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殺人鬼の私

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殺人鬼の私

12 - 出張3(死にたい少年)

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2022年10月07日

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レオ

・・・

リク

・・・

カイ

次はな…

カイ

本人からの依頼だ

カイ

「僕を殺して欲しい」それだけ書かれた手紙が届いた

レオ

そうなんですね…なんの情報もなし…

リク

めんどくせー…出張はもう懲り懲りだぜ…

カイ

いいから、聞け!

カイ

居場所はわかってる

カイ

ここだ

地図を指さして…

カイ

桜山病院だ

レオ

遠いですね〜、行くだけで時間がかかりますね…

カイ

しょうがない…

プルルルルル…

カイ

あぁ…悪い、電話だ

レオ

それでは行…

カイ

待て、ダルトだ

レオ

あ、はい

レオ

待ってます

ダルト

新情報だよ!

ダルト

カイ〜、本当に引き受けるの〜?

カイ

あぁ、当たり前だ

カイ

本人が言ったんだ…いいだろ?

ダルト

カイ…俺は反対だな〜…

カイ

好きにしろ…

カイ

で?新情報ってなんだ?

ダルト

あぁ、それはね

ダルト

依頼者の名前は「秋本 とおる」

ダルト

病室は305号室の窓辺

ダルト

生まれつきの病気で、学校もまともに行っていない

ダルト

らしい

カイ

へー…あるあるな事だな…

ダルト

うーん…

ダルト

あ、それと

ダルト

とおるくん、殺される前にして欲しいことがあるみたいだよ?

カイ

なんだ?

ダルト

友達になって欲しい

カイ

友達ね…

カイ

いない方がいいじゃないか

ダルト

殺す人に友達になってほしいんだって…

カイ

つまり、悲しんでほしい?

ダルト

そゆことかもね

ダルト

だから…

カイ

レオに殺させろ、だろ?

ダルト

んもー!なんで言うのさ!

カイ

言わなくとも頼む気だったさ

ダルト

ふーん、本当に?

カイ

本当だ!

カイ

はぁ〜…お前から言っといてくれ

ダルト

えー!?

ダルト

今からとっても美味しいタルト屋に行くところなのに〜

ダルト

しょうがないな〜、いいよ

カイ

そういえば、なんで病院の部屋わかったんだ?

カイ

いつもみたいに調べたのか?

ダルト

あぁ…

ダルト

それはね、ある日散歩してる時…

ダルト

雨かー…傘持ってないに〜…

ダルト

雨宿りしよ…

ウィーン

ダルト

とおる

・・・

とおる

ねぇ、君…殺し屋でしょ?(小声)

ダルト

!?

ダルト

まぁ、仲間だけど…(小声)

とおる

言い忘れたけど…

ナース

〜〜〜〜〜

とおる

・・・

とおる

ここじゃダメかも…来て…

ダルト

うん

とおる

僕のベットはここ…

とおる

伝えておいて…

ダルト

あ、うん…

ダルト

伝え忘れたことって何かな?

とおる

・・・

とおる

僕…学校行ってないから…友達がいないんだ…

とおる

最後くらい…友達が欲しい…偽りでもいいから…

とおる

お願い…

ダルト

そっか…

ダルト

辛かったんだね…

ダルト

わかった、伝えとくね

とおる

ありがとう

とおる

できれば、僕を殺す人に友達になって欲しい…

とおる

最後まで…一緒にいて欲しいから…

ダルト

うん…

ダルト

こんなことがあったんだ

カイ

・・・

カイ

そうか…

ダルト

本当にいいの?

カイ

本人が言ってるんじゃないか…

カイ

俺たちは依頼されたことをこなす…

カイ

それだけだ…

ダルト

あー、もういいや

カイ

お前も変わったよな…

ダルト

あの頃には戻る気ないから!

ダルト

もう…思い出させないで…

カイ

・・・

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