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謎の男

あの、100万円チャレンジしませんか?

あやか

(なにそれ!?怪しい笑)

謎の男

最後の1名様(一命様)を募集してます。

あやか

(最後の1名か…どんな内容かだけ聞いてみようかな。)

あやか

どのような内容ですか?

謎の男

あ、はい。

謎の男

一時間何も発さずに真っ暗な部屋にいるというものです。

あやか

声を出してはだめということですか?

謎の男

はい。その通りです。

あやか

(なんか、簡単そうだから、やってみようかな)

あやか

(いや、待って。怪しすぎる…絶対に何かあるはず!)

あやか

あのー、

謎の男

はい?

あやか

まさか、その暗闇の中で、なにかされるとかですか?

謎の男

いや、何もしないです。
とにかく、声を出さないでください。

あやか

なのに何で、お金が発生するんですか?

謎の男

それは…

謎の男

もうすぐ死ぬからです。

謎の男

家族もおらず、お金が余っているので、なにか企画をして、それを受け取ってもらおうと思ったからです。
ちなみに、過去に同じような事をやってますが、失敗した人はいません。

謎の男

私の供養と思っていただけたら…

謎の男

他の方も快く了承してくださいました。

あやか

(なるほど…怪しいけど、100万なら…しかも、失敗した人がいないなら…)

あやか

わかりました!やります!

謎の男

ありがとうございます。

謎の男

では、今週の木曜日空いてますか?

あやか

はい。

謎の男

夕方5時に、ここへ。

木曜日 夕方5時

謎の男

お集まりいただき誠にありがとうございます。スマホなどの電子機器等をこちらの箱にお入れください。

謎の男

では、各部屋に一人ずつお入りください。

あやか

(30人くらいいる!すごい!えーっと、全員で3000万か!金持ち〜)

なんの変哲もない部屋に入った一同。

謎の男

では、今から、各部屋を真っ暗闇にします!

謎の男

では、一時間頑張ってください!

あやか

(うわ!暗っ!でも、一時間なら…)

あやか

(何も話しちゃだめだからなぁ…)

あやか

(スマホもないし暇だなぁ…)

隣の部屋の人(13)

う…

隣の部屋の人(13)

うっ…

隣の部屋の人(13)

たす…け…

あやか

(え…なに!?しかも声出してるし…)

謎の男

おっと、13番さん声出してしまいました!失格です!

あやか

(何でだろう…過去にもやったことあるって言ってたけど、失敗した人はいないって…)

あやか

(何があったのか知りたいなぁ)

ガラガラ… ガラガラ…

あやか

(何!?なにか運んでる!?)

あやか

(ん?なにか聞こえる?)

謎の男

初めてだよ…あんな…は…

あやか

(ん?うまく聞こえない。でもなんかヤバそう!逃げないと!)

あやかは、部屋のドアを開けようとしたが、外側から鍵がかかっていて、開かない。

あやか

(スマホもないから、誰にも連絡が…)

45分後

あやか

(何も物音がしなくなった…まさかみんな…)

隣の部屋の人(15)

あの…聞こえますか?

隣の部屋の人(15)

聞こえるなら、壁を叩いてください。

あやか

(え!?私が14番だから、15番の方かな。)

あやか

(話してるし…見つかったら…)

あやか

(ドアを開けようとして、殺されてないから、壁を叩くくらい大丈夫なはず…)

ドン!ドン! あやかは壁を叩いた。

隣の部屋の人(15)

お、生きてるんですね。

隣の部屋の人(15)

私の推測だと、あなたと私以外死んでます。

あやか

(え…うそ…)

あやか

(なんでわかるんだろう…声出しちゃだめだからなぁ聞きたくても聞けない…)

隣の部屋の人(15)

なんで分かるのか、疑問に思いました?

あやか

(うんうん!思いました!ナイス!読み!頭いいじゃん!)

隣の部屋の人(15)

それはね…

隣の部屋の人(15)

私が、企画者ですから。

あやか

(えっ…企画者!?)

隣の部屋の人(15)

今からあなたと所へ行きますね…

隣の部屋の人(15)

思わなかったのですか?なんでこいつ話してるんだろうって…

あやか

待って!来ないで!

あやか

私を殺してどうする気!?

謎の男

ん?14番さんがうるさいですねぇ…

謎の男

仕方ないですねぇ。楽にさせてあげましょう。

あやか

ねぇ!返事をして!

ガチャ。

謎の男

Hello。

あやか

やっと会えたね。
私をどうする気!

謎の男

ん?どうする気って、殺すんですよ?この銃で。

あやか

他の人もそうやって、殺したの?

謎の男

ん?殺してなんかないけど?

あやか

とぼけないで!生き残っているのは、私とあなたの二人だけなんでしょ!

謎の男

誰がそんなこと言ったのですか?

あやか

あなたでしょ!とぼけないで!

謎の男

一つ言えることは、持病で倒れた方以外元気なはずです。

あやか

えっ…。

あやか

じゃあ私を騙したのね!

謎の男

騙してないと思いますけど?証拠は?

あやか

だって…さっき隣の部屋から…そう!15番さんよ!それがあなただって!

謎の男

そういったのですか?15番さんは寝てますけど?

あやか

そいつは、寝てないわ!寝たふりよ!

謎の男

言い訳はいいですから。では…

あやか

や…め…

あやか

て…ね?

パーン! パーン! パーン!

謎の男

うるさい女だったなぁ。

謎の男

持病の発作で倒れた13番さんは、台車で運び、車に乗っけて、近くの病院へ運んだしなぁ。声出したけど、持病じゃ仕方ない。

謎の男

(その間は留守にしていたから、15番さんは14番さんに話していた…)

謎の男

まさかね笑

終了!!!!!!!

謎の男

時間です!みなさん!
ありがとうございました!
もう声出して大丈夫です!

参加者たち

おー!やっと終わった!

謎の男

では、皆さんに手渡しで100万円を…こちらに並んでください!

隣の部屋の人(15)

まさか、あんな事になるなんて、ほんとに残念だねぇ。あの、14番さん…

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