俺が護衛の使命を初めて約100年後、
魔帝国が襲撃された
犯人は大天使の軍隊によるもの
その時、俺達は魔帝国には居なかったから無事だったが、俺と兄ちゃんと一緒に散歩に行っていた貴族以外は全員滅ぼされた
ぼんさんも大天使軍に襲われたって聞いたけれど、ぼんさんはなんで無事だったんだろう?
あとで聞いてみよ
おんりー
…えぇ…まさか、こんなにすぐ襲撃されるとは…
りおん
これは…大天使軍か…
おんりー
…はぁ、なんで天使ってこんなに悪魔のことを襲うんだろう…
りおん
本当にね…仲良くしたら良いのに
当時の俺は魔帝国にはあまり思い入れが無かったからショックは小さかった
まぁ仕方ないか、と流した
おんりー
で、これからどうする?居場所も無くなった訳だけど
りおん
……そうだな、なら…少し歩くか…
おんりー
な~にそんなにショック受けるのさ~…
りおん
いや、だって護衛係の俺達が…守っていれば…ってね
おんりー
それで俺達のせいだって言いたいの?
りおん
あぁ、俺達が…守っていれば…
おんりー
そんなの知らないでしょ…
おんりー
全てを護衛係に任せるから悪いんだよ
おんりー
守れなかった俺達が悪いんじゃなくて、全てを守ってくれると思っていた貴族が悪い
おんりー
自己防衛も出来ないようじゃ生きていけないでしょ
おんりー
俺はそう思うけど
りおん
…おんりーは、精神年齢高いな…こんなにすぐ割り切れるなんて…
りおん
俺の父さんみたいなたくさんの修羅場を潜り抜けた人みたいだ…
おんりー
そう?まぁ僕は大人っぽいからね!
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