桜笑
桜笑
桜笑
ガタッ
鈍い音がすると死神くんは天から舞い降りたかのように窓から入ってきた
桜笑
桜笑
桜笑
ホッとしたかのように笑ってから死神くんはあたしを見る
それだけ言うと死神くんと見習いくんは窓から飛び出した
俺の横をふわっと飛んでいる"死神くん"を見る
死神にもできないことがある
それを補うために俺がいる
あの子の世界を変えるために───。
…───だから、まだ気づかないでね
京介
京介
座っているあたしの上からぐーっと体を曲げて顔を覗き込む宮代くんが目に映る
桜笑
あははと笑って返したあたしの隣に宮代くんは腰掛ける
桜笑
桜笑
京介
桜笑
午前8時ごろ
8時半までの登校であるここに通う生徒は電車通学が多いせいか割とみんなギリギリの時間に集う
月曜のこんな時間にわざわざ来るのも、もちろん屋上にいるのもあたしたちくらいだ
京介
京介
桜笑
桜笑
京介
京介
桜笑
桜笑
京介
桜笑
京介
桜笑
京介
京介
桜笑
桜笑
京介
京介
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
京介
桜笑
桜笑
京介
桜笑
桜笑
京介
桜笑
桜笑
京介
桜笑
京介
桜笑
〜♪〜〜〜♪〜〜♪
桜笑
桜笑
京介
──なんも知らないくせに言うなよ
京介
京介
そんな風に言いながら困ったときはほっとけないように見えるけど
京介
京介
京介
ていうか!宮代くんの好きなサッカーだって1人じゃできないじゃん!
京介
京介
京介
京介
あいつが去って数分ほど
チャイムまでに教室に戻るため、誰もいない屋上から人の多い校舎に入る
ギイッと音のなる建て付けの悪い扉はある少女を思い出させた
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コメント
6件
え、見習いくんと桜笑さんって実は知り合い…もしくは一方的な知り合い、だったりしそうな雰囲気……。でも、病死っていう1つの死因が消えて良かった……😖💭 宮代くんは1人が好き、っていうけど本当は皆でワイワイ楽しく騒ぐのも心のどこかで何かしらの良い感情を持ってそう……🤔 んー!?最後のめちゃくちゃ気になるんだが!?え、ちょ、読みたい…けどもうすぐ駅着いちゃう……!!!え、あ、どーしよ……!!!((
気づかないでね…少女…。 それぞれがちょっとずつ本当の気持ちとか素顔を明かしていくのかなって思うとすごく楽しみです!