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志桜里

初めまして…!私は志桜里って言うの。貴方のお名前は?

柘榴

私は柘榴ですけど

志桜里

柘榴…とてもいい名前ですのね!

柘榴

ありがとうございます

志桜里

ところで、貴女も鬼なのですか?

柘榴

はい。多分ですけど…

志桜里

わたくしもそうなのです!

柘榴

え?

志桜里

貴女も身体能力や回復能力、霊力が飛躍的に上昇したのですよね?

柘榴

はい。貴女もですか?

志桜里

ええ、一年ほど前から

柘榴

私と同じ時期です

志桜里

わたくし達、一緒に暮らしませんか?似ている者同士、仲良くしましょう…!

柘榴

はい。よろしくお願いします

暮らし続けて五年が経った。二人共、姿は一切変わらずに。そのうちに、彼女の人となりもよく理解できた。とても優しく美しい人だった。元は貴族の娘だったのだろう。訳ありというものだろうか。彼女の能力は何でも作り出すことができるのだ。ある時、不思議な手紙が届いた。

柘榴

志桜里さん~!何か手紙が届いてますよ

志桜里

わたくし達に?初めてではないかしら。読んでみましょうよ

志桜里様並びに柘榴様へ 魔王の世代交代となりましたので、こちらの招待状を送ります。選抜試験を執り行うので、魔界の魔王城へと9月15日にお越しください。役職の定員は、魔王二名、四天王四名の計六名となります。

柘榴

これ、なんですかね

志桜里

魔界?あの、妖の世界と言われている?

柘榴

多分そうですよね。てことは、羅生門に行ったらいいんじゃないですか?

志桜里

日付は一周間後みたい

柘榴

準備しなくちゃですね

志桜里

ええ、そうね

~一周間後~

柘榴

ここが会場?

志桜里

そうみたいだけど……

羅生門をくぐると、お城の中に出てきた。洋風のお城で、この部屋だけでもすごく広い。

支配人

皆さんお集まりいただけたようですね。では選抜を始めます

彼がそう言うと、空中から水晶のような物が出された。

支配人

これに手をかざすと、属性と能力がわかります。では皆様一列にお並びください

言われた通りに全員が並ぶ。私達は一番最後に並んだ。すると、どよめきが起こった。虹、赤、青、緑、紫、水色のまばゆい光が溢れる。

は?

え?

明らかにおかしくないか?

僕たちが何か?

どういうことですか?

えっと…その…?

支配人

いえ、優秀な方ですね貴方がた全員

そう言い、続けた。そしてついに私の番になる。

柘榴

よろしくお願いします

支配人

では、手をかざしてください

柘榴

はい

言われた通りにすると、ものすごく眩しい金色の光で会場全体が包まれた。そして、光がやんわりと無くなっていった時に、水晶に表示されていた文字は、土・力 だった。それに支配人の人も回りも驚く。

柘榴

えっと、問題でもありましたか?

支配人

いいえ。大丈夫です

柘榴

ではいいのですが

志桜里

次はわたくしね

そう言って、志桜里が水晶に手をかざす。すると、ものすごく眩しい七色の光で辺りが包まれる。そして、現れた文字は 全・創 だった。

支配人

前代未聞です。全属性が二人いるなど…では次に進みます。霊力・神気を測定します。今度はこちらに力を込めてください

そう言われて、お札が配られる。皆、言われた通りに進める。私も慌てて込めると、文字が出てきた。測定不可能と

柘榴

へ?

志桜里

どういうことかしら……

壊れているのではなくて?

おかしいですね…

どういうこと?

測れ無いことなんてあるのか?

他の人は測れてるみたいだけど

僕たちだけ壊れてるのかも

先ほど眩しく光った面子が困惑している。

柘榴

貴方達も測定不可能なんですか?

そうだよ~

前代未聞よ

どうなってるの?

初めて聞きました

測定不可能なんて普通有り得ないぜ

僕達が引き当てるなんて

支配人

おかしいですね。おそらく数値が高すぎるのでしょう

志桜里

まるで、奇跡のようですね。これは運命なのかもしれませんわ

周りの人も驚いている。この人数が測定不可能など、本当に前代未聞なのだろう。

支配人

では、次の選抜に移りたいところですが、準備が必要なので今晩は皆さんここに泊まってもらいます。それぞれ一部屋与えますので、安心してください。他人の部屋に行くもよし、一人の時間を満喫するのもよし。自由にどうぞ

自由時間?やったー!

藍夜、もう少し緊張感を…

支配人

貴方方はここに残ってください。話すことがありますので

そう言い、管理人さんは他の人を部屋に案内に行き、私たちだけとなった。

え~、うそ~

重要なお話ですか?

まあ、理由は予想がつくわよね

そうだな

志桜里

わたくし達の結果の異常さでしょうか…

柘榴

それと、今後の処遇ですかね。私達は脅威にもなりうるから

そうだろうね。でも、手がつけられないんじゃない?僕たち強いわけでしょ?

志桜里

まずは自己紹介でもしませんか?

柘榴

ですね。じゃあ私から。三日月柘榴、鬼です

夕月藍夜

私は夕月藍夜!天狗なのよ!

夕月紅音

僕は夕月紅音。藍夜と同じく天狗だよ

稲荷紫水

あたしは稲荷紫水!狐だけどよろしくね!

稲荷藤也

俺は稲荷藤也だ。狐だがよろしく頼む

四葉翡翠

私は四葉翡翠…鬼

御月瑠璃

わたくしは御月瑠璃と言いますの。鬼でしてよ

志桜里

わたくしは三条志桜里。鬼ですわ

全員の自己紹介が終わる。私含め四人も鬼がいたことに驚いた。

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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