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#かんひゅ
かきごおり。
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イギリス
イギリス
清
イギリス
拒絶する彼の口に、食事を運ぶ。
運ぶ。運ぶ。
口を閉じているから手で無理やり開ける。飲み込まないから指で無理矢理飲み込ませる。
そんな生活を、もうずっとしている。
あれから彼…清は、予定通り苦しんでくれるようになった。
私がくると少しだけ肩を震わせ、一瞬だけ強張った表情になった。
きっとまたあの男たちを呼ばれると考えているから。
だから、少しだけ私に怯えてくれるようになった。
それに、あの神薬のせいもあるだろう。
ちょっとだけ不法を犯して、食事に混ぜてやるとあら不思議。
だんだん、彼の精神は壊れていった。
食事に対する抵抗も前より遥かにマシになった。アレは依存物質が含まれているから、それのせいでもあるだろう。
長い時間をかけて、清は食事を完食した。
無理やり食べさせられたからか、彼はしばらく咳をしていた。
イギリス
清
イギリス
清
おかしい、怖がると思ったのだが。
今日はなんだか落ち着いてる気がする。
ひどい時は一日中泣いてるくらいなのに。
清
清
じゃら、と音がする。
…手錠と、足枷の音だ。
イギリス
清
イギリス
イギリス
言っていて、瞳が段々熱くなっていく。
あぁ、そうだ。逃げられたらもう二度と会えない。
やっぱ逃げる気なんだ。どうしよう、今から足を切って、腕も切ってしまえば逃げられない?
いっそ口を縫って仕舞えばそんなことも言わなくなるだろうか。
…と、思っていると。
清
清
清
清
イギリス
清
イギリス
不安が胸を埋め尽くす。
どうしよう、全部全部嘘だったら、全部思ってもないことだったら。
…でも、
酷いことしてきた自分を許せないから、
それの罪滅ぼしをするように、
記憶からかき消すように、
清の拘束をといた。
清
清
イギリス
清
清
イギリス
なんだろうか、恨み言だろうか。
そんなことを考えていると。
不意に、柔らかい触感が、
唇を覆った。
イギリス
何をされたのかわからないまま、背中が近くの壁にぶつかる。
しばらくすると口内になにかが滑り込み、吟味するかのようにゆっくりとそれが蠢いた。
しばらくすると、それが離れる。
…え、今。
今、今の、って。
清
清
清
イギリス
清
清
清
清
清
ぱたり。
言っている途中で、彼は地面に座り込んで動かなくなった。
イギリス
怖くなって、彼の頬に触れてみた。
…けど。
触れたところから、
彼は文字通り、身体が塵となった。
イギリス
気づいた時にはもう遅く、彼がいた場所には塵と衣服だけが残っていた。
…私は、これを知っている。
国が滅亡した時、国の擬人は、たまに塵となってしまう時がある。
あまりにもボロボロで、酷く弱った時に、それは発動する。
一種の『呪い』のような、そんな体質。
そしてその塵となった者は、
勿論生きてないし、
生き返ることも、なかった。
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
塵と化した、彼を手に取る。
儚く、美しく、きれいで…
…それをみていると、
瞳がみるみるうちに熱くなっていった。
イギリス
イギリス
イギリス
私はその日、
一日中、泣き果てた。
コメント
3件
そういうことね……、 自分が亡くなる?と分かっていたからこそ清さんは落ち着いていらっしゃったんですね…。 イギリスさんっこれ絶対もどかしい気持ちでいっぱいになるでしょうね。『正攻法』でいけばよかった、って。 ところでイギ清初めて読んだけれどとても面白かったです。この組み合わせも需要凄いですね…!!
読んだ…読んだわ…これ… 最後の最後で清が「好きアル」「愛してるアル」って言いながら塵になって消えるの、マジでやばい。心臓ぎゅってなった。 ずっと無理やり食べさせられて、怯えて、壊されてたのに、あのタイミングで「はじめてあったときからずっと」って… イギリスの慟哭、俺ももらい泣きしそうになったよ。 この後編、めちゃくちゃ刺さった。