞希
「明日楽しみにしてるね! お菓子とかも持っていくけど、瑞希って何のお菓子が好き?」
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
絵名
絵名
絵名
ピンポーン
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
玄関
瑞希
絵名
瑞希
優しい言葉をかけられたからか、安心したからなのか、あるいは両方か。
瑞希
絵名
絵名を見た瞬間、涙が溢れてきて止まらなかった。
絵名
瑞希
絵名
瑞希
絵名
絵名
瑞希
瑞希
絵名
瑞希
瑞希
絵名
瑞希
元々、ボクは都会に住んでいた。
生徒
生徒
生徒
瑞希
ボクはとある事で、クラスメイトから遠巻きにされていた。
ご近所さん
瑞希
その事で、近所でも色々言われるようになっていた。
ご近所さん
ご近所さん
ご近所さん
ご近所さん
瑞希
それから、ボクへの嫌がらせだけじゃなく、母さんや家族まで嫌がらせがされるようになった。
家への落書きやピンポンダッシュ…そして、陰口。
そんなふうに段々居場所が無くなり、中学一年生の冬、遠いところへ引っ越すことになった。
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
ボクは正直、こんな不便な田舎に住むのは嫌だった。
でも、住むことになったのはボクのせい。
ぶつける対象の見当たらない苛立ちだけが、蓄積していた。
…そんなボクに、性懲りも無く話しかけてきたのが類だった。
類
瑞希
類はボクを見かけると、必ず話しかけてくれた。
類
瑞希
ボクがどんなに素っ気なく返しても、たまに無視しても、懲りずに話しかけてきた。
類
類
瑞希
類は、この地域の人特有の方言が強かった。
類
類
瑞希
聞き取れなくて意味も理解できない方言に対するやるせなさと、蓄積した苛立ちが溢れた。
類
瑞希
類
気持ちが溢れて、溢れて止まらなかった。
瑞希
瑞希
瑞希
そこまで言って、やっと我に帰った。
慌てて類の顔を確認しようと顔を上げると…
類
類は心が痛むほど悲しそうな、酷く辛そうな顔で、静かにボクを見ていた。
瑞希
傷付けた
瑞希
ボクは逃げた。後ろで類の声が聞こえた気がしたけど、一切振り返らず、家まで全力で走った。
瑞希
傷付けた
最低なことを言ってしまった
類は悪くないのに
悪いのは全部ボクなのに
ただのボクの八つ当たりで、ボクを気にかけてくれた類を傷付けてしまった。
消えたい
あんなこと、言うつもりじゃなかった。
消えたい
謝らなきゃ
消えたい
謝りたい…のに、怖い…
消えたい
消えたい
瑞希
瑞希
瑞希
絵名
瑞希
瑞希
瑞希
絵名
絵名
絵名
瑞希
絵名
絵名
瑞希
瑞希
絵名
絵名
絵名
瑞希
絵名
瑞希
気が付けば、視界がぼんやりと滲んでいた。
瑞希
絵名
絵名
瑞希
瑞希
NEXT