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全てが終わった後、私はリビングの 椅子に座り込んでいた

yanくんが隣にいてくれることが、どれほど心強いか、言葉では表せなかった

et

.....yanくん本当にありがとう

私が小さく呟くと彼は静かに微笑んだ

yan

俺、etさんが少しでも楽になるなら、何でもしますから

その言葉が胸に響き自然と涙がまた滲む

et

.......私、変わらなきゃいけないよね

yan

無理に変わる必要なんてありません。でも、少しずつ前に進めたら、それでいいと思いますよ

彼の優しい言葉に、私は小さく頷いた

次の日の朝、リビングで お父さんと顔を合わせた

私は気まずさを感じながらも、 小さな声で話しかけた

et

......おはよう

etの父親

ああ.....おはよう

お父さんの声もどこか ぎこちなかったけれど

その表情にはいつもの冷たさがなかった

etの父親

今日は.....何時に帰るんだ?

et

.....部活もないからすぐに帰るよ

 その会話が、なんだか新鮮で、 少しだけ胸が暖かくなった

昼休み、私は屋上でyanくんに会った

彼は私を見つけると、すぐに手を振った

yan

etさん!おはようございます!

et

.....おはよう

隣に座りながら、私は静かに口を開いた

et

......お父さん、少しだけ変わった気がする。

yan

それはよかったですね!

彼の顔が嬉しそうに輝いた

et

全部がすぐに良くなるわけじゃないけど、これからは少しずつ話せるようになると思う。

yan

それでいいんです。焦らず少しずつで

その言葉に、私は小さく笑った

yan

etさん、これからも俺に何でも話してくださいね。

et

.....yanくんには話しやすいから

その言葉を聞いて、彼が嬉しそうに笑う

yan

じゃあ、これからもずっとそばにいます

et

......ありがとう

私たちの間に、冷たい風が吹き抜ける

でも、その風はもう、 以前のように冷たく感じなかった

et

私ね、これからもっと強くなりたいと思ってるの

yan

強く?

yanくんが不思議そうに首をかしげる

et

お父さんとちゃんと向き合いたいし、これからのことも自分で決めていきたいから。

その言葉に、yanくんは静かに頷いた

yan

etさんなら絶対できますよ。俺が保証します

et

......yanくんは、どうしてそんなに私のことを信じてくれるの?

yanくんは少し驚いた顔を したあと、優しく微笑んだ

yan

それは.....etさんが俺にとって特別だからです。

その言葉に、胸がどきりと跳ねた

et

.....特別?

yan

はい。etさんが隣にいるだけで、俺はいつも元気になれるんです。

彼の真っ直ぐな目が、 胸の奥にじんわりと暖かさを広げる

et

ありがとう

その言葉を返すと、 彼は嬉しそうに笑った

放課後、私たちは並んで校門を出た

夕焼けに染まる道を歩きながら、 私はふと立ち止まった

et

yanくん

yan

はい?

yanくんが振り返る

その顔が、どこか頼もしく見えた

et

これからも.....隣にいてくれる?

彼は少し驚いたあと、大きく頷いた

yan

もちろんです。ずっと隣にいます

その言葉に、私は 胸が暖かくなるのを感じた

夜、ベッドに横になりながら、 私は空を見上げていた

これまでのことが、 まるで長い夢のように感じる

et

.....もう大丈夫だよ

そう小さく呟きながら、私は目を閉じた

心の中には、未来への 小さな希望が輝いていた

私はもう一度歩いて、君とその先の未来を目指すよ

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