俺の世界に色はない

この光景この前見た。

そうだな〜

翔陽は溜め込みすぎるんだよ

そうだな

翔陽！早く目を覚ましてよ…

ん

研磨おはよ

おはよじゃないよバカ！このバカ！

ごめんごめん、、、ありがとう！

へ？

夢の中に研磨が出てきた(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)

それで早く目を覚まさないとって思ったの！

そっか、、、

あの。もうすぐご飯です！

お、、、もうそんな時間か行くか！

うん…翔陽

翔陽は何を隠しているの。

っ食堂で話すね…(怖い)

主は引っ込んでろ

引っ込んでろ？

んで話してくれる？翔陽…

うん。

何から話したらいいかわかんねぇ、、、

まぁ多分皆気づいていると思うけど俺はが見えないの。それは生まれつきで

俺の目に写るのは白か黒だけ。

モノクロで映る景色、モノクロですしか見えない人達。

それが普通だと思ってた。俺だけじゃなくてみんなもモノクロなんだって。

お母さんにもそんなこと言っても話が通じなかった。冗談はやめてって言われた。

俺が小学生の時、色が見えないことが珍しいって言われた。俺は晴れてる日も全部曇りに見える。だから今日曇ってるねって小学生の時に言ったら「翔陽君色見えないの？今日晴れてるけど」って言われいじめられるようになった。みんなから気持ち悪いとか色々言われるようになったけど。俺はずっと笑顔で耐えた。笑っていないと自分の中のものが壊れるような気がしたから。

そのいじめは段々なくなったけど友達は出来なかった。話しかけても気持ち悪いで終わるから。

中学生では俺は笑わずに過ごそうって思って俺は笑うことをやめた。いや笑えなかった。またいじめられるような気がした。

中学生では友達できた。色が見えないこと言わないように。バレないように工夫した。

けど中学2年生の時、唯一できた友達には色が見えないこと言った。そしたら気持ち悪いって言われ、その事が学校全体にバレた。先生にもバレた。

それを機に先生は俺を贔屓するようになった。それを皆は気に食わなかったのか余計いじめられるようになったから先生に言った。俺を贔屓しないで欲しいってその話は水に流されたかのように、次の日からはもっと贔屓されるようになった。

色が見えない俺を見て皆化け物って言う。そして笑えって言う。そんな日々が続きあっという間に高校生。高校生ではずっとテンション高めで行こうって決めた。色のことはどれだけ信用してても言わないように。バレないように頑張った。

けど言わないと逆に怖くなった。言いたいけど言えないそんな毎日が続いて今がある。

今は幸せだと思ってもいつかは壊れる。

俺は笑えていた？テンション高いって思った？隠し事してるように見えた？

俺はあの日日向が倒れたの見てびっくりしたよ。けどその時びっくりしたのが倒れる時も日向は怯えた顔をしたこと。いつも楽しそうに笑ってる日向が怯えた表情した時俺は頭が真っ白になった。日向は笑えていたよ。隠し事してるようには見えなかった。あくまでこれは俺の感想。

日向。悔しくないのか？

！悔しいよ。俺は普通の人と少し違うだけ。ただ少し違う。色が見えないだけ。俺だって普通に生きたかった。みんなと笑っていい景色を見てけどそれができない俺は必要ないって思う。

何言ってんだよ！日向は俺を助けてくれたじゃん！俺は日向の言葉に助けられた。だから俺を頼れよ。俺はお前の相棒じゃないのか？？

！相棒…俺は影山の相棒！

そうだよ！これからは頼れ！

コートのこっち側は味方だろ？けどこれは試合じゃないここにいる人は皆日向の味方！だから迷惑かけろ！

う！はい！

ありがとうございます！

良かったね。

うん！ｸﾞｽ

ほれ泣くな泣くなご飯食べるぞ-!

うっす！