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「じゃあ、また明日ね〜」
「テスト悪過ぎて顧問に叱られそー…」
「今日カラオケ行く人ー!」
「部活遅刻する!」
彰人
冬弥
彰人
冬弥
生徒
彰人
生徒
生徒
生徒
彰人
生徒
彰人
冬弥
彰人
明るく運動神経も良い、人気者の彼は幼なじみだ。
幼なじみというだけで、俺にも友好的に接してくれる、優しい人間。
俺はこの東雲彰人のことが、大嫌いだった。
俺は幼い頃から勉学や音楽を学ばされ、父や兄のようになりたくて、必死に努力していた。
友達と遊ぶことなどほとんど無かったが、幼なじみの彰人とだけは、たまに遊んでいた。
彰人や彰人の家族は皆、いつも俺のことを褒めた。
「いつも頑張ってて偉い」「努力家でいい子」…など、そんな感じのことだ。
特に彰人はいつも「冬弥には勝てない」というようなことを言っていた。
俺自身も、運動神経では勝てないが、勉強やその他のことでは彰人より優れていると思っていた。
正直に言えば、見下していた。
彰人
中学1年生の期末テストのことだった。
「いつもより勉強した」と言っても、俺の方が優れているに違いないと信じて疑わなかった。
中間テストで、彰人とは120位ほど差があったから。
彰人
俺と、60位ほどの差しか無かった。
彰人はほんの少し勉強しただけで、一気に60位も順位を上げた。
その時初めて、自分の愚かさに気が付いた。
彰人がその気になれば、すぐ俺に並ぶ。いいや、抜かされるだろう。
彰人
彰人
彰人
見ないで
褒めないで
頑張らないで
俺より出来ないで、そのままでいて
自分より下がいるから、安心して過ごせていたのに、
ただでさえお前に勝てることなんて、勉強か音楽くらいしか無いのに、
それまで負けたら、俺はどうすればいい?
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
彰人
生徒
彰人
生徒
彰人
彰人
生徒
生徒
彰人
彰人
生徒
どうして、
そのまま俺のいない場で、同調してくれれば良かったのに。
「本当はオレも嫌い」だと、言ってくれれば良かったのに。
どうして、お前はいつもそうなんだ。
嫌い、大嫌いだ。
お前といると、自分が卑屈で惨めで仕方がない。
頼むから、優しくしないで
なぜ、そんなにも欠点が無いんだ
せめてお前の性格さえ悪ければ、俺もここまで惨めにはならなかった。
どうして、
中学3年生になった夏、彰人が行方不明になった。
それはあまりにも突然だった。
だって、行方不明になる前日にも彰人とは談笑したし、
行方不明になった次の日には、共に遊びに行く約束だってしていた。
「友達と遊びに行く」と言ったっきり、彰人が帰ってくることは無かった。
なぜ、
待ってくれ、
約束したじゃないか
遊びに誘ってきたのだって、彰人からじゃないか。
楽しみにしてたんだぞ
俺がお前を嫌いなわけあるか
俺が本当に、心の底から大嫌いなのは、俺自身だ。
俺がお前を嫌うなんて、出来るわけない
嫌いじゃない、大好きだ。ずっと、ずっと。
もしお前がいなくなったのが俺のせいなら、何をしてでも償うから、
だから頼む。帰ってきてくれ
俺を、1人にしないで、
会社
社員
冬弥
冬弥
冬弥
彰人が行方不明になって、もう10年になる。
気が付けば、俺ももう25歳だ。
彰人がいないから友人もいないし、ましてや恋人なんて論外。
彰人がいなければ、俺は独りだった。
自宅
冬弥
俺は自炊も出来ないし、帰宅後は疲れてしまって、シャワーを浴びたらすぐにソファーで眠るのが日課になっていた。
朝は6時に起きて、7時に家を出る。
8時40分に出社して、また19時まで仕事をする。
それの繰り返し
ここは…
暗闇……夢か?動けないな。
彰人
は、
彰人
彰人
なんで、
彰人…?
彰人
彰人
は…?
そんな、「暇だったら遊ぼう」みたいなノリで何を…
彰人
えっ、いや、待っ
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
彰人
冬弥
彰人
彰人
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
彰人
彰人
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
彰人
冬弥
彰人はどこかでまだ生きている。
そう思えたから、生きてこられたのに、
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
彰人
冬弥
彰人
彰人
彰人
冬弥
冬弥
彰人
彰人
彰人
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
彰人
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
冬弥
冬弥
彰人
彰人
冬弥
彰人
彰人
彰人
彰人
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
彰人
彰人
冬弥
彰人
冬弥
彰人
冬弥
冬弥
彰人
冬弥
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コメント
3件
こういうの切ないけど好きです!展開が気になる(っ ॑꒳ ॑c)続き楽しみにしてます!
なんか複雑だけど目が離せない瞬きせずに読んでた続き楽しみに待ってます
息抜きです!!!!雑です!!!楽しかったです!!!