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月島
日向
挨拶をしてきた人は俺の婚約者である月島さんだった。
いかにも、俺より何歳も年上だと思っていたけれど、本当は同年代だったみたいだ。
そんな月島さんは朝が苦手なのか、すごく眠そうにしていた。
日向
日向
月島
月島
日向
月島さんと別れ、教室へ向かった。
月島さんとは同じクラスでは無かったが、休み時間に月島さんは俺の教室へとやって来た。
日向
月島
日向
月島
日向
月島
月島
日向
イケボで耳打ちをされてしまった。
耳が妊娠してしまいそうになり、俺は耳を抑え、月島さんから少し離れた。
この気持ちは、何なのだろう。
絶対に、気付いちゃダメな気がする。
ぃや、だなっ。
月島さんは少し変な人だ。
ご飯は食べずに、いつも赤いジュースを飲んでいた。
軽食をするような感じもなく、お腹は空かないのかと、不思議に思うことがある。
日向
俺は少しでも月島さんにご飯を食べて欲しくて、月島さんの為に料理を作ることにした。
何となく、料理をしていたから簡単なもので済ませようとした。
ジクッ🩸
日向
野菜を切っていた時、滑って包丁で指を切ってしまった。
そんなに深くまで切れていなかったお陰で、俺は絆創膏探しを始めた。
月島
絆創膏を探していた時、部屋から月島さんが出てきた。
日向
月島
何かを見た月島さんは口からヨダレを出した。
月島さんはどんどん俺の方へと近付き、俺をソファに押し倒した。
日向
月島
カプッ
日向
月島さんは俺の首を噛んだ。
身体の中がどんどん暑くなっていく。
何かが抜かれていっているみたいで、怖い。
日向
今の俺の力では月島さんを退かすことは出来なかった。
理性が無くなった月島さんはどんどん俺の何かを吸い取っていく。
それが何なのか、月島さんが何者なのか···俺は気付いてしまった。
月島
月島
日向
終わった月島さんは顔をあげた。
噛んだところはジクジクと痛む。
月島さんの口には赤い血が付いていた。
吸血鬼は主に人間の血を食事としている。
人間のように飯を食わなくたって生きていけるが、少しだけでも摂取しなければ干からびて死んでしまう、それが吸血鬼だった。
吸血鬼は夜型で、朝は弱い。
死人のように肌は白く、色も薄い。
俺は、トラウマの元凶である吸血鬼と結婚していたのだった。
そして俺達の関係はもう、元には戻れなかったのだった。
コメント
1件
あおいです🌷 第3話、一気に引き込まれました……! 最初の「おはよう」の挨拶からもうドキドキなのに、まさか月島さんの正体が吸血鬼だったとは…。包丁で指を切るという日常のワンシーンが、一瞬で“怖さ”と“運命の気づき”に変わる構成が素晴らしかったです。 「ごめん、翔陽」という一言に、彼なりの葛藤を感じて切なくなりました。 これからどうなっていくのか、気になって仕方ないです🕊️✨