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谷川くん
谷川くん
直人
直人
直人
谷川くん
谷川くん
直人
谷川くん
直人
直人
そう、いつもなら当番はできるんだ…
きょうは…お返しさんがくるから…
お返しさんとは、何十年も前に、死んだ少年のことです。
お返しさんは、不運に事故死でした…
そして、お返しさんの死んだ一年後、ちょうどお返しさんが死んでしまった日に…
図書室にお返しさんが来るのです…
お返しさんが来る日は、図書室には、図書委員とお返しさんしか来ません。
そして、不幸なことに、今日がお返しさんが来る日なのです。
僕は今日、当番なんです。
直人
直人
ガラガラら…
直人
可愛い女の子
直人
直人
可愛い女の子
直人
直人
可愛い女の子
可愛い女の子
直人
可愛い女の子
可愛い女の子
直人
可愛い女の子
可愛い女の子
直人
そう、女の子だけが怒られるのだったらいいんだけど、
貸した僕まで怒られるからなぁ…
可愛い女の子
直人
可愛い女の子
直人
谷川くん
可愛い女の子
可愛い女の子
可愛い女の子
谷川くん
怖くないの？と聞いた谷川くんの声は途切れてた。
僕が振り返ってみると可愛い女の子ではなく血だらけの本とお返しさんが居た。
谷川くんは泣いていた。
お返しさん
直人
お返しさん
直人
直人
お返しさん
お返しさんはありがとうと言ったあと、窓から落ちていった
窓を除くと下には大量の血痕とお返しさんに貸した本が血だらけになったのが落ちていた。
お返しさんは来年も来る。また、あの本を借りに…
