霊夢
や、やり直し……?
魔理沙
そう、やり直し
霊夢
何の……?
魔理沙
それは後で分かるさ
魔理沙
だから霊夢はじっとしてて
霊夢
わ、分かったわよ
やり直し?
まさか人生の……?
でも魔理沙がそんなことするわけないわよね
というか、もうタヒぬ気はないけどね
まあ今はじっとしてるしかないわよね!
信じて待ちましょ
魔理沙
霊夢、目をつぶってくれない?
霊夢
え、ああ良いけど
霊夢は目をつぶった
期待と不安で頭がいっぱいだ
海岸
魔理沙
目を開けて良いよ
霊夢
ん……ここは?
外の世界へ魔理沙は転送した
転送先は海岸だ
魔理沙
ここは、外の世界だ
霊夢
結界の外!?
魔理沙
そうだ
魔理沙
ちなみにここは海だ
霊夢
海……幻想郷には無いわよね
魔理沙
そうだな
魔理沙
だから私はここに転送したのぜ
霊夢
へぇー
海か、、
一度は来てみたかったわ
足踏みした感じ、砂浜かしら
幻想郷では味わえないわ
魔理沙
霊夢!!
霊夢
!?
魔理沙は覚悟を決めた
魔理沙
私のせいで勘違いさせてごめんな
魔理沙
そのせいで傷つけてごめんな
魔理沙
大切なのに気づけなかった、まだ罪悪感はあるよ
魔理沙
その件については謝るぜ
魔理沙
その上で聞いてほしい
霊夢
うん
魔理沙
私は初めて両思いだと知った瞬間から霊夢をよりいっそう愛そうとした
魔理沙
これまで以上、大切にしようと決心した
魔理沙
だからこそ、霊夢にはしっかり伝えなきゃって思ったんだ
魔理沙
霊夢のためにも、私のためにも、な
魔理沙
霊夢
愛しているぜ
魔理沙
良かったら、、
付き合ってください!
魔理沙は指輪を差し出した
午前0時0分00秒 のことだった
霊夢
うふふ、わざわざありがとうね
霊夢
私のためにこんなに大きな舞台を用意してくれて
霊夢
本当に嬉しいわ
魔理沙
ありがとうなのぜ
霊夢
もちろんだけど、返事はokよ
魔理沙
やった……!!!
霊夢
ただ一つ、条件があるわ
魔理沙
いいぞ、何でも受け入れてみせる!
霊夢の目がガチのそれだった
霊夢
愛してくれる?
霊夢
こんなにダメな私でも
魔理沙
……
霊夢
魔理沙?
魔理沙
……当たり前じゃないか
魔理沙
いかなる時でも霊夢を愛すよ
霊夢
ありがとう、その言葉ずっと覚えておくわね
霊夢は、愛の歪んだ笑顔で魔理沙を見つめた
END
第1期 END
第2期もお楽しみに……