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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

セレナ

あ、エドガーさん!

エドガー

よぉ、セレナちゃん!

エドガー

帰ってきましたっせ

アット

おかえりぃ

エドガー

アット、起きたのか!

アット

うん、いい目覚めだったよぉ

アン

ウッドさんは…?

エドガー

あーもう来るはずなんだけどな

ウッド

っ……

エドガー

言ったそばからきたきた!

セレナ

おかえりウッドさん!

ウッド

……あぁ

セレナ

ん、元気ないね…?

アン

珍しいわ、ウッドさんがこんな落ち込んでるの

ウッド

別に、そう見えるだけだ

ウッド

しばらく1人にさせろ

セレナ

ちょ…ウッドさ──

ウッド

だから1人にさせろと言ってるだろ!

エドガー

おいおい良いのかよ、みんなが心配してくれてるんだぜ…

エドガー

分かったならまずは──

ウッド

〈シルフ〉

ウッドは重ねている本までも巻き込んで吹き飛ばす

セレナ

きゃ……ウッドさん!

アット

〈スクリーム〉!

アン

ナイスっ!

ウッドはバリアでアットの能力を防ぐ

アット

防ぐこともできるのぉ!?

エドガー

全然ナイスなんかじゃねぇ!

ウッド

邪魔すんな、いいな?

そしてそのまま外に出て行った

セレナ

一体彼方の世界で何があったのよ?

エドガー

あぁ実はな──

エドガーは先程までの出来事を話した

アット

うっわ…怖ぁ

アン

だから彼方の世界は残酷なのね…

エドガー

それにあの態度から見て、あいつらはウッドを怒らせたみたいだな

セレナ

……ねぇエドガーさん!

エドガー

なんだ…?

セレナ

ウッドさんの昔ってどうなの…?

アット

あ、それ僕も気になるぅ

エドガー

……話してもいいがウッドがどう思うか

アン

なにかあるのなら早めに教えて欲しいのはある!

エドガー

……んー

エドガー

分かった、一から全て教えようか

エドガー

まずは俺と先輩の出会いから話す必要がある…

セレナ

耳の穴をかっぽじって聞くよ!

エドガー(過去)

っおいお前…!!

土砂降りの路地裏、1人の小柄な男の子が倒れていた

エドガー(過去)

大丈夫かい…?

エドガー(過去)

(濡れてない、なんでだ…?)

ウッド(過去)

ええと……

ウッド(過去)

ここは…どこ?

エドガー(過去)

とりあえず雨が当たらなところに行こう!

エドガーは男の子を連れて場所を移動する

エドガー(過去)

名前とか家は分かるか?

ウッド(過去)

名前、ウッド

エドガー(過去)

俺はエドガー

ウッド(過去)

家は……家って?

エドガー(過去)

家は、自分が住んでいるところだよ

ウッド(過去)

そんなの…ない…

ウッド(過去)

何も覚えてない

エドガー(過去)

(記憶喪失か?)

エドガー(過去)

……なら俺ん家に来いよ

ウッド(過去)

え、いいよ…

ウッド(過去)

僕は1人で何とかするから──

エドガー(過去)

ほらほら躊躇なんかしなーい!

ウッド(過去)

え……?

エドガーはウッドの手を思いっきり引っ張った

明らかに誘拐犯だが、そんなことするつもりはない

ウッドも学校に通う前日

エドガー(過去)

ほらな、俺の親優しいだろ?

ウッド(過去)

うん…!

ウッド(過去)

でも、良いのかな…このままで

エドガー(過去)

いいに決まってる

エドガー(過去)

なんならお前を先輩として見てるから

ウッド(過去)

はぃ…?

エドガー(過去)

ほら、先輩は強いぞ〜

エドガー(過去)

てかもう小4で転入設定にしたから先輩で確定なんだけどな

ウッド(過去)

強制じゃんかw

ウッド(過去)

良いのかそんなこと…

エドガー(過去)

多分良いだろ!

ウッド(過去)

えっ…はぁ……

エドガー(過去)

(*つ▽`)っ)))アハハハ☆

エドガー(過去)

何かあれば俺のとこ来たら良いしな

ウッド(過去)

……ありがとうエドガー

エドガー(過去)

それじゃあ今からウッドのことを先輩と呼ぶからな

ウッド(過去)

今から!?

とある日の学校からの帰り道

エドガー(過去)

学校は楽しいか?

ウッド(過去)

……うん!

ウッド(過去)

あのね──ことがあったんだよ!

エドガー(過去)

へぇ、もう馴染んでるじゃないか!

エドガー(過去)

良かった…

ウッド(過去)

エドガー、家まで競走しようよ!

エドガー(過去)

お、良いぞd(˙꒳​˙* )

ウッド(過去)

位置について、よーいドン!

全速力で駆け出すウッド

エドガー(過去)

ってはやΣ(゚д゚lll)

エドガー(過去)

信号はきちんと止まれよー!

ウッド(過去)

はいはーい!

ウッド(過去)

(あれ?信号ってなんだろう?)

エドガー(過去)

おい、速いって……

ウッド(過去)

え、なになに速いから待ってって?

ウッド(過去)

待たないもーん

ブゥウウウ───

車が横から走ってくる

エドガー(過去)

あ──ウッド!!

ウッド(過去)

え……?

ガッシャーン!

エドガー(過去)

あ────

車とウッドが衝突した

原因は信号無視である

車はひき逃げで去っていった

運が悪いことに辺りには人の気配がしない

エドガー(過去)

おいウッド!!

ウッド(過去)

エドガー

早く救急車を呼ばないとっ!

エドガー(過去)

待ってくれ、まだ生きててくれよっ!

涙が溢れそうだった、それでもウッドは目を覚まさない

涙を拭き、ウッドを見る

この時ウッドを見なければ、能力という存在も知ることはなかっただろう

エドガー(過去)

えっ……は!?

ウッドの怪我をした部位が輝き出す

それは身体を元通りに治していくかのように光り輝いている

そして、目が覚める

ウッド(過去)

う……ん?

エドガー(過去)

先輩…?

ウッド(過去)

あれ僕何かとぶつかって飛ばされたら気が──

ウッド(過去)

あ、そうか……再生能力か…

エドガー(過去)

再生能力……?

ウッド(過去)

あ……いや何でもない

エドガー(過去)

なんでもなくはないだろ、俺はこの目で見たからな…

ウッド(過去)

……エドガー、俺は魔導師だ

ウッド(過去)

再生能力の他にもたくさんの力を持っている

エドガー(過去)

ふぁあ!?

エドガー

ま、魔導師!?

人格が変わったかのようにウッドは話し出し、エドガーはパニックになる

ウッド(過去)

虐めないのか?

エドガー(過去)

は?何言ってんだよ

エドガー(過去)

んな事するわけないだろ!

ウッド(過去)

みんなは俺様のことを馬鹿にしてる

ウッド(過去)

魔導師と言われて狙われる

エドガー(過去)

(魔導師と噂されてたがウッドだったとは…)

ウッド(過去)

再生能力だから無限に殴られ蹴られ、治ってしまうから助けられもしない

エドガー(過去)

おい、でもさっき学校が楽しいって…

ウッド(過去)

あれは嘘だ、能力を隠すため、エドガーを困らせないために──

エドガー(過去)

っお前…!

エドガーはウッドの胸ぐらを掴む

エドガー(過去)

なんでそれを先に言わない?

ウッド(過去)

なんでって、だからエドガーを──

エドガー(過去)

困らせたくないのなら話せよ、黙っとくのが俺にとって1番の迷惑なんだよっ!

ウッド(過去)

……えっ

エドガー(過去)

言ったよな、なんかあれば来いって

エドガー(過去)

辛いことや苦しいことも全部だ!

エドガー(過去)

俺が何とかする、俺は逃げたりなんかしねぇ!

ウッド(過去)

ほ、本当に……?

エドガー(過去)

まだ疑うのかこの俺を?

エドガー(過去)

俺らは偽りであっても同じ場所に住む兄弟みたいなもんだろ!

ウッド(過去)

あ、ぁああ……

ウッド(過去)

うわぁぁあああああああああん!!

エドガー(過去)

ちょ…泣くなよ…

ウッド(過去)

良いんだな、お前を信じて?

エドガー(過去)

もちろんだ!

エドガー(過去)

だから将来もずっといっしょさ!

ウッド(過去)

あぁ!

ウッド(過去)

こ、このことは誰にも言わないでくれよ…

エドガー(過去)

当たり前だ!

エドガーはウッドを精一杯慰めた

それからウッドと2人でMGカンパニーに就職

ウッドは見た目が変わらないため就職は困難かと思ったがあっさりだった

そして俺は──

エドガー(過去)

ついに出来たっ!

エドガー(過去)

記憶消去[イレェィス]!

ウッド(過去)

何が出来たんだ…?

エドガー(過去)

来てたのか…

エドガー(過去)

見てこれ記憶消去[イレェィス]!

エドガー(過去)

これを使えば対象の一部の記憶を消すことができる!

ウッド(過去)

ほんとに!?

エドガー(過去)

あぁ、だから先輩、もう安心して良いぞ!

ウッド(過去)

ありがとな……

エドガー(過去)

よし、社長から頼まれた仕事こなしますかっ!

ウッド(過去)

そうだな…

先輩はとても幸せそうだ、けど

俺との約束はたまに忘れてしまう

それが心残りだ

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