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バリーーーン!!!
アーロン
バッカス
バッカス
キャンドル
¿
ビュン……
ブスッ
カクターン
同時刻
ライ
烏有
ライ
烏有
ライ
烏有
そう言いながら 烏有はタバコに火をつける
烏有
烏有
ライ
烏有
烏有
烏有
烏有
ライ
烏有
ライ
烏有
烏有は笑いながら 運転室へと歩いて行った…
ライ
ビカス
ビカス
ライ
ビカス
ライ
ビカス
ザザザッ……!!
ライ
ハップ
¿
ライ
¿
ライ
ライ
ライ
ライ
ライ
ライ
すると、物陰からビカスが姿を現す
ライ
ライ
ライ
ビカス
ビカスは両手を合わせ、前に突き出す
ビカス
ビカス
ビカス
ライ
ビカス
ライ
ライ
ライは上着のポケットから 瓶を取り出しじっと見る
ライ
ライ
ライ
ライは瓶を投げ捨てる
ライ
ライ
森の中を駆ける
ォォオオオオオオン!!!
ズシャッ!
オオカミを鬱陶しいと思ったことが 初めてのように思える
…
【回想】
ラース
ラース
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
茂みから物音が聞こえ振り向くと 傷だらけのヤンサーが倒れていた
ラース
ヤンサー
ラース
ラース
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
ラース
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
ヤンサー
ラース
僕も好きだ。ヤンサー…
僕があいつを止めないと… 本当に…この島が滅びる………!!
くそ……自然に足が止まる………
体力の限界が………
こんなところで… くたばってたまるか………!
ドカーーーン!!
!?!?
何だ…研究所から爆発音が……!?
炎上する側で
研究員リーダーの首を落とそうとするフードを被った人物が
ラース
ドン!!!!!
¿
ラース
ラース
ラース
ラース
「ごめんなさい」
グサァッ……!!
ラース
ラース
ラース
ラース
ラース
グシャァッ………
バタッ………
ラース
何者なんだ………?
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディ
ケディの身体は光り輝く
そして 跡形もなく消えていった………
ヒュース
「ヒュース〜?」
ガチャリと部屋の扉が開く
母
父
ヒュース
母
父
母
母
ヒュース
・-・-- ・-・・・ ・・-- ・---・ ・- -・ ・・
突然の幻覚 父と母の顔が歪む
ヒュース
ヒュース
グサッ!!!!
ヒュース
俺は勢いよく起き上がる
ヒュース
俺は両手を見る
手首には何も付いていなかった
ヒュース
ヒュース
俺は手鏡で自分姿を見る
俺…正常だよな… 夢の中で幻覚見るなんて初めてだ
-・・-・ ・-・・ -・・-・ ・-・・・ -・- --・
あぁぁぁぁ…!?
何で…!?これは俺じゃ……!?
うわぁぁぁぁぁぁあああぁ!!
「…これが自然に千切れると、 願い事が叶うと言われてるんだ」
「無理に願い事を作る必要はないよ!思いつきでも大丈夫だよ!」
俺は生きるのが苦痛だった
あの日までは…
俺の父・母は名門大学院の卒業生だ 父はサラリーマンとして出稼ぎをし 母は主婦としてずっと家にいた
俺が小学生に入りたてのある時 土曜日に友達と遊ぶ約束をして 出かけた
だが
急に母が来て俺を家まで連れ戻し 罵声を浴びながら俺を叩き回した
宿題は全て金曜日に 終わらせているのに 何故暴力を振るわさせたのか…
当時の俺には分からなかった
無力な俺は部屋で1人 母が買ってきたドリルを 黙ってこなすしかなかった
それから何度か 母には内緒で遊びに行ったが 数日ですぐにバレてまた叩き回され…体の傷だけではなく 心にも傷ができていった
中学校に進学したある日 我慢できず父に相談した
必死に訴える俺を 馬鹿にしたような目で見て
「文句を言うのは それに耐えてからにしたらどうだ」
何も分かってくれなかった
母も俺のような 生活をしていたのかと思い 俺は内緒で母の実家を訪ねた
祖父母に会うのは 小学生以来だったが 2人ともすぐ俺だと分かってくれた
暴力を振るわされていることは 言わずに母のことを尋ねてみると 元から頭が良かったらしい
アルバムを見せてくれたが 体の傷ひとつ無く 幸せそうな母の顔の写真が 溢れかえっていた
家に帰ると 母にどこに行っていたのか聞かれた
俺は正直に答えた
すると 今までにないほど叩き回させた
この時、初めて「死にたい」と思った
高校に進学した時 俺は妄想するようになった
父と母が 俺に優しくしてくれている妄想を
だがそれは1か月も持たなかった
妄想をすればするほど 母の暴力が エスカレートしていったからだ
俺はそれに加え
自分自身が 幻覚を見ていて、精神科に通っていて
更に神様の気まぐれで 自分が異世界へ連れていかれるという 妄想をした
これを繰り返すと 気分が軽くなっていった
母の暴力がエスカレートする 「マイナス」部分を 「プラス」に変える
そんなことを繰り返すたびに ある思いが込み上がってきた
「妄想の中で人を殺せば もっと気分も楽になる」
「死にたい」から「殺したい」という感情が込み上がった時には もう遅かった
妄想の中では満たされず 妄想か現実かも分からず 俺は…
…
俺は愚かで歪んだ人間だ 死んで当然だと思っている
そうだろ…?先生…