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6 - 一章6話 誇り高きドラマー

♥

101

2022年06月26日

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ジョセフの事務所 ライブ部屋

待ち合わせ前…

アヴドゥル

〜♪

花京院

アヴドゥルさん、練習ですか?

アヴドゥル

あぁ、皆と集まる前に練習したくてな

花京院

じゃあ僕も一緒に大丈夫ですか?

花京院

皆の実力に追いつきたいんです

アヴドゥル

(十分すごいと思うが…)

アヴドゥル

分かった、軽く手合わせしようか

花京院

はい!よろしくお願いします!

演奏が終わり…

アヴドゥル

ふむ…やはり2人だと一体感は薄いが

花京院

何だか、繋がってるって感覚しますよね

アヴドゥル

そうなんだ…4人でした時はもっとだったな

花京院

えぇ…承太郎がすごいと話していたことは本当だったと理解しました

数日前…

承太郎

ハー…ハー…

花京院

ッ…

花京院

す、凄かった…!!

ジョセフ

やはり、4人じゃともっと一体感がでるのぉ

アヴドゥル

これが5人でするとなると…

承太郎

想像以上にやばそうだな

承太郎

もちろんいい意味だ

承太郎

…はやく最後の一人を見つけねぇと

アヴドゥル

だな、これは楽しみだ

花京院

(3人はこんな一体感をいつも味わってたのか…)

花京院

(すごいな…本当にここに入れて良かった)

アヴドゥル

そう言えば、ピアノを再開した時って教える人はいなかったのか?

花京院

はい、だいたい自主でやってました

花京院

高校の時もミュージックスタジオで練習してました

花京院

けど…キーボードが少し苦手で

花京院

色んなボタンがあって、操作が難しいんです

アヴドゥル

あぁ…確かにキーボードは何かと難しいが

アヴドゥル

慣れると楽しいぞ

アヴドゥル

花京院も覚えがいいからきっとすぐ分かる

アヴドゥル

良かったら私が教えよう、キーボードの操作とか分からないことがあれば良かったら私に聞きなさい

花京院

ほんとですか?!…あ、ありがとうございます!

花京院

(ベースのマジシャンと言われているアヴドゥルさんに教えて貰えるなんて…)

花京院

(本当に嬉しすぎるんだがッ!!)

ジョセフの事務所 会議室

アヴドゥル

すみません、少し遅くなりました

ジョセフ

大丈夫よーん!儂らもついさっきここに来たし

花京院

アヴドゥルさんと少し手合わせとかしてて遅くなりました

承太郎

そうか、良かったな

承太郎

アヴドゥルは教え方が上手くてわかりやすい

花京院

そう!とっても分かりやすくてほんと助かったよ

アヴドゥル

2人とも…恥ずかしいからやめてくれ

ジョセフ

んもー、そろそろ本題入るぞ〜

承太郎

じゃあ、今日はとりあえず軽く話し合ってから練習って話になったが

承太郎

話し合いってなんだ

ジョセフ

これからの話とか、そういうことを話そうと思ってな

ジョセフ

まず承太郎に聞くことがあっての…

承太郎

なんだ?

ジョセフ

バンド名、曲はどうする?

アヴドゥル

私とジョースターさんで話し合っていてな

アヴドゥル

ずっと気になっている事なんだが…

承太郎

それは…

承太郎

全員が揃ってから決める

承太郎

5人揃って、どんなのがいいか、どういう風にすればいいかとかあるからな

承太郎

もし今決めて、Drumの奴と合わなかったらどうする

承太郎

俺はそれは絶対に避けたい

承太郎

そいつも仲間なんだからな、とりあえずその2つは申し訳ねーが揃うまで待ってくれ

ジョセフ

分かった、そうしよう

花京院

承太郎がそういうのなら仕方ないな

アヴドゥル

また5人で揃ったらデビューライブとか決めた方がいいかもしれないな

ジョセフ

いいのぉ〜!ライブなら儂が手配する

ジョセフ

せっかくだし他のバンドも入れたいのぉ

アヴドゥル

他に何か聞きたいこととかないか?

花京院

あ、僕も承太郎に1つ聞きたいことがある

承太郎

花京院が?

花京院

あぁ…入る前から疑問に思っていた

花京院

君は、父のようなバンドを目指す以外に

花京院

他に目標があるんじゃあないか?

アヴドゥル

どういう事だ?

花京院

2ヶ月前の時、君は明らかに慌ただしかったというか、焦っていたことがあった

大学 教室

2か月前

花京院

承太郎!おは…

承太郎

花京院、すまねぇが今は話しかけないでくれ

承太郎

はやく…早く見つけねぇと

承太郎

チッ…あの野郎

花京院

(機嫌がすごく悪そうだ…)

花京院

(誰かと何かあったのか?)

花京院

って感じで

ジョセフ

なるほどのー

ジョセフ

んで、本人はどう述べるんじゃ?

承太郎

…まぁ、花京院の言う通りだな

アヴドゥル

誰かに何か言われたって?

承太郎

…これは、決闘、みたいになるかもしれねーな

承太郎

俺はあるバンドをぶっ倒すためにもバンドを組んだ

ジョセフ

そのバンドは?

承太郎

…………

承太郎

ARAKISOだ

アヴドゥル

!!…

花京院

そ、そのバンドって

花京院

今世界的にも注目が集まっているバンドじゃあないか?!

承太郎

…あぁ、その中の特に倒してぇやつが

承太郎

DIO

ジョセフ

DIO…!

アヴドゥル

DIOって、私のように楽器が全て使えて
担当楽器がDJ…プロデューサーもしていて
そのバンドも、彼が才能を見抜きスカウトして誘っていて

アヴドゥル

様々なメディアで注目されている…

アヴドゥル

……業界の間では「音楽の神」と言われているな

ジョセフ

にしてもあいつ…本当に生き返ったのか謎じゃ

承太郎

どういう事だ

ジョセフ

いや、過去にもDIOはいたんじゃ

ジョセフ

ディオ・ブランドー…

ジョセフ

100年くらい前にも、儂の祖父

ジョセフ

ジョナサン・ジョースターと音楽バトルをよくしていたらしい…

ジョセフ

まだ、バンドができてない頃の時代じゃし、普通の音楽バトルだったらしい

ジョセフ

凄まじい勝負らしくてな

ジョセフ

だが、ジョナサンは若くして亡くなった

ジョセフ

ディオとな

花京院

…え?

アヴドゥル

2人は何故…

ジョセフ

事故じゃ

ジョセフ

演奏中、ステージのものが落ちてきて

ジョセフ

2人は下敷きになった

ジョセフ

確認不足でライトなどが緩んでいたんじゃ

ジョセフ

丁度、数日前ライトの入れ替えもしていたしな

ジョセフ

それでディオは亡くなったとおもったが…

ジョセフ

だが、祖父を知っていて、ディオの存在も知っている関係者に聞いたディオの姿と今の姿

ジョセフ

ほとんどそっくりなんだ

承太郎

……気味が悪ぃな

ジョセフ

そうじゃな…

ジョセフ

ほんとに、アイツ何者なんじゃ

花京院

ふむ…承太郎は彼に何と言われたんだ

承太郎

あぁ、話すのは気分悪ぃが話さねぇとダメだから言うぜ

それは…ライブが終わったあとの楽屋

俺がその時、ソロで参加していた時だ

ライブ会場 楽屋

承太郎

(今日は結構大きなイベントに参加出来てよかったな…)

承太郎

(そういや、俺の二つ前に演奏していたギタリストが気になる、後で話してなにか参考になるのも聞いて…)

DIO

おい、貴様

DIO

空条承太郎か?

承太郎

……てめーは

承太郎

(ARAKISOのDIOか…)

承太郎

(こいつらのバンド、演奏は悪くねぇがどいつもなんか気に入らねぇ)

承太郎

(嫌な感じがする…)

DIO

どうした?そんな目で見つめて

承太郎

……何の用だ

DIO

聞きたいことがあるんだが

DIO

何故、バンドを作らない?

DIO

空条貞夫の息子でありながら、ソロで活動しているなんて

DIO

勿体ないじゃあないか

承太郎

…今は探してる途中だ

DIO

貴様…怯えているのか?

承太郎

……あ?

DIO

どうせ自分なんかと組むやつなんざいねぇなんて思っていて、諦めかけているだろう?

承太郎

(んな事考えてるわけねぇ)

承太郎

(なのに、こいつに言われるとそう思えてくる…虫唾が走る)

承太郎

てめぇには関係ねぇ、失せな

DIO

貴様がバンドを組んだらいつか私のバンドと対バンをしようじゃあないか

DIO

だが…バンドが組めたらの話だがな

承太郎

てめぇッ!!!

DIO

じゃあ、またな…

承太郎

待ちやがれッ!!

承太郎

今でもイライラするぜ…

花京院

そんなことが…あの人、表では穏やかな感じでしているが僕も正直あれは嘘だなとは思っていた

花京院

裏がそんな上から目線だとはな…

アヴドゥル

…実は私、昔DIOにバンドを誘われたことがあった

ジョセフ

なんじゃと?!

アヴドゥル

まぁ…もちろん断りましたよ

アヴドゥル

でも彼の誘う声が甘く、まるで誘惑するような感じでした

アヴドゥル

ほんとに…入らなくて良かった

ジョセフ

……また何か起きなければいいがの

承太郎

とりあえず、話し合いはこれぐらいでいいだろ

承太郎

はやく弾こうぜ

花京院

そうだな、僕もまたうずうずしてきた

アヴドゥル

じゃ、今回はここまでにしてはやくスタジオに向かうとするか

ジョセフ

んじゃ、しゅーりょー!!

数日後

街中

承太郎

(前、じじいに言われて最近はよく散歩するが)

承太郎

(中々いいもんに出会わねぇな…)

承太郎

(しかも女が一々来やがるからストレス溜まるぜ)

承太郎

…ん?なんだここ

承太郎

バンド…カフェ?

一見普通のカフェだが、バンドカフェと書かれていて興味を引き立つには十分な場所だった

承太郎

(入ってみるか)

バンドカフェ

シェリー

いらっしゃいませ〜!

承太郎

(普通なカフェだが…ステージがあるな)

承太郎

(ここでライブするのか)

シェリー

1名様ですか?

承太郎

あぁ

シェリー

かしこまりました!お客様はご来店初めての方ですよね?

承太郎

あぁ…そうだが

シェリー

ふふ、ですよね!だって空条承太郎さんが来るなんて、もし来てたら忘れるはずないわ!

承太郎

知ってるのか、俺の事

シェリー

えぇ、バンドカフェの定員は皆音楽経験者で、知識も豊富な人が多いんです!

シェリー

あ、今回の演奏スケジュールです!良かったらどうぞ

承太郎

ありがとうな

承太郎

(なるほど、時間おきに色んなソロミュージシャンや、バンドがやるらしい…が)

承太郎

(あまり見た事ない奴が多いな、多分イベントとか出ないやつやバンドの奴がソロでいたりするのか)

シェリー

もうちょっとで私の兄の演奏もあるので良かったら見て下さいね!

承太郎

兄?…この時間帯だと

承太郎

ジャン・ピエール・ポルナレフ…これか

承太郎

…!!

承太郎

(ドラマーって…書かれてやがる)

承太郎

……ありがとう、是非見させてもらう

シェリー

ありがとうございます!

シェリー

お待たせ致しました!コーヒーです

承太郎

ん、ありがとな

シェリー

いえいえ〜!

承太郎

(内装は悪くねぇ、しかもコーヒーの味もすごく美味い、手作りか)

承太郎

(それにしても、ジャン= ・ピエール・ポルナレフ…どんな奴だ)

承太郎

(まぁ…俺が知らないってことはあまりイベントには行かないやつか)

承太郎

(イベントや少し大きめなライブをするバンドならほぼ頭に入っている、外国人ならもっと忘れないだろう)

承太郎

(てにかく…そいつの音がどんなのかだけ見るか)

すると途端に店のライトが少し暗くなり、ステージの方に明かりが付く

承太郎

そろそろか…

定員

ではお待たせ致しました!

既にもう歓声が聞こえてきた

承太郎

(周りの奴らは常連か…)

承太郎

(余っ程、そいつ人気らしいな)

定員

我が店の誇り高きドラマー、ポルナレフです!

ステージから出てきたのは…

変わった髪型をした筋肉質の 見るからに外人の青年だった

承太郎

……なんだあの頭

ポルナレフ

よーし…耳の穴かっぽじってよーく聴けよ!

音楽が流れ、それに合わせて ドラムを叩いていく

承太郎

!……

承太郎

(なるほど…drum以外のパートがある曲を流して、低いボリュームで流してドラムをメインに見せていく感じか)

承太郎

(そしてあいつの音…俺みたいに小さい頃から何度も練習した音だ、迷いも不安も一切感じない)

承太郎

(自分の音をしっかりわかってる音
…そして、うるさ過ぎず、的確で綺麗な音…drumにそんな事が可能なのか…)

承太郎

(…それにしても、こんなに実力があるのに、何故表舞台に出ないんだ)

承太郎

(きっとこのスキルなら、大手事務所にスカウトされるはずだ)

承太郎

……

バンドカフェ 出演者の休憩室

ポルナレフ

あー…つっかれた!

ポルナレフ

けど今日もいい音出せたぜぇ

コンコン…

ポルナレフ

はーい

シェリー

お兄ちゃん、お疲れ様!

ポルナレフ

シェリー!!

ポルナレフ

ありがとなぁ、シェリー

シェリー

ふふ、今日の演奏もとっても良かったわ!

ポルナレフ

ほんとかい?そりゃあよかったぜ

シェリー

あ、それとね、貴方と話したいお客さんがいるらしいの

ポルナレフ

ん?何方だい?

シェリー

見たらわかるわ、こちらです!

ポルナレフ

かわい子ちゃんならいいけど…確率は低そうだなぁ……(ボソッ)

承太郎

失礼する

ポルナレフ

…………へ?

ポルナレフ

ぁ…あんたって…!!

ポルナレフ

ソロで活躍してる超有名な空条承太郎じゃあねーか!!

ポルナレフ

ファンなんだよなー!サインいいか?

ポルナレフ

てかほんと近くで見ると顔がいいよな〜

ポルナレフ

イケメンって近くで見るとほんとまぶし〜ぜ、まぁ俺の方が上だけどな!

承太郎

(…なんだ、こいつ)

承太郎

(頭と下半身が分離してるような、そんな感じは)

承太郎

(演奏してる静かさとは大違いだぜ…)

承太郎

…この紙でいいか?

ポルナレフ

おう!頼むぜ!

承太郎

……よし、これでいい

ポルナレフ

うわー!すげぇ!めちゃかっけぇ!

ポルナレフ

メルシー!承太郎!

ポルナレフ

あ、そうだった!要件はなんだ?

承太郎

…実は、俺は前からバンドを作ろうとメンバーを集めているんだ

シェリー

えっ?!そうなんですか?!

承太郎

…まぁ、大分メンバーは集まった

承太郎

それで今回、お前の音を聴いて…正直とてもいいと好印象をもった

承太郎

その性格も…きっとバンドを良くしてくれる

承太郎

良かったら…俺のバンドに……

ポルナレフ

すまねぇがお断りする

承太郎

……?!

シェリー

お、お兄ちゃん…!

続く

イラストは後日出します!

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

4

ユーザー

シェリーっていう名前が出てきた瞬間2度見してしまった

ユーザー

シェリーが生きてる兄妹仲良ぴしてるその時点でもう幸せ(?) 花京院やっぱヲタクっぽいのいいですねッポルポルッッッ何故ッッッ理由があるのだろう次回楽しみ!

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