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395
灰猫
40
43
#類司
ねる
259
愛莉
愛莉はなんとか立ち上がりメダルを分配しようとする。しかし…
司
司は乾いた笑いを浮かべる。司の瞳には、もはやハイライトどころか、理性の光さえ残っていない。焦点の合わない目で、狂ったように笑い始める
司
「シンゾウ観覧車」で植え付けられた「お前は何も救えない」という呪い。それが、雫の脱落という引き金で完全に発火した
司
雫が命懸けで残し、愛莉が震える手で皆に分けようとしたメダル。司はその一山を、野獣のような素早さでひったくる
えむ
司
カエルタマゴ
カエルタマゴはお構い無しに司達に近付く
司
司はカエルタマゴを押し倒す。そして咲希の手首を、骨が鳴るほどの力で掴み、引きずるように走り出す
咲希
憧れていた「優しくてかっこいいお兄ちゃん」が、自分を救うために「怪物」になっていく。その恐怖が、咲希の心に雫の死以上の深い傷を刻む
カエルタマゴ
カエルタマゴは起き上がるとぞろぞろと現れる
カエルタマゴ
愛莉
えむ
逃げる司を、愛莉たちが必死に追いかける
類
絵名
類
類も慌てて追いかける
司を追いかけるえむたちとは対照的に、一歌や冬弥たちは、その場に縫い付けられたように動けない
絵名
一歌
冬弥
絵名
志歩
絵名
奏を失い、瑞希も奈落へ消えた絵名にとって、目の前の「綺麗な信頼関係」や「沈黙」は、反吐が出るほど偽善的に映っていた。 冷めた瞳で志歩を見つめる絵名。彼女の言葉は、溜まりに溜まった毒液のように溢れ出す
穂波
絵名
志歩
絵名に指摘された瞬間、志歩の呼吸が止まる
穂波
出口に向かった司たちの喧騒とは裏腹に、残された広場には、修復不可能なほど粉々に砕けた「信頼」の破片だけが散らばっていた
愛莉
愛莉の声は怒りに震え、その目には大粒の涙が溜まっている
えむ
咲希
咲希
えむ
退園ゲートの近く、司達はカエルタマゴに囲まれていた
司
カエルタマゴ
カエルタマゴの冷酷な沙汰。最早これまで…と思われたその時、まふゆが二人の側に現れる
まふゆ
司
まふゆ
司
司は初めて咲希の顔をしっかり見る。掴んでいた咲希の手首を見ると、そこには紫色のあざができ、咲希は恐怖でガタガタと震えている
司
司の手に持っていた奪ったメダルが、重い罪の塊のように感じられ、地面にこぼれ落ちそうになる
愛莉
そこに駆けつけた愛莉が叫ぶ
コメント
1件
うわあ…第14話、めちゃくちゃ重かった……💧 司くんのあの狂った笑い方、完全に「シンゾウ観覧車」の呪いに蝕まれちゃったんだね。優しかったお兄ちゃんが怪物になっていくのを目の当たりにする咲希ちゃんの心情が痛すぎる……。 でも最後のまふゆちゃんの「うそつき~!」が、一瞬で空気を変えたよね。子どもだからこそ見抜ける「笑ってない」って核心。あそこで司くんが初めて咲希ちゃんの顔をちゃんと見たのが切なかった……。続きが気になる!