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伊藤 桃

桧山くん…!

伊藤 桃

好きです!

桧山 亮

あー

桧山 亮

うぜぇ…

伊藤 桃

えへ

伊藤 桃

知ってた(笑)

桧山 亮

そもそもなんで俺が好きなんだよ

伊藤 桃

伊藤 桃

カッコいいところとー

伊藤 桃

頭いいところとー

伊藤 桃

運動もできるところとー

伊藤 桃

笑ったときめちゃくちゃ柔らかく笑うところとー

伊藤 桃

妹思いなところとー

伊藤 桃

素っ気ないけど実は誰よりも気配りができるところとー

伊藤 桃

伊藤 桃

面白い小説書いてるところー

桧山 亮

ばっ!?

桧山 亮

なんで知ってんだ!?

伊藤 桃

伊藤 桃

知ってる。

桧山 亮

気配りができるっていうのは嬉しいけど…

桧山 亮

妹思いって何!?

桧山 亮

俺お前に妹見せたっけ!?

伊藤 桃

見たことないよー

桧山 亮

なんでわかんだよ!?

伊藤 桃

んー

伊藤 桃

小説

桧山 亮

は!?

伊藤 桃

桧山くんの小説には必ず幼女が出てくるからー

伊藤 桃

妹いるって噂聞いたから、妹ちゃん大好きなのかなーって思って…(笑)

桧山 亮

待て

桧山 亮

なんで俺が小説家って知ってんだよ。

伊藤 桃

んー…?

伊藤 桃

この前ね、

桧山 亮

(´Д`)ハァ…

伊藤 桃

どうしたの…?

桧山 亮

あぁ…

桧山 亮

なかなかアイデアが思いつかなくてな…

伊藤 桃

なるほどー

伊藤 桃

私もお手伝いしようか…?

桧山 亮

いや、いい。

桧山 亮

いくらなんでも、助けを求めるわけにはいかない

伊藤 桃

そぉ…?

伊藤 桃

っていう事があったからね…

桧山 亮

いやしみじみと語んなや

桧山 亮

そもそもそれだけで俺が小説家って分かるわけないだろ?

伊藤 桃

いやーさ、

伊藤 桃

メモ用紙になんかいろいろ書いてたし、原稿用紙がばっちりみえたからね☆

桧山 亮

マジかよ…

伊藤 桃

覚えてないの?

桧山 亮

………

伊藤 桃

無意識のうちに私を求めてたんだね☆

桧山 亮

ヤメロ

桧山 亮

帰る…

伊藤 桃

バイバイっ!

桧山 亮

まさかバレてるなんて思わなかったわ。 俺、桧山 亮は小説を書いている。

そのことは誰にも秘密だったんだが、伊藤が知ってたとは… なんたる失態(泣)

ちなみに今書いている小説は恋愛小説だ。 自分でもなんで書いてるのかわからん(笑)

くじで何書くか決めようとしたら、恋愛小説になった(笑)

いや、笑えねぇ…

桧山 亮

死んだ…(泣)

桧山 亮

もういいや。

桧山 亮

書こう。

『きゃ…!?』

『のわっ!?』

『ごめんなさいっ!』

『いや、別に…///』 『…お前こそ、大丈夫なのか…?』

『あ、はい…あなたが助けてくれたので…///』

『………///』

桧山 亮

ん〜

桧山 亮

恋愛小説は難しいな…

桧山 亮

なんかもう、ベタなのしか思い浮かばねー

桧山 亮

あーもー!!!

伊藤 桃

やばいやばい!

伊藤 桃

あの先生、怒ると怖いからなー

蒼井 美郷

ちょ、桃ちゃん待って!

伊藤 桃

美郷〜!

伊藤 桃

早くしないと遅れるよー

蒼井 美郷

分かってる!

蒼井 美郷

…桃ちゃん後ろ!

伊藤 桃

え?

ドンッ

伊藤 桃

痛っ…

蒼井 美郷

コケるっ…!?

桧山 亮

いてぇな…

伊藤 桃

あれ…?

伊藤 桃

痛く、ない…?

桧山 亮

お前、前見て歩けよ

伊藤 桃

ごめんごめんご

伊藤 桃

誰かと当たっちゃって…(笑)

桧山 亮

別にいいけど…

桧山 亮

どこも痛くないか…?

伊藤 桃

ぜーんぜん!

伊藤 桃

ありがとう!

桧山 亮

…っ

伊藤 桃

いやーこれは運命なのかな?

伊藤 桃

桧山くんとぶつかっちゃうなんて…むふふ

桧山 亮

キモい

伊藤 桃

だから、付き合って?

桧山 亮

断固拒否

伊藤 桃

だーよねー(笑)

蒼井 美郷

も、桃ちゃん…

蒼井 美郷

怒られちゃうよ…?

伊藤 桃

…へ?

伊藤 桃

あぁぁぁぁぁぁああああぁぁああ!

桧山 亮

うるせ…

伊藤 桃

バイバイ桧山くん!

伊藤 桃

好きだよー!

桧山 亮

馬鹿っ…

小説と同じ…

桧山 亮

桧山 亮

これって…さ。

桧山 亮

偶然、だよな?

俺は、この前書いたシーンを消し、今日の事を書いた。

『どうしたの…?調子悪い?』

『うるせぇ!何も知らないくせに、分かったような言い方するなよ!』

『ごめん…傷つけるつもりじゃなかったの…』

『もういい…』

桧山 亮

うわー

桧山 亮

なんつーベタ

桧山 亮

こんなん売れる訳ねぇーだろ…

桧山 亮

だーもうっ!

桧山 亮

なんでこんなに上手くいかないんだ…?

嫌なら、やめちゃえば…?

桧山 亮

は?

だって、できないんでしょ?わからないんでしょ?作れもしないものを作ろうとしてどうするの?

桧山 亮

うるせぇ…

そもそも、彼女もいない。好きな人もいないのに、どうやって恋愛小説なんてかくの…?

桧山 亮

黙れ…!

いつも告白してくれる女の子がいるのに、なんでOKしないの?

桧山 亮

いいだろ別に!

関係ないと思ってるの?

俺は亮だよ?

桧山 亮

は…?

俺はお前

お前は俺

だからわかるよ?

なーんでも

桧山 亮

うるさい!

わかってるんだよ。 伊藤 桃に告白されて断ってるのは。

桧山 亮

言うな…

もし仮に伊藤 桃の告白にOKしても_

桧山 亮

言うなっ!

愛せないかもしれないから、でしょ?

桧山 亮

小説に没頭しなくちゃいけない 締切を守らなければならない

そしたら、伊藤 桃の事なんて忘れちゃうからでしょ?

桧山 亮

ホントは揺らいでるくせに_

桧山 亮

………っ

伊藤 桃

やー桧山くんと空き教室で二人きりっていうのは恥ずかしいねー

桧山 亮

それをさらっと口にだすお前が恥ずかしいわ

伊藤 桃

そうかな…?

ホントは揺らいでるくせに_

桧山 亮

………っ

伊藤 桃

桧山くんー?

伊藤 桃

桧山くん…?

桧山 亮

伊藤 桃

好きだよー

俺の中の、何かが切れた

桧山 亮

うるせぇ!

伊藤 桃

ビクッ

伊藤 桃

ごめん…

伊藤…震えてる。

桧山 亮

俺こそ、急に怒鳴ってごめん…

伊藤の言葉一つで、俺の心はかき混ぜられる

伊藤 桃

ひ、桧山…くん。

桧山 亮

…何?

伊藤 桃

小説、進まないの…?

桧山 亮

っ!?

桧山 亮

黙れっ!

伊藤 桃

え…

桧山 亮

お前は何も分かってない!

桧山 亮

俺が小説書いてて、どんなに辛いのか_

桧山 亮

この気持ちが分かるのか!?

伊藤 桃

あ…ぅ…

桧山 亮

いつもいつも、会えば告白ばっか!

桧山 亮

迷惑なんだよ!

伊藤 桃

………!

伊藤 桃

ご、めんね…

伊藤 桃

ごめんなさいっ…!

桧山 亮

もういい…

桧山 亮

俺に関わるな。

伊藤 桃

___。

完全にやっちまった…

女子に八つ当たりとか、情けねー

ホントに、小説と同じ内容でビビる…

待てよ…?

同じなら、この先を変えれるんじゃ…

桧山 亮

………!

『ごめん。この前は悪かった』

『別にいいよ。怒ってないし』

『あのさ、俺…』

『聞きたくない!』

桧山 亮

………違う

桧山 亮

ネガティブに考えるな!

『ねぇ!』

『何?』

『この前はごめん!無神経だったと思う! …許してとは言わない。だけど…』

『これだけは言わせて。…好き、だよ。』

『…!待てよ…』

『___ゃだ。』

『…え?』

『好きじゃやだ。大好きがいい』

『大好きだよ♡』

『俺も…愛してる…』

桧山 亮

ナニコレ

桧山 亮

どっかで見たことあるような内容なんだけど。

桧山 亮

でも…いっか。

伊藤 桃

桧山くん、来て。

桧山 亮

…いいよ。

伊藤 桃

あのね、えっと…

伊藤 桃

この前は、ごめん…

伊藤 桃

馬鹿だったと思う。

伊藤 桃

そんなに、桧山くんが迷惑って思ってたなんて、思ってなくて…

伊藤 桃

これからはもう、関わらないようにするからさ、これだけは言わせて…

伊藤 桃

好き…だよ。

桧山 亮

伊藤 桃

じゃね…

桧山 亮

待てよ!

ギュ…

伊藤 桃

ヒャッ!?

桧山 亮

俺の事、好きなんだろ?

伊藤 桃

う、ん…

桧山 亮

ホントに?

伊藤 桃

え…?

桧山 亮

好きじゃ、俺は認めない。

伊藤 桃

どういう…

桧山 亮

大好きって…言えよ

伊藤 桃

ぇ…!?

伊藤 桃

だ、だだだだだ大好き…でしゅっ!?

桧山 亮

噛んでやんの(笑)

桧山 亮

俺も、大好き…

伊藤 桃

へっ!?

伊藤 桃

なんで!?

桧山 亮

分からん

桧山 亮

でも、伊藤_

桧山 亮

桃が好き。

伊藤 桃

んへへ

桧山 亮

ね、俺と付き合って。

桧山 亮

てか付き合え

伊藤 桃

あ、はい。

桧山 亮

返事が可愛くねーな。

伊藤 桃

別にいいでしょ!

伊藤 桃

んふふふふ

桧山 亮

キモ…

伊藤 桃

そういや、小説進まなかったんでしょ?

伊藤 桃

結局どうなったの?

桧山 亮

あーあれ?

桧山 亮

出さない。

伊藤 桃

なんで!?

桧山 亮

あれは、出したくない。

伊藤 桃

え、何?

伊藤 桃

何書いたの?

桧山 亮

言わねー

伊藤 桃

えーじゃあ聞かないからさ、ホラー小説書いてよー

桧山 亮

ムリ

伊藤 桃

えー

桧山 亮

桧山 亮

いいよ

伊藤 桃

やった!

桧山 亮

お前、ホラーとかいけんのかよ?

伊藤 桃

全然ムリ。

伊藤 桃

嫌い。

桧山 亮

なんでだよ?

伊藤 桃

分かんない(笑)

桧山 亮

じゃあ、とびきり怖いの作ったろ(笑)

伊藤 桃

え…

     

もしかしたらこの先、俺はお前を忘れるかもしれない。

だから、俺に忘れられないように、ずっと傍にいろよ?

鈴蘭ですぅ ↑キモ

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