中原 中也
ぜっっっってぇやだ!!
太宰 治
何でよ、良いじゃない。減らないし
中原 中也
俺の中の何かが壊れる気がする
芥川 龍之介
中原先輩、諦めて…
中原 中也
手前迄何なんだよ!
そんなに見たいのか、面白くも何ともないぞ、と声を荒げる中也。
太宰 治
否、多分面白い
芥川 龍之介
…僕は、強要はしませんが
中原 中也
〜〜〜っ!
勘のいい人は気付いただろうか。何をさせられようとして居るのか。
太宰 治
はーやーくー、ちゅーうやーっ
芥川 龍之介
太宰教諭、余り茶化し過ぎると…
芥川が中也をちらりと見遣る。 中也は赤面してふるふると震えて居た。
だが、長くは保たずに腹を決めた様だ。
中原 中也
遣れば良いんだろ、遣れば!
脚を閉じて、内股に。 人差し指を太宰に向ける。 そして一言。
中原 中也
にっ…二度目は無くってよ!
静寂が落ちる。
太宰 治
…
芥川 龍之介
…
中原 中也
笑えよ!