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故意を抱いて

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故意を抱いて

4 - E p i s o d e . 4

♥

6

2022年06月10日

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そして翌日

ゆめ

おはよー

月琉(ルル)

おはよ!

ゆめ

いや、聞いてよ〜

月琉(ルル)

ん〜?

ゆめ

昨日さー

nk

せんぱーーーーーーい!!!

月琉(ルル)

うん

ゆめ

昨日トッポ食べようと思ってたんですよ

月琉(ルル)

うん

ゆめ

食べられた

月琉(ルル)

あー、和樹くんに?

ゆめ

そうそう

月琉(ルル)

どんま

nk

せんぱい!

なかむくんの声を無視して話をしてたらいつの間にか背後に来てた(こわ)

ゆめ

うっっ

ゆめ

わ……

nk

うわってなんですか!

ゆめ

なっ

ゆめ

そんなんびっくりしたに決まってるでしょ

nk

そうですか

nk

ところで先輩?

ゆめ

はい

nk

LINE交換しましょ?

ゆめ

は?

nk

僕、先輩ともっと近ずきたいんです

ゆめ

うん、そっか

ゆめ

てならんけどな?

ゆめ

てかさ

ゆめ

チャイムなるよ?

nk

いいんです

nk

先輩と一緒なら

ゆめ

(可愛い…すっごく可愛いけど……)

ゆめ

あなたは私の彼氏かなんかなんか

nk

違いますよ笑

nk

(本当はそうでありたいけどな……)

ゆめ

いいからさっさと帰りなさい

nk

やです〜

月琉(ルル)

なかむくん

月琉(ルル)

帰ろっか

sha

そうだぞ

月琉(ルル)

わっ!

月琉(ルル)

いつの間に

sha

さっきです。なかむがここに来たって聞いて

月琉(ルル)

そっかそっか

sha

うっす

sha

早く帰るぞなかむ

nk

うぅぅ……

nk

あ、待って

sha

ん?

nk

今日の放課後、楽しみにしてますね、センパイ

nk

頑張って部屋掃除したんですから、ね

sha

周りに余裕で聞こえてんぞ

周りの人に聞かれ、そこから広まり、なかむくんの学年と私の学年での噂になった。最悪。

しかも

『なんかとゆめが付き合ってるらしいぞ!』 だとか 『もう家行く関係なんだって!』 だとか 1番嫌な感じの噂で広まった

ゆめ

なかむ許さん……

月琉(ルル)

なんかやましいことでも

ゆめ

うるさい

sha

お騒がせしましたー

ピシャンッ

ゆめ

……どうしようぉ…泣

月琉(ルル)

ま、何とかなるって!

ゆめ

バカじゃないのぉ…泣

月琉(ルル)

酷いな〜

月琉(ルル)

私が居るから大丈夫でしょ

ゆめ

そうだけど、

ゆめ

なかむファンから恨まれないかな…

月琉(ルル)

そこかいっ!

そして放課後

ゆめ

ついに来た……月琉一緒に来てくんない?

月琉(ルル)

やだよ……

月琉(ルル)

なんで私がなかむくんの家に行かなきゃならないの

月琉(ルル)

興味ないです!

ゆめ

私もだよ!

クラスメイト

ゆめちゃんあの可愛い子の家行くんでしょ?

クラスメイト

いいなー、可愛いし、性格よさそうだし

クラスメイト

付き合ってんのか!

ゆめ

なわけないでしょ!

クラスメイト

あいつ顔いいじゃん

ゆめ

分かる

ゆめ

けど好きでもなんでもないの!

nk

先輩!

nk

迎えに来ましたよ!

クラスメイト

ほら、噂をすれば

ゆめ

ってか!勉強教えるだけだっての!

ゆめ

(そうだよ、教えるだけ)

なぜこんなに抵抗していたんだろう

ただ勉強を教えるだけなのに

ゆめ

あんたは月琉に早くアタックしろ

クラスメイト

っ…早く行けよ

ゆめ

はーい

ゆめ

じゃ、行くね月琉!帰り気をつけてね

月琉(ルル)

うん!

クラスメイト

な、なー月河

クラスメイト

方向一緒だから、一緒に帰んねえ?

ゆめ

(やるじゃん…w)

nk

先輩?

ゆめ

ん?

nk

なんでそんなに変な顔してんすか

ゆめ

行こうかなかむくん

nk

ここです。

nk

部屋番覚えといてくださいね!

ゆめ

217ね!

nk

うっす!

nk

じゃ、どうぞ

ゆめ

おじゃましまーす

nk

はーい

nk

座っといてください

nk

飲み物持ってきます

ゆめ

うんありがと!

ゆめ

(綺麗な部屋だな…)

nk

部屋綺麗でしょ?

nk

昨日頑張って掃除したんです!

ゆめ

ありがとねw

ゆめ

よーし、頑張ろっか!

nk

はい!

数十分後

nk

先輩、ここってなんですか

ゆめ

ん?そこはね〜〜で

nk

(やっぱ先輩すごいな…)

nk

(距離、近い……)

nk

(はやく、俺の隣にならないかな…)

ゆめ

だからこの答えになるの

nk

なるほど、!

nk

さすがっす!

ゆめ

そんなことないよw

nk

もっと自信持ってください!

ゆめ

え〜w

nk

なんでですか、w

nk

あ、休憩しますか?

ゆめ

そうする?

nk

はい!

ゆめ

いやぁ〜、疲れたねー

nk

ですね

nk

(先輩…)いい匂い……

ゆめ

ん?なにが?

nk

(そうやって可愛い顔して、無防備で、僕のことを見つめてくれてる先輩が…)

nk

(愛おしくてしょうがない)

nk

……

nk

あの、先輩

ゆめ

ん?

nk

俺、先輩のこと

nk

nk

好きです

ゆめ

…え?

nk

(もう…無理です、先輩)

nk

(気持ちが、抑えられない…)

nk

っ……好きなんです

nk

先輩のことが、、

nk

大好きなんです…っ、

ゆめ

な、なかむくん…?

nk

ご、ごめんなさい…

nk

でもっ、

ゆめ

分かってるよ

ゆめ

なかむくんが嘘をつくような人じゃないってことも

nk

…!

nk

じゃあ…!

ゆめ

でもさ、

ゆめ

まだ…早いよ……

nk

なんでですか

nk

俺だって、本気で好きなのに…

nk

(ああ、だめだ……)

nk

なんでそんなことっ!

nk

(こんなこと言いたくない…)

nk

俺はっ…!

nk

先輩の全部が好きなんです!

nk

(先輩を、傷つけたくない……なのに)

nk

だから、俺に知らない先輩も知りたいんです!

nk

俺の知らない先輩を、、

nk

nk

見せてください……

nk

(なんで……っ、)

ゆめ

なかむくん!

nk

嫌です…嫌なんです……

nk

今の先輩を、誰かに見られるのが…

なかむside

nk

嫌です…嫌なんです……

nk

今の先輩を、誰かに見られるのが…

気づけば、無意識に、先輩を押し倒していた

おかしい。先輩 、本当に……ごめんなさい

ゆめ

なかむくん…?

その可愛い顔が、

nk

大好きなんです…っ

nk

俺の事、許して、くれますかね…?

ゆめ

いや、えっと……

ゆめ

それもちろん、許すけど…

ほら、またそうやって優しくするから、もっと先輩にハマってく

nk

けど?

ゆめ

なんでこんなこと、

nk

……好きな人にやって何が悪いんですか

ゆめ

だって、付き合ってるわけでもないでしょ…?

nk

そうですよ

ゆめ

だったら

nk

でもなんで

nk

僕は本気で先輩を愛しているのに

nk

なんでこの気持ちを受け止めてくれないんですか

ゆめ

まだ私はあなたと親密な関係じゃない

nk

あなた、、って、なんですか…笑

nk

もう名前すら呼びたくない?もう顔を見たくない?

nk

ああ、それか

nk

あの先輩の時と同じ恐怖を感じてる?

ゆめ

っ……

なんでそんな顔をするんだ

nk

そうなら早く言ってくださいよ、笑

nk

でもそうじゃないとしても嫌なのには変わりない?

nk

僕が悪い?ああそうですよね、無理やりこんなことして

nk

しかも先輩という立場の人に

nk

分かってますよ、でも僕は先輩のことが好きでやってるんです

nk

悪気はないわけでしょ?

ゆめ

それは 、っ、、

nk

だったらいいって問題じゃないのも分かってます

nk

分かってますから 、俺を見て…

ゆめ

違う、違うの

なんなんだ、そこにある感情は

nk

ねえ先輩

nk

早く、僕の物になって

ゆめ

お願い、聞いて……

nk

っ、

そう言う先輩は涙目になっていた

強く手首を握りすぎた

nk

す、すみません…

したかったことはこんなんじゃない

なのに

貴女が

ゆめ

ううん、いいの

そんなにも優しくするから

nk

先輩…

先輩から抜け出せないんだ

ゆめ

大丈夫だから

ゆめ

ほら、休憩終わり!

ゆめ

続き、やろ?

"ね?"と苦しそうな笑顔を向けてくる先輩は、どうしても俺の中で消化しきれなかった

ここに来てから1時間ほどたった

ゆめ

今日はありがとうね

ゆめ

私の教え方で良かったかどうか…w

nk

そんなことないです!

nk

勉強になりました

ゆめ

なら、良かった

ゆめ

じゃあ、また明日ね

nk

はい、

nk

ありがとうございました

nk

おやすみなさい

ゆめ

おやすみ

バタンッ

ゆめ

はぁ……

正直、今日あった事は忘れる気がしない

それに、怖かった

星出先輩の時みたいに

あの時みたいになるんじゃないかって

でも、なかむくんは優しいから大丈夫って、そう言い聞かせてた自分がいた

ゆめ

(これからうまく付き合っていかないと……)

ゆめ

(早く帰ろっと)

nk

やった……

先輩が帰った後

寝る前になってもあの時の先輩が脳裏にある

冷静に考えるまでもなく俺はやってしまったんだと分かった

明日、どう顔を合わせばいいのかが分からない

みんなにも、月河先輩にも、どう説明すればいいのかが分からない

悪いのは

自分だと

分かっているのに

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