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志保

友達から連絡があって、同級生の香織が行方不明だと聞いた

志保

香織はある日、会社に出社せず、借りていたマンションも空で、実家にも戻っていないそうだ

志保

共通の友人の陽子から

陽子

もし、行きそうな場所に心当たりがあったら……

志保

と言われたが

志保

そもそも香織が突然行方不明になったりするような人間だと思っていなかった私に、特に思い当たることはなかった

志保

この話を聞いたあと、念のため私は香織にラインをしてみた

志保

すると、意外なことに香織からすぐに返信があった

香織

あ~、実は今、別のところで働いているんだ

志保

そうなんだ?

志保

でも、なんか行方不明になっているって聞いたよ?

香織

行方不明?

香織

そんな大事になっているんだ

どうも、友達から聞いた話と、香織の話が食い違う気がする

友達の話が正確じゃなかったのかな?

志保

それで、今どこで働いているの?

香織

それがね、保育園で働いているの

志保

保育園?

でも、確か保育園で働くには資格が必要じゃなかったっけ?

香織はいつのまにそんな資格をとったんだろう?

志保

その保育園、どこにあるの?

香織

場所はね

香織

あっ、ごめん、ちょっと用事はいった

香織

場所は後で送るね

志保

うん、わかった

なにはともかく、香織が無事だったことがわかったので、 陽子にも知らせることにした

志保

香織、元気にやっているみたいだよ

志保

今は保育園で働いているみたい

陽子

えっ?

陽子

そんなはずはないんだけどな……

志保

でも、ラインで会話したよ

陽子

それ、本当に相手は香織だった?

志保

えっ

陽子

誰かが香織のふりをしているとかない?

志保

それは……

そういわれると、ラインだけでは本人かはわからない

とりあえず、保育園の場所が送られてくるのを待つことにした

けれど、その日、それ以上連絡は来なかった

次の日

保育園の場所はラインで知らせて来るものだとばかり思っていたけれど、 私宛に封筒が届いた

中には地図だけが入っていた

志保

これが香織の働いている保育園?

なんだか奇妙に思ったけれど、他に心当たりもない

私は地図の場所に行ってみることにした

その場所についていろいろ調べたのだけれど、何も情報は手に入らなかった

地図の場所はかなり離れた場所にあって、こんなところに保育園が あるのだろうかと不思議に思った

ネットを調べてみても情報が出てこない

行く前にまず電話して確認しようと思ったのだけれど、そういうわけで 電話番号も分らなかったのだ

しかたがないので、次の休みになると、 私は車で直接その場所に向かうことにした

地図を頼りに運転する

ようやく目的地に着いたころには、夕方が近かった

こんな時間だともうやっていないかも、と思ったが、 もっと大きな問題があった

車を降りて地図の場所を目指すと、そこにあったのは……

廃 墟 と な っ た 保 育 園 だ っ た

志保

どういうこと……?

よくみると、周りもおよそ人が住んでいるとは思えない寂れようだった

私は廃園になった保育園の門をくぐった

敷地はかなり広い

小学校の運動場くらいのスペースが、門から保育園の建物までの間にある

しかし、その門も老朽化で歪んでいる

運動場も草に覆われ、建物自体もかなり古いものだと一目でわかった

建物は2階建てで立派だけれど、かなり古くてボロボロだ。 窓ガラスが割れているところもある

志保

まるでお化け屋敷みたい……

私は恐る恐る建物の中に入った

窓から入る光が唯一の光源のように感じる

廊下はところどころ板が腐っていて、歩きにくい場所も多い

おまけに古めかしい埃の香りというか、独特のにおいがする

志保

本当にこんなところに香織は働いているんだろうか?

そう疑問に思ったとき、ふと人の気配を感じた

志保

誰かいるの?

私は声をかけるが、返事がない

でも確かに気配は感じる

私は恐る恐るその気配のする方に向かった

すると、ある部屋の前にたどり着いた

志保

ここか……

志保

香織、いるの?

私はその部屋のドアを開ける

すると……

そこには一人の女性が立っていた

続く

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