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柘榴

...死にたい。

そう思い始めてから

3ヶ月の月日が流れた。

自室

柘榴

....

ドサッ

柘榴

はぁ...はぁ...

柘榴

柘榴

今日も...死ねなかった...

私は今死のうとしている。

“彼ら”が暴徒化し、今でも大勢の人間が殺され続けている。

柘榴

こうなったのは...

柘榴

“彼ら”を創った私の責任だ...

当時は戦争どうこうの話をしていたが今はそんなもの関係なくなった。

柘榴

私のせいで...

柘榴

街の人は...

街を歩けば腐乱死体の数々、倒壊した建物、街全体に散らばっている炎...

それはまさに地獄だった。

目を瞑れば、憎悪に満ちた“彼ら”の声、逃げ惑う人間達の悲鳴、何かを訴えているような遺体の目...

それらが私を追い詰めている。

そんな恐怖に耐えられなくなった私は命を絶つことを決意した。

しかし、

柘榴

私は...死ぬことすらできない。

柘榴

あの頃と同じ臆病なまま。

柘榴

私は先輩達のようにすらなれない...

柘榴

...あ。

柘榴

もう食べ物がなくなってる...

柘榴

買いに行かないと...

スタ...スタ...

柘榴

....

街を歩きたくないから、食べ物はまとめて2〜3週間分を買い占める。

そのおかげで私は、ほぼ家の中だけで生活している。

柘榴

...あれ?

柘榴

コンビニがなくなってる...

いつもは近くのコンビニで物資を買っているのだが、そこはすでに“やられた”後だった。

柘榴

コンビニがないってことは...

柘榴

あそこのスーパーまで行かなきゃ...

スーパーは自宅から歩いて8分程掛かる。コンビニは1分程なのに。

柘榴

仕方ない...歩くか...

スタ...スタ...

コソッ

柘榴

はぁ...はぁ...

普段ずっと家に引きこもっているため、運動能力が異常なくらい低下していて驚いた。

柘榴

あとちょっとなのに...

ガタンッ

柘榴

柘榴

...えっ?

振り返ると黒いローブをまとった人物が私の背後に立っていた。

柘榴

う、嘘...

柘榴

逃げなきゃ...っ‼︎

タッタッタッ

???

....

タッタッタッ

柘榴

はぁ...はぁ...

柘榴

殺される...殺される...

あんなに死を願っていたのに?

柘榴

はぁ...はぁ...

ねぇ、何で逃げるの?

柘榴

はぁ.....はぁ......

死にたいなら止まりなよ。

柘榴

あ...目眩が...

ズテンッ

柘榴

はぁ...はぁ...

スタスタスタ

???

....

柘榴

ひっ...こ、来ないで...っ‼︎

???

...大丈夫です。私はあなたに何も危害は加えません。

???

少し協力をしてほしいことがあり声をかけました。

柘榴

きょ、協力...?

???

はい。ここではアレなので、そこの喫茶店でお話をしてもいいですか?

柘榴

ちょ、ちょっと待って‼︎

柘榴

あ、あなたは一体誰なの...?

???

私ですか?

???

私はあなたがよく知る人物ですよ。

柘榴

....

???

では、これでどうでしょうか?

バサッ

柘榴

えっ...何で...

???

お久しぶりです、柘榴さん。

柘榴

柘榴

凛ちゃん...っ⁉︎

抗体人間シリーズ−過去編−

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51

コメント

4

ユーザー

ありがとうございます😊 そう言っていただけると嬉しいです(o^^o)精一杯頑張っていきます‼︎

ユーザー

分かります。私も文章量が多くなりがちなので、痛いほど。投稿したてのときは、もっともっと酷い有り様でしたよ。身内に難しくて読みたくないって言われましてね。トホホでした。もちろん♥も一桁笑。これからも素敵な作品書いてください。こつこつ書けるから本当に凄いですね!応援しています。

ユーザー

コメントありがとうございます‼︎ いつも書きたいことが多すぎて、つい詰め込み過ぎてしまうんですよね...笑 かといって、あまり長引かせすぎると読者の方々も飽きてしまうと思い、最高でも①〜③のうちにまとめないと...っ‼︎と読みづらい文章になってしまいます... 今後は工夫してより読みやすい小説を作ることを目指していきたいと思います‼︎\\\٩( 'ω' )و ///

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