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吸血鬼の紅貴君は私を愛してる

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吸血鬼の紅貴君は私を愛してる

1 - 吸血鬼の紅貴君は私を愛してる

♥

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2018年09月24日

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それは高校2年生の冬だった……

あ、あの……

その…話って

(彼は紅貴昴君)

(その完璧なルックスで何人もの)

(女の子達を虜にしてるって話だけど)

(私はあまり……)

(だって、チャラチャラしてそうだもん!)

(私は優しくて紳士的な王子様のような~)

紅貴

ねぇ、聞いてる?

え?あ!ご、ごめん!!

も、もう1回お願いします…

紅貴

はぁ……

(絶対怒ってるよ、ねぇど、どうするの雪!!)

(あー!もう、考えるの無し!!)

紅貴

雪さんって何か香水つけてる?

え……?

紅貴

何か、甘い…

紅貴

甘いバニラみたいな…

な、何もつけてないけど…

紅貴

やっぱり……

じゃ、じゃあ

行くね……?

紅貴

紅貴

行かせない

ひゃっ!!

ね、ねぇ

あ、紅貴君どうしたの?!

紅貴

んなの決まってるだろ?

そ、その前に部屋に入ろう?

屋上じゃ寒いよ……

紅貴

ここじゃなきゃ出来ない事だから

え……?

紅貴

最初は痛いかもだけど

紅貴

我慢して

な、何を言っ

あっ!!

ね、ねぇ……

っ………………

あ、紅貴…君……?

紅貴

まだ喋れる気力あるの?

うっ…………!

お、お願い……

ゆ、るし………て…

私が目を覚ましたのは

保健室で

そこには、私の鞄と1つの置き手紙があった

目を覚ましたら南地区の高樹坂4506番地まで来て 紅貴

(っ、痛……)

保険室の先生

あら、目が覚めたのね

はい……

あの、先生1つ聞きたいことが

紅貴

ん?

私はどうやって保健室まで…

保険室の先生

あ~

保険室の先生

同じクラスの紅貴君だっけ?

保険室の先生

その子が抱えて来たわよ

か、抱えて!?

保険室の先生

えぇ、屋上で倒れてたって

保険室の先生

貧血だから寝かせてやってってね

そ、そうだったんですね…

ありがとうございました

それじゃ、さようなら…

保険室の先生

えぇ、気を付けてね!

(4506番地ってどこよ…)

(そもそも、高樹坂って何?)

30分後

(あー!もう、ここさっきの場所じゃん!)

(紅貴君には悪いけど辿り着けそうにもないし……)

(帰っちゃ……)

紅貴

方向音痴?

うわっ!!

紅貴

そんなビビらなくても

だ、だって…急に…

紅貴

君の居場所なんてすぐに分かるよ

え?

紅貴

だって、甘い香りがすごくするもん

私ってそんなに匂うんですか?

紅貴

普通は知らないけど

普通って?

紅貴

鈍感じゃない?

紅貴

君の首筋に牙たてたのにも関わらず

紅貴

のこのこ置き手紙通り動いちゃうし

紅貴

まずまず、俺が普通じゃない事くらい分かるよね

紅貴

まぁ、別にいいけど

ちょ、ちょっと待ってよ

どういう事なの?

私に牙をたてたって?

紅貴

あー、そーいうタイプね

紅貴

面倒くさ……

え……?

紅貴

覚えてないでしょ?

だ、だから何を?!

紅貴

じゃあ、いいよ

紅貴

貧血にならない程度に

紅貴

次はやるから

え……?

紅貴

家に来て

ちょ、ちょっと!

紅貴

あがって

お、じゃまします…

(生活感無さ過ぎじゃない?)

(それに部屋、寒い……)

あ、紅貴君

紅貴

なに?

カーテン開けないの?

日が差して少しは温かくなると思うけど……

紅貴

あー、そっか

紅貴

寒いよね、普通は

紅貴

紅貴

カーテンは開けないで

紅貴

上着持ってくるから

だ、大丈夫だよ!

それより、その、要件は…?

紅貴

脱いで

え!!いや、そ、それは

紅貴

何顔赤くしてんの?

紅貴

もう、面倒くさいな!

……え?

紅貴

手、出して

う、うん……

(紅貴君、私より手、冷たいじゃん…)

ハゥッ

っ……!

な、何してるの……!?

紅貴

はい、これで分かった?

え?

紅貴

見て、噛み跡

(!?)

(な、何これ…)

(噛み跡が歯形じゃない…)

(まるで、牙みたいな…)

(2つ点が……)

わ、私帰るね

ちょっと幻覚が見えて…

紅貴

幻覚なんかじゃないよ

え…………?

紅貴

俺、吸血鬼だから

そ、そんな訳ないじゃん

この時代と場所に吸血鬼なんか

紅貴

じゃあ、試してあげるよ

ハウッ!

ん…………!

………っあ……!!

ガタンッ!

紅貴

何倒れてんの?

も、分かったから……

やめて……

紅貴

でも、何で君みたいな人が

紅貴

特殊な血を持ってるわけ?

紅貴

しかも吸血すると記憶無くす希少なタイプだし

そんなのこっちが聞きたいよ!

私、血、あげるつもりないからね?

だいたい、血なんて寄りかかってくる女の子達から

貰えばいい話だし

私の血がちょっと違

ハゥッ

ん……!

紅貴

うるさいなぁ……

あっ!!や、やめて……

紅貴

やめてじゃないでしょ?

紅貴

本当は気持ちいいんじゃないの?

っ…………!

紅貴

もう、無理だよ

紅貴

俺もお前も

紅貴

互いに離れられない運命なんだ

勝手に……き、めないで、よ

私に、は、紳士的で、優しい人が……

紅貴

何それ、理想?

紅貴

面白い事言うね

っ……!

紅貴

俺が一生可愛がってやるんだ

紅貴

ありがたく思えよ

私、気付いた……

ドMだ、、、

ふふっ♪

✿ฺ・:*:・✿ฺ ・:*:・・:✿ฺ ・::*:・✿ฺ・:*:・✿ฺ ・:*

読んで下さりありがとうございました!!☺

私、吸血鬼の餌食になってみたいな… ((ドMかって……

なんて考える私、瑠奈でございます♡

共感や面白かった、胸キュン?しちゃったって人は♥よろしくお願いします!

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