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第一章 第十一話『能力のめざめ』 はる編

〜Start〜

星来と星夜の能力がめざめ、代償も発覚してから20日経った。

その間星来と星夜は桜鬼と共に能力の制御を目指した。

しかし、まだ扱いが難しく、上手くできるまでまだかかりそうだ。

まだ能力がわかっていないはるは、武器のナイフと銃をうまく使えるように修行していた。

修行している時にわかったことだが、星夜の弓矢の矢や、はるの銃の弾は、使用後に一度『収納』し、もう一度『具現化』すると、補充される。

桜鬼の仕込み刀や星来の薙刀の刃は強く折れにくくできていたため、あまり心配いらないようだった。

7月27日

はるが10歳になる日がきた。

はるはずっと緊張と不安の入り混じった表情をしていて、

星来、星夜、桜鬼はそんなはるを心配していた。

桜鬼はお祝いの料理を作ろうとしていたが、はるが止めていた。

そのまま時間だけが過ぎていき、時計の針が12時を差そうとしていた。

はる haru

「、、、」(不安そうな顔で手をぎゅっと握っている)

星来(せいら)

「はる、大丈夫?」

はる haru

「、、、うん」

星夜(ほしや)

「説得力ねぇよ、」

桜鬼(おうき)

「まぁ、不安に思うのも仕方がないだろう。」

星来(せいら)

「あたし達も不安だったしね、」

星夜(ほしや)

「能力も、代償も、予想できないからな。」

桜鬼(おうき)

「そんなこと言っている間に、12時になったのだが、、?」

はる haru

「!」

はる haru

「、、、能力」

はる haru

「『時の音を奏でる懐中時計』」

はるがそう言うと、首にかけていた懐中時計の青い石が小さく光り出した。

すると、星来、星夜、桜鬼が動かなくなった。

はる haru

「、、、え?」

はる haru

「皆??」

はる haru

「急に時が止まったみたいに、、」

はる haru

「本当に止まってる、?でも、この懐中時計は動いてる」

はるの首にかけてある懐中時計は、チクタクと音を立てながら針が進んでいた。

はる haru

「これ、触れてみたら動いたりとかしないかな、?」

そう思った私は、近くにいた星来の肩に触れてみた。

でも、

星来(せいら)

「、、、」

星来は動かなかった。

今度は声をかけてみることにした

はる haru

「ねぇ!星来!星夜!桜鬼!」

どれだけ呼んでも、返事はなかった。

はる haru

「、、、この時が止まった世界で動けるのは、私とこの懐中時計だけ、」

はる haru

(静かすぎて、、なんだか、)

怖い

はる haru

「『能力 解除』!」

はるがそう言うと、懐中時計の青い石は光ることをやめ、周りに存在する全てのものが動き出した。

星来(せいら)

「はる、能力わかった?」

はる haru

「、、、動いた、!」

星来(せいら)

「はる?」

はる haru

「あ、うん」

星来(せいら)

「見てみたい!」

はる haru

「さっきやったよ、」

はる haru

「能力使って、5分くらいたったと思うけど」

星夜(ほしや)

「何言ってるんだ?今は12時になってから、まだ1分程度しか経ってないぞ」

はる haru

「え、、ほんとだ」

はる haru

(やっぱり私の能力は、)

桜鬼(おうき)

「ちょっと待ってくれ、話が噛み合っていない」

桜鬼(おうき)

「はるが能力を使っていたときのことを説明してくれないか?」

はる haru

「わかった」

大まかに説明し終え

桜鬼(おうき)

「なるほど、つまりはるの能力は、自分以外の周りの時を止めることができるのか」

星夜(ほしや)

「なんだよその強いやつ」

星来(せいら)

「でも、はる以外は動けないから、扱いづらそう、」

桜鬼(おうき)

「少しデメリットの部分が大きそうに感じるな、」

星夜(ほしや)

「、、なぁ、時間ってどのくらい止めれるんだ?」

星来(せいら)

「確かに!制限あるのかな?」

桜鬼(おうき)

「はるに聞いてみるか」

はる haru

「、、、」

星来(せいら)

「はる?」

はる haru

「、、ぅ、」(頭を抑えながら蹲っている)

星来(せいら)

「はる!?どうしたの!?」

はる haru

「、、、あたま、いたい、、」

星来(せいら)

「頭が痛い?」

はる haru

「すごく、ズキズキして、、ぐるぐるして、、」

桜鬼(おうき)

「多分、能力の代償だ!」

星夜(ほしや)

「とりあえず寝かせろ、!」

はるを寝かせた

はる haru

「ぅ、、」(苦しそうにしながら)

星来(せいら)

「はる、、、」(心配そうに見つめている)

星夜(ほしや)

「5分くらい使ってああなのか、」

桜鬼(おうき)

「それだけ、時止めの能力が強力ということか、」

、、、

はる haru

「スゥ、スゥ、」

はる haru

「、、、ん」(パチ)

はる haru

(私、いつの間に寝て、)

はる haru

(まだ少し頭痛いな)

星来(せいら)

(部屋の扉を開けて)
「、、、はる?」

はる haru

「あ、星来」

星来(せいら)

「っ〜〜〜はる!!」

星来はそう叫ぶと、勢いよくはるに飛びついた

はる haru

(、、、なんか既視感)

星来(せいら)

「はる、もう大丈夫なの?」

はる haru

「う〜ん、まだ少し頭痛い、、かな」

星来(せいら)

「すごく、、心配した、、」(今にも泣き出しそうな顔で)

はる haru

(どのくらい寝てたんだろ、私)

ドタドタドタドタ!!(走る音)

バンッ!!(扉が勢いよく開いた)

桜鬼(おうき)

「はるが起きたのか!?」

星夜(ほしや)

「マジで!?」

はる haru

「びっっくりした、、皆慌て過ぎじゃ、」

星夜(ほしや)

「お前!丸1日寝てたんだからな!!」

はる haru

「え??いや、さすがにそれはな」

桜鬼(おうき)

「はる、、、今日は7月28日だ。」

はる haru

「、、、ほんとに言ってる?」

桜鬼(おうき)

「こんな馬鹿みたいな嘘、我らがつくとおもうか?」

はる haru

「思わない」(即答)

桜鬼(おうき)

「だろう?」

星夜(ほしや)

「なぁはる、時止めって、どれくらい長く使えるんだ?」

はる haru

「それは、、、」

はる haru

「12時間」

星来(せいら)

「12、!?」

はる haru

「時が止まっている中、この懐中時計は動いてた。1日に止められる時間は、この懐中時計が止めた時間から1周回ったときまで」

星夜(ほしや)

「強すぎるだろ、、」

星来(せいら)

「でもその分、代償がすごかった、」

桜鬼(おうき)

「頭痛、、しかも、あれは普通なんて比じゃないほどのレベルだったな、」

はる haru

「まぁね、」

はる haru

「でも、きっと使いこなせるようになれればこれも」

桜鬼(おうき)

「、、、はるは、あまり能力を使わないほうが良いと思う。」

はる haru

「、、、え?」

第一章 第十一話『能力のめざめ』 はる編

〜Fin.〜

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コメント

19

ユーザー

ある意味チート能力きちゃーーーっ!!! 代償重いけどチートきたぁぁぁっ! ……いやマジで重いな?え?俺そこまで考えたっけ?こんな容赦ない代償俺ぐらいしか考えなさそうなんだけど………

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