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目が覚めるとあたりは真っ黒だった

まゆみ

ここ…どこ?

あたりを見渡すと遠くのほうに女の子がみえた。

大きな椅子に座っている女の子

まゆみ

あなた…だれ?

???

ねぇみて

その子は私の質問に答えなかった

???

この血

???

綺麗でしょ?

彼女のまわりには血溜まりが出来ていた。

彼女には

足がなかった

私はベッドから飛び起きた

まゆみ

ハッ…!!

まゆみ

またあの夢だ

私は最近よくこの悪夢をみる

まゆみ

毎朝嫌な気分…

まゆみ

もう最悪…

まゆみ

おはよー

あら、

今日は起きるのはやいのね

まゆみ

うん

朝ごはんあるから先食べちゃて

まゆみ

わかったー

まゆみ

あ、そうそう

まゆみ

またあの夢見たんだー

あの夢って

足のない女の子の?

まゆみ

うん

ここのところ毎日じゃない?

まゆみ

なんか気味の悪い

ほんとね

ストレスとかじゃない?

まゆみ

あー

まゆみ

テスト近いからね笑笑

そうかもね笑笑

あの夢には不思議なことが1つある

まゆみ

そういえば…

まゆみ

あの女の子の顔

まゆみ

どんなだっけ…

目が覚めると女の子の顔が思い出せないのだ。

まゆみ

夢の中ではハッキリ顔みえるのに…

まゆみ

どうして…

その夜また夢をみた。

???

まゆみ

あなた誰?

???

まゆみ

その足どうしたの?

???

…の…よ

まゆみ

え?

???

これ

あなたのせいよ

それから私は少しおかしくなった。

外に出れなくなり、ずっと家にこもる状態が続いた。

まゆみ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…

ザクッ ザクッ

ちょっとまゆみ!

何やってんの!

足が血だらけじゃない!

まゆみ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…

しっかりして!

まゆみ!

そして、私は入院することになった。

先生…まゆみの容態は?

医師

足の傷なら大丈夫です

そうですか…

医師

しかし、まだ精神状態が安定しないようで…

医師

しばらく薬で眠っています

医師

あの…

なんでしょう?

医師

娘さんはどうしてあの状態に?

あの子のお姉ちゃんは去年亡くなったんです。

自殺でした。

医師

それがショックで?

はい…

悪夢を見るようになったそうです

まゆみ

私のせいじゃない…

???

あなたのせいよ

まゆみ

違う!

???

あなたのせいよ

まゆみ

違う!

まゆみ

あれは自殺…

???

違うよ

???

殺したの

???

あなたが

まゆみ

まゆみ

ちがう…

まゆみ

殺してない…

まゆみ

私はお姉ちゃんが大好きだった…

???

そうかなー?

???

運動も勉強もできて、可愛いくて、友達の多い姉に嫉妬してたんじゃない?

まゆみ

してない!

まゆみ

憧れだった…

まゆみ

大好きだった…

先生…

あの子は自分を責めてるような気がするんです…

医師

しかし、姉は自殺では?

はい

そうなんですけど…

あの子ずっと何かに謝ってて…

夢でも責めらてるそうです…

医師

夢ですか?

夢の中で血だらけの女の子に言われるみたいです

あなたのせいよって

多分その女の子がお姉ちゃんだと思います。

医師

医師

これは一説によるものですが

医師

夢というのは自分の思いや記憶がベースで作られると言われています

医師

ですから

医師

娘さんを夢の中で責めている少女というのは

医師

その姉ではなくて…

まゆみ

私は殺してない

まゆみ

違う違う…

???

嘘よ

???

お姉ちゃんが死んだってきいたとき

???

あなた何思った?

まゆみ

???

やっといなくなった

???

そう思ったでしょ?

???

???

最低だね

私はホントにお姉ちゃんが大好きだった。

しかし、心のどこかで嫉妬していた。

あらーお姉ちゃんすごいわぁ

テスト学年1位だって!

まゆみ

ホントだ!

そんなことないよ

まゆみも頑張らないとね!

まゆみ

う、うん…

大丈夫だよ!

まゆみ、いっぱい勉強してるじゃん!

そうね!

けど自殺する数日前から姉の様子が変わった

それに気付いていたのに、 私は何も声をかけなかった

それも私の罪だった

そして姉は死んだ

まゆみ…

まゆみ

どうしたの?

いま、警察から連絡入ってい…

お姉ちゃん、

自殺だって…

そのとき私から真っ先に浮かんだ感情

それは悲しいとか後悔じゃなかった

まゆみ

やっといなくなってくれた

???

最低だよ

まゆみ

ごめん…なさい…

???

あなたは

???

思ってはいけないことを

???

思った

まゆみ

うん…

???

これからどうすればいいかやかる?

まゆみ

???

お姉ちゃんに謝るの

まゆみ

どうやって

???

簡単よ

???

???

あなたも死ぬの

まゆみ!まゆみ!

まゆみ

お母さん…

大丈夫!?

うなされてたわよ

まゆみ

うん

まゆみ

私ちょっと屋上行くね

大丈夫?

まゆみ

大丈夫だよ

まゆみ

外の空気吸いたいから

死のうと思った

夢の中で言われた通り姉に謝りたい

まゆみ

あ…

まゆみ

思い出した

まゆみ

あの女の子

まゆみ

まゆみ

私自身だ

私は屋上のフェンスを乗り越えた

まゆみ

ごめんね

まゆみ

お姉ちゃん

まゆみ

あんなこと思って…

1歩踏み出した。 そのときだった

やめなさい!

目が覚めるとまた病室だった

まゆみ

私…生きてる

あなた何やってんの!

まゆみ

屋上で倒れたのよ

まゆみ

ごめんなさい

その謝罪の言葉は母親だけに向けた言葉ではなかった。

あのとき私を止めてくれたのは きっと姉だろう

姉は私を恨んでなどいなかった

まゆみ

お姉ちゃん…

それから、 私が悪夢をみることはなくなった

まゆみ

いってきまーす

はーい

いってらっしゃい

贖罪も兼ねて私はこれからもしっかり生きようと思う

まゆみ

じゃあ…

まゆみ

いってくるね

まゆみ

お姉ちゃん

大好きなお姉ちゃんのために

この作品はいかがでしたか?

60

コメント

2

ユーザー

星空さんありがとうございます。 久しぶりにハッピーエンド?書けて良かったです笑

ユーザー

感動しました!めっちゃいい話ですね!!

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