この作品はいかがでしたか?
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担任
pr
新しい環境になれなくて、
虐められたり、クラスにいけなくなったり。
そんなこと、よくあることだ。
実際俺はなったことないけど
アイツがそうだったから。
…ああ、ダメだな。
起こってしまったことはどうしょうもないし、
起きたことは全部変わらないし。
思い出すだけ無駄。
思い出すだけ、自分の首を絞めるようなこと。
アイツのことを想起すると、
悲しみから立ち直れなくなる。
起きたことは全部変わらない。
そんなこと、何度も唱えてきたじゃないか。
強引にアイツの記憶を振り払って
置いていかれないように足を動かした。
担任
pr
ガラガラ
扉が閉まってすぐに、ホームルームが始まったようだ。
さっきまで耳障りだけど無視していた爆音達が
一瞬にして死んだように収まった。
こんな嫌な静寂を、俺は聞いたことがある。
確か、誰かの…
pr
嫌だ。思い出したくない。
人は失敗から学ぶ生き物だけど
命に関わるような失敗から学べることなんて
深い後悔と嫌悪感くらいしかないだろう。
担任
pr
ガラガラ
担任
pr
pr
今更迷わない、定番の挨拶の仕方。
注目受けたくなくて、尚且つヤバイと思われない感じの
モブ
モブ
周りの会話を聞き流しながら
誰も座ってないし、使われた様子もない
“空席”と思われるものがあった。
pr
なんだろう、変な感情だな。
確か、アイツは席に花瓶を置かれてて…
その花は“スノードロップ”だった…気がする。
なんでだろう。直感的に、本能的に?
何か、凄いことが起きる気がする。
担任
pr
言われた席に座ると、空席の隣だった。
(完全に呼び方が空席で定着してる)
pr
急に喋りかけてきた金髪のイケメン。
多分、俺が空席を見てたことに気づいたんだろう。
pr
mz。
それは、“アイツ”の正体だ。
NEXT…♡100 (行かなくても明日投稿します。)
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