『　君に出逢えるその日まで　』

そう言えば僕…寝ちゃってた…？

…んへぇ…あったかぁい…

何だろこの安心感…

特に桃くんの声…言葉が…安心する

…僕は目を閉じた。

そう言えば僕のお母さん…友達が 来るといつも優しいお母さんになる…

でも、僕にはわかる…

僕のお母さんは人がいると目でいつも訴えてくる

怖いｯ…

う”ぁ…ｯ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

い”ゃだっ”‼︎ 思い出したくな”ぃっ！

あ”たま”がｯい”だい”ｯ‼︎ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ーー‼︎

ーーkn!!

aーくn

あoくー‼︎

あoｯ‼︎

青！　　青くん‼︎

悪夢から目が覚めると、自分の部屋に居た

そして、先輩と同級生の桃くんが居た…

やばい…今日…お母さんと知らない男の人が 来る日だｯ‼︎

ほんと何ｯ⁉︎僕の心臓おかしくなっちゃったかな…

ずっと…胸がドキドキしてる…ｯ///

玄関のドアが開く

青の部屋の扉が開く

あとから聞いたお話だと

僕が倒れた時に紫先輩が 桃くんに僕の事を聞いてたらしい。

そして、夢に出てくるあの男の子の 正体は、桃くんだと言うこと

それが分かった時、恥ずかしさがあったのと モヤモヤしていた気持ちがはれた気がした

公園付近で黄先輩と赤くんが 別れたのは、1つの作戦だったらしい

僕にバレると絶対に止められと思った らしくて、急遽赤くんが体調悪いって言う嘘をついて

僕の家の近くで待機していたらしい

その後紫先輩と、桃くんが僕の 家に入った時に、確信が着いたんだって

荒れ果てたリビングに 食べ物が散乱していた。

僕に体にも傷がある事を 確認した後に桃くんが赤くんに連絡して

警察に連絡していた。

僕が、桃くんとの記憶がないのも お母さんのせいだったらしく警察の人の お話によると

僕のお母さんは、薬物乱用していて 最近は薬が手に入らず、良く通行人や僕に対して 暴力･暴言を吐いていたらしい

最近、ニュースで僕の件に関する 真犯人が出たことも分かった。

真犯人は、僕達の町で有名大学付属病院の 院長だと言うこと。院長と僕のお母さんが手を組み

記憶喪失になる、薬を作り上げて 桃くンが引越しをしたタイミングで毎晩 注射器で薬を投与していたことが新たに分かった

僕はあの件があって以来、学校には一切 通っていない。

入学して2日しか経っていないのに 沢山の人に迷惑をかけてしまった罪悪感や 自分の母親が捕まってしまったショック

他にも色々あってメンタルが限界を越していた

でも、学校のクラスメイトや 先生達は本当に優しくていつも日替わりで クラスの子達が手紙を届けに来てくれてた。

今日は桃くんと赤くんの番だった。

僕はあの件以来桃くんの事が気になり始めた

君はやっぱり僕の王子様だね

君に出会うこの日まで本当に 辛い道のりだったけど君に出会ってから

今の僕は前に比べたら幸せになったかな？笑