白紙に声を響かせて

窓から入り込む日差し

kn様は眩しそうに目を細める

正直、ご飯はあまり食べない

生きているのだから問題ない

言葉足らずだった

俺らが到着すると

既に友達らしき人がいた

パンダのパーカーを被った人

ぎこちない笑顔を浮かべて

kn様に話しかける

みんな怯えている

少し震えている

ひとつ礼をする

指をさされたところに座る

俺の机にだけご飯がなかったことに 気づいた

正直必要はないけど

疑問をもつbr様

逆らえない

逆らってはいけない

言うことは聞かないと

brになにかを囁いているkn

それに対して青ざめた顔を しているbr

食事が済んだ

knはbrとどこかへ行ってしまった

なにをしたらいいのかわからない

俺は突っ立っているだけ

どこに行くかはわからない

腕を引っ張られていくので ついていく

明るかったnkの顔は曇る

首を縦に振る

物陰から覗き見をした

brとknがいる

強く首を絞められる

上手く息ができない

涙が止まらない

knの友達の価値観は狂っている

上手くいかないことを拒む

従わない者を嫌う

嫌われたら

ころされる

この屋敷からは出られない

出ようとした人を何人も見てきた

でも、毎回失敗に終わっている

knの機嫌を損ねないように

常に気をつけないといけない

油断したら

暴力が待っている

ようやく手を離してくれた

僕は床に落ちる